久しぶりに大きな地震がありました。
賢は47年前の宮城県沖地震を経験しています。
わたしはバリバリ現役だったので、当然在宅していませんでした。
急いで帰宅したら、いろいろなものが壊れたり散乱して足の踏み場もなかったです。
状態としては、東日本大震災の時と同じくらいです。
ライフラインが止まった中で、賢に大変に困りました。
まず、ご飯を食べない。
完全手作りだったので、賢の分のご飯(銀次郎並みに好みが激しい)に事欠きました。
人間の缶詰食べさせるわけにいかないですから。
次いで、余震を大変に怖がりました。
これを大反省して、純からはわんこ用の防災用品そろえておきました。
それと、ドライフードを食べさせる。
本当にわんこの健康に優しいドライフードが出てきたのは、金太郎からです。
その当時は、うえっと思うようなフードでしたが、飢えさせるよりはよいと。
朝ごはんにドライフードを混ぜているのは、このためです。
銀次郎がうちの子になった時点で、リュック型のキャリーを購入しました。
ふたりだっこして避難というのが、無理な事態もあろうかと。
普段は、そのリュックのなかに、
ナップサックに防災用品を入れて、すぐに手の届くところに置いてあります。
東日本大震災を経験したのは、惇と青太郎です。
青太郎は9か月でした。
この時は、私とタクシーの中です。
車の中は、倒れてくるものがありませんから、うちに居るよりは恐怖心は少なかったでしょう。
地鳴りの音と、揺れのすごさにびっくりしていたと思います。
縦揺れのすごさにタンクシーの天井に頭がつきそうでした。
ですが、ふたりは鳴き声も立てず、キャリーのなかでじっとしていました。
夜、ライフラインがすべてとまった中で、ラジオの電源ランプの明かりがものすごく心強かったです。
(懐中電灯はありましたよ)
わたしは立場に鍛えられて(教頭せんせいでした)鉄の女です。
私自身が動揺してなかったから、ふたりは怖さの中でも眠れていました。
わたしにべったりくっついていましたけどね。
翌朝からヘリコプターの大編隊が捜索や物資搬送に飛び回っていました。
余震よりも、惇と青にはその音が怖かったようです。
わんこのためにどんな防災用品をそろえたらよいか。
これは、各家庭の状況で違ってくると思います。
一人っ子と多頭。
ちびさんか、お年寄りか。
ペットシーツを使っているかどうか。
健康か、病気を持っているか。
基本的なところは、人間と同じです。
わんこならでは、というものの筆頭はハーネスとリードでしょう。
迷子札もあるといいかなぁ。
うちは、普段使いのハーネスと防災用品の中のハーネス両方につけてあります。
惇青玄(金銀のもあり)のですが、電話番号は一緒なのでいろいろなものにつけてあります。
我が家は、基本、車で避難と考えています。
それが、可能かどうかも大事な点でしょうね。
この機会に、うちの子の防災、考えてみてくださいな。
準備万端のかたは、ぜひその「知恵」をお友達わんこたちに伝授してあげてくださいね。