今日は朝からとても良いお天気だったので、
滋賀県と福井県の県境にある「赤坂山」に出かけた。
登り始めは、マキノ高原にあるスキー場のゲレンデだ。
昔から「高原」と呼ばれている(呼ばせているのかも)
が、標高は200mだ。
リフトも無く、超初心者向きのゲレンデは、
小学生のスキー教室のみで成り立っていると言っても過言ではない。
私も、このゲレンデでスキーデビューした。
しかし、私の父母の時代にまで遡ると、
スキーと言えばマキノと言うほどの賑わいだったようだ。
初心者ゲレンデを登り切ると、登山道が始まる。
いきなりの急登且つ直登の道がしばらく続くのである。
階段状に整備されてはいるけれど、段差がきつくて、 息が上がる。
山登りなんか止めて、とっとと家に帰りたくなる。
1時間ほどで、あずまやが建つ広場に着いた。
此処から先は少し傾斜が緩み、山腹をジグザグに 登るようになるのだ。
以前よりは登山道も整備され、幾分かは登り易くなった。
しかし、山を整備するのは、即ち山や水源を守る事であり、
ひいては、里に暮らす住民の生活を守る事なのだから、
行政が予算を割くのは当然のことだ。
ゲレンデのマレットゴルフ場や、キャンプ場の 客には、親切だが、
登山客に不親切なのは、 今も昔も変わらない。
昔はスキー場の外の、下の方の空き地が登山者用の 駐車場で、
上の温泉横の駐車場には止めさせてもらえなかった。
「登山の人? ここはアカンで、下、下!」
って追っ払われたのだ。
その時のことを思えば、今は、端っこの方とは言え、
止めても文句言われなくなっただけ進歩した。
登山者だって、町で食べ物や飲み物を買うし、
温泉だって利用する。
それに何より、何十回も来るリピーターなんだ。
何度も何度も、「良い山だ」「良い温泉だ」って
ブログやホームページに書いて来たのに、
奴らの態度は殆ど変わらないのだ。
稜線に出ると、一面ススキの原っぱが広がっている。
何という景色だ!
夏場はササが斜面を覆っているのだが、 今は、 ススキの穂がお日様に照らされ、
キラキラ光って 風に揺れているではないか!
天気がいいので、琵琶湖もくっきりと望むことが出来る。
遠くには伊吹山や霊仙山の眺めも素晴らしい…
下山後はいつものように「白谷温泉」へ直行だ。
今日は麓でマラソン大会が開かれていたので、
まだ2時前だというのに、もう待ち時間が生じている。
だが、ここの温泉は宿泊客も利用するので、 ロッカーの数が少ない。
その分、お風呂も空いていてとてもゆったりしているのだ。
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