穏やかに…シニアブログ

日常・民話など

白い真夜(まよ)

2022-01-16 19:25:46 | 

西国33番札所(奈良・京都・大阪・和歌山)を模して 藩主が「久保田33番札所巡り」を

数百年前に、地元に作ったそうだ。昔は遠くて、秋田から行けなかった。

歴史のある行事だが 亡くなった近親者の戒名を記した 木札または 紙札を

33枚用意して 1~33番札所に 貼り付ける(打ち付ける) そこでふだらく(御詠歌)を歌い

故人の成仏を祈る。3年間続けるのがきまりと言われている。

 

それが 「札打ち」と言われる行事です。(現在は ほとんど紙札を貼っている)

1月16日 午前0時に 1番札所~熊野神社(神仏分離以前は真言宗の寺院)から スタートする。

私も 連れ合いのために3年間続けた。吹雪だったり 大雪だったりの深夜を 33か所を詣でました。

 

                 その時の事を 書いた詩です。

「白い真夜まよ

のんのんと 雪が降る

遠くへ逝った きみを偲び

雪の街を歩く

三十三の札所巡り

午前零時 壱番札所 

急な参道を 上って行くと

檀家の 女たちのたたく 

鉦の音が もの悲しく聞こえる

 

雪は止まずに 降っている

あたたかい甘酒で 迎えてくれる札所に ほっと一息

次なる札所へ向かう 赤い帽子と腹がけの

六体の お地蔵様が

「寒い夜を ごくろうさま」と 出迎えてくれた

境内に入ると すっぽりと雪に覆われた

墓石の モンスターたちが 

のっし のっしと 襲いかかってきそうだ

 

三十三番 最後の札所

雪の中に  きみが佇んでいる

「寒い夜を 俺のためにありがとう」と

かすかに ほほえんで

雪の中に 消えてゆく

雪はまだ 降りやまず

ひたすら歩いた 白い真夜

 

当時を振り返ると、ずいぶんと雪が多くて 寒かった。

現在の方が 雪も少なく気温も暖かい。

市の 東西南北を 何時間歩いたのか 定かでないが 思い出深い・・・

今夜も 午前零時にスタート 三十三ケ所詣でる 方たちがいることでしょう・・・

                      コメント欄とじています


月の雫

2021-10-28 19:57:32 | 

寒くなってきたので、〇〇テックの肌着シャツ、タイツなど購入して来ました。

某店から先に、似たようなのを購入し、先日 すごく寒い日があって、

着たのですが、全然暖かくなかった(^^;

やっぱり、本家のものでないとね。お値段は1枚につき300円高かったですが

これから、寒さが強くなるので あたたかさが1番です。

 

  詩 月の雫

里芋の葉に 小さな月の雫が 

しがみついて 銀色に光る

つんと 葉をつつくと

小さな雫が 寄り集まって

葉の真ん中に 大きな雫になる

 

太陽が昇るにつれて その角度がちがい

雫は キラッ キラッ キラッ

輝きはじめる まるで純真な

子どもの 目のように

清く 美しく 輝く・・・

  里芋を 今は植えてませんので ネットから画像を お借りしました。⇧

 

 寒さが 日に日に・・・ みなさま風邪をひきませんようにね。


八月の青い鐘

2021-08-17 18:54:23 | 

振り返り記事が 届きました。

ツリガネニンジン 今年も 2メートル位の高さまで咲いています。

移植した時は、1メートル位でしたが、草ぼうぼうの敷地が

気に入ったのでしょうねぇ(^^; 増えて茎が10本以上になってます。

  ☜ 今年の画像です1

 

 モミジバアオイも、ぐんぐん伸びて2m位に。次々と花が咲いてます。

 

 よろしかったら、昨年記事も あわせてご覧くださいね~

 

 
8月の青い鐘

8月の青い鐘 風にゆれる 小さな青い鐘鐘の音 空のかなたまで 届けとばかりに ゆれる おろかな戦争により犠牲になった 多くの人の命 敷地に根付い......
 

 今日は涼しいので(25.5度) 草とりをがんばりました。

 私って、バカで休憩もしないで 5時間もず~っとやっていたら

 首が苦しいやら、腰が痛いやら 日頃あまり動いて無いからです(^^;

 ホント・バカです・・・  今夜遅くから~明日は雨です。


飛翔

2021-08-15 11:07:44 | 

各地で、線状降水帯による豪雨の被害の ニュースを見るたびに 心が痛みます。

被害に遭われた方に 心からお見舞い申し上げます<(_ _)>

 

 

飛翔

夏の朝 稲田の上に

何かがきらめいた

陽の光をあびて 無数にたゆとうもの

目を凝らして よく見ると

なんと! トンボの大群

低空を乱舞するものと 緑のナイフにつかまって

羽ばたきの 練習をしているものと・・・

 

春から 何度か農薬のシャワーを浴びてきた 

ヤゴたちは ひっそりと泥の中で 息づいて

いま ようやく飛翔

やったね! 赤トンボたち

ちいさな生命たちの エネルギーを感じ取った

至福の ひととき

 

暑い夏を避けて いったん 高い山に移動

やがて 空いっぱいに

赤いヘリコプターの 大編隊が

秋を乗せて 里に帰ってくる

 

  だいぶ前ですが、散歩中に見た光景を元に書きました。

  あの光景、今でも目に残ってます、忘れられません。

  赤トンボの数も減りましたが、いまごろは高い山にいるはずです。

  秋になると 空に赤トンボの 飛行隊が帰ってきます。

  なぜ、少なくなったのでしょう・・・  農薬のせいでしょうか・・・

         

 

    稲穂がだいぶ垂れてきた。今年は早いなぁと眺めています。

 

        ―コメント欄閉じてます―

 


2021-05-20 09:19:58 | 

まとまった雨が降り、緑がとても鮮やかになった。

 

詩   緑

 

緑の風が吹くと 早苗がゆれる

満面に水をたたえた代田 湖のよう

一夜あけると もう緑の大地

田植え機に踏みつぶされ 泥に埋もれた早苗は

いつの間にか スクッと立ちあがっている

そんな早苗に 強くなれと励まされているr

 

緑の風が吹くと 小手毬はずむ

青空に 白い小手毬 てんてんてん

風があそんでいるよ まりつきして

里山にも 濃緑 黄緑 薄緑と

さまざまな 緑の毬が重なって

ひとつ コロンと まろびてきそう

 

良かった・・・

緑の美しい この国に生きられて

あたりまえの この風景に感謝

いまだ 内紛や戦いの絶えない国がある

風よ この美しい緑を とどけてくれないか

逃げながら生きている 人々の こころの砂漠に・・・

大手毬 ⇧ (植物園)

*敷地の小手毬を 昨秋、根元から切ったので 今年は花を付けない。

当たり前の 緑がある風景だが  当たり前で無い国もある。

コロナはワクチンで いつか絶える日が来る

内紛や、宗教的な争いの絶える日はあるのだろうか・・・

 

雨の休息日のようです お日様が顔出して来ましたよ