朝、晩に体重を測定し記入する日々が続いた一週間後、
徐々に体重が減り始めた。
運動もしないのに、どうしてこうなったのかと考えてみたら、
食事の仕方を変えたのに原因があるようだった。
始めたからには結果を出したいと、
自分に辛くない範囲で食事の方法を考えた。
これまでは朝、昼、夜の順番で食事の量を多くしていたのだが、
昼と夜を逆にして昼にボリュームのある食事を食べることにした。
夜はどうせ一杯呑んで寝るだけなのだから、
それほど量は食べなくていいし、
昼だったら多少、カロリーの高いものでも食べられる。
時々ある会食もなるべく昼にしてもらった。
夜に会食があると、出された量によってとっても困ることがある。
残すのは失礼だと思うので、多いなと思いながら食べると、
後でどうしようもなくなる。
それが昼食だと多少、量が多くても、
夜の食事で調整できるので、とても助かる。
そうい方式でいったら、はじめて20日後には二キロ減っていた。
どんどん右肩下がりになっていくグラフを見て
「こんなに簡単なことで体重が減るなんて」と嬉しくなった。
体重が減っても別に尻は上の方には上がってきてはくれないのだが、
やはり贅肉は取りたい。
私にも明るい展望が見えてきたのである。
2キロ減を維持したまま、朝、晩と体重を測り、
「あと1キロ、あと1キロ」と念仏のように唱えた。
これからどこぞでデビューするわけでもないので、
その体重が維持できれば、私としては満足なのである。
ある日、夜の会食があった。
中華料理を食べることになって、
2キロ減になった私としては余裕で中華料理を楽しむつもりだった。
つづく
シミ、シワ、タルミ専門店
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