愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

母親

2018年04月29日 | 美容

母親というのは歳をとると、どうしてあんなに娘にべたっとくっついてくるのか?不思議に思うことがある。

 

 

当たり前の事だけれど、子供の時と年齢差は変わらないのに、子供が成長するにつれて、段々その年齢差が縮まっていくような気がしてならない。

 

 

 

私の母は施設に入っているので週に1度は必ず、行くようにしている。

 

 

行く都度、私が着ている服、持ち物、同じ物を欲しがる。

 

 

 

新しく買った服を着て行った時、「それ、いいわね~いいね」と羨ましがり、欲しそうな顔をして服の裾をつかんで、すがるような目つきをする。

 

 

 

ここで邪険に出来ないところが娘の悲しいところで、白髪だらけの頭や、目尻の深いカラスの足跡を見ると、つい「いいよ、あげるよ」と言ってしまう。

 

 

「あら、そう、悪いわね」・・・喜々として戦利品の服をさっさと洋服ダンスにしまうわけになる。

 

 

着て行った洋服を脱がされた私は、母が要らないと思うようなババ服を着て帰るハメになる( ;∀;)

 

 

 

月に一度、母の施設に洋服を売りに来る業者がいる。この時に、付き合わされたら、それは悲惨。「お婆さんみたいな恰好は嫌なの」と言って、若い人が着るような服ばかり見ている。

 

 

先日も店員さんをつかまえて、紺と茶色のベーズリー柄の服を指さして、「この模様はナスですか」など、真面目な顔をして聞いているから、私は知らん顔も出来ず、冷や汗が出てしまう。

 

 

娘は困ったと思いながらも母親の面倒をみ、母親の方は娘に甘えてちゃっかり得をする。これから歳を重ねるにつれ、ますます顕著になっていくのだろう。

 

 

 

まるで子供の時の自分と母親の立場が逆転したかのようだ。

 

よくぞ私のような子供を育てたと、感心してしまった弱みが私にはある。

 

きっと、あの時、わがままを言って母親を困らせたバチが今、当たっているに違いない( ゚Д゚)

 

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