障害に負けず 口に筆をくわえて、詩画(しいが)を書き続けている作家
佐々木ひでおさんの作品に感銘を受けている。最初に作品と出会ったのは24年ほど前。
相方が突然逝き、その事をまだ受け入れられないで うつうつしていたころだった。
秋田市アトリオンで開催された、佐々木さん初の個展会場。作品を見てまわり涙が止まらなかった。
私は、こんなことをしていられない。しっかりしなきゃ!と 気づかされた。
佐々木さんは24歳の時の交通事故で、首の骨を折り首から下が麻痺し、手足が不自由になり
握力もないという。口に筆をくわえ花を題材にした作品が多かったように記憶している。
お母さんの好きなあざみの絵と 感謝の言葉がとても心に響いた。
水彩画と詩を組み合わせた詩画で 数々の賞をいただいているとか。
近隣の市町村で展示会が開催されると 作品みたさに、岩城町、潟上市、などにも足を運んだ。
作品はネット上でも見られるが、やはり直筆の詩画を観たい。
私が1番 心を惹かれている作品は「幸福の木の花」
{辛いという字に棒を1本足すど(足すと) 「幸せ」になる。泣ぐほど辛いどぎ(時)
あど(あと)一つ辛抱すれば 必ず幸せの花が咲く}
⇧これは、私が展示会に行き求めたものです
辛いという字に横の棒を書き加えると なるほど幸せという字になる。
この作品のポストカードを買い求め 辛い時に眺めて、辛さをこらえていた
ある時に、釜石の友人に差し上げた。彼女も眺めているうちに幸せな気持ちに近づいて欲しいから・・・
五体満足のわたしが 重度のしょう害の方に励まされているのも 情けない。
佐々木さんから元気をいただいた。佐々木さん ありがとうございました。
47年くらい描き続けている 佐々木さんの作品はたくさんある。
もう1枚【希望の虹】を紹介したい。⇩
これからも辛い時には A4に大きな字で「辛」と書いて 横棒を1本足して
あと一つ わたしも辛抱することにしよう・・・
コメントありがとうございます。
やはり、口で絵を描く方は他にもいらしたんですね~
本当に尊敬します。全部動かせるのに苦手だからと、やろうともしない自分・・・
佐々木さんの詩画をネットでご覧になりましたか。
ちどりさんも、がんばっていらっしゃるのを、いつも見せて頂きすごいなぁと思っています。
佐々木さんは2つ目の詩をねっとだったか?目にした記憶があります。お名前は覚えてないままですが。
足元にも及びませんが志だけは少しでも近づけるように、生きていきたいですね。素敵な紹介ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
生まれは道川だそうです。今は潟上市か井川町の施設で、絵を描いています。
手は自由に動きますが、絵を全く描けない私です。
ここあさんの仰る通りですね~弱い方から大きな励まし、生きる力を頂いています。
自分が恥ずかしいな(/ω\)
初めてこの方を知りました。秋田の方なのですね。皆さんがコメントされているように、私も星野富弘さんを思い出しました。口で絵や文字を描くなんて、本当に考えられないほどの訓練があっての事でしょうね。
私たちはきっと、強さよりも弱さから、完全よりもどこか不完全なものから、むしろ大きな励ましや生きる力を頂ける気がします。
コメントありがとうございます。
この方は、秋田の方ですので全国では知られてないかも知れません。
星野さんと同じような障害を持つ方です。書籍としては売りだしてないようで
ポストカードだけ売っています。佐々木ひでおさんも覚えて頂いてありがとうございます
つらい時にはジンと来ますね。
この人の事は知りませんでした。ご主人様の事お辛かったでしょうね・・・。
口で筆を持って絵を描かれると・・見ているうちに、忘れていたもう一人、口で描かれていた人のことを思い出しました。当時テレビでしり、絵本を買って確かあったはず・・
本棚を見に行きましたがみつかりません。。何とか上の名前だけ星野さんだったと思いだしました。
みなさん、ご存じで・・・
佐々木ひでおさんしっかり覚えて帰ります。
コメントありがとうございます。
そうですね。星野さんと似ている境遇ですが、彼を支えてくれたのは、お母さん一人です。
絶望の底から一筋の希望を見つけて、こうして人々に感動を与えている・・・
潟上市の施設にいながら、絵筆を口にくわえて、描いている方です。微力ながら応援したいと思います。
こちらこそ見て頂きありがとうございます♪
コメントありがとうございます。
星野さんの本は、いまも何冊かありますが、この方は、画集を出していないと思います。
ネットでのポストカードは販売してますが、施設の方でやって下さるのでしょう。
画材などに充てているかと思いますが、70歳位かな。
当時のことは、記憶が抜けている部分もありますが、海の底で溺れていたような私でした。
コメントありがとうございます。
佐々木さんは、秋田の方ですから全国的には知られていないかも知れません。
お母さんが、農業をしながらこの方をずっと支えていましたが、
高齢になって出来なくなり、施設にお世話になったそうです。
絶望の底からつむぐ言葉と絵、心打たれました。
冨野さんの書籍は、数冊手元にありますが、やはり地元の方の直筆の作品は心をうちました。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、絶望の底を見た方が、このような言葉をつむぐので、
心にスッと入りました。当時は、不幸の海に沈んでいたので、周りがあまり見えませんでした。
佐々木さんの言葉に、ハット気づかされて少しまともな方向に向いた私でした。
この方は知らないのですが、星野富弘さんの画集や本はずいぶん読みました。
お母さまもですが奥様が良かった!!
神様につかわされた方なのかななんて当時は思っておりました。
ミルクさん、相方に亡くなられるというのはストレス度第一位ですよ!!
よく乗り越えられました!!
涙・・・
運命を恨むこともあるでしょう
自力で生きる道 希望を見出した強さと優しさの心が感動ですね
星野富弘さんの画にはに何度か会いましたが 同じような感動で しばらく その場を離れられませんでした
凡人はなかなか教訓や滋養には・・
でも
星野富弘さんと云い
この佐々木さんと云い
やっぱり
絶望の底で立ち上がる人の強さは
真似できませんね
きっと
辛さの強弱に応じて
齎されるチカラも町々なのでしょうか?