おばちゃんの備忘録

物忘れが特技となってしまった自分のために、日々の出来事を記録しておきます。

スイセン

2013-05-10 | 日記
朝刊の女性限定投稿欄に懐かしい方の名前を見つけました。
実家の近所に住んでいた同級生のお母さんです。


内容を要約すると…

被災した自分の家のそばに桜の花がきれいな公園があった。
20~30本あった桜の花びらで近くの用水路に見事な花筏ができ、
ほんのり香り立つ情景が好きだった。

花筏が気になり水路をたどって行ってみたら
桜の木はみんな枯れていたが、
水路の向こうに見事な水仙畑が広がっていた。

自分は高齢を理由に懐旧の情にとどまっているが、
「老いにはとらわれず、今できることに意欲を持つことが一番。」
…と水仙に語られている様な気がした。




先日、散歩の途中でこの公園跡を通りました。
「スイセンプロジェクト」のボランティアさんたちが
瓦礫を取り除き開墾して球根を植えてくださったのです。
殺伐とした風景の中に現れた水仙畑を見て、
この投稿をした同級生のお母さんも心を癒されたことでしょう。

ワタシの住む団地の子供たちは被災した集落跡を通らないと
小学校に通学できないのですが、この通学路にも
子供たちを見守るように水仙が咲いています。


この公園にはワタシも思い出があります。
広い駐車場があり息子たちが小さい頃三輪車でよく遊びました。
奥にはゲートボール場があり亡くなった父が本気で勝負していました。
満開の桜の下で母はご近所のお仲間と公園に「出前」を取って、毎年お花見をしていました。

この記事を読んでしばし想い出に耽っていましたが、
そう!そう!!
「今できることに意欲を持つ」ことも大事なんです。