一つ前の記事で、コロナ対策について、
>何で、わざわざ遠回りして思いつめ、お金と手間と時間を無駄に使っているのか
と、書いたのですが、オリンピック開催にも同じ事を感じます。ここまで来てもまだやろうとしている悲壮感。
かつてこんな痛々しいボロボロのオリンピックがあっただろうか?
開催中止をうっかり口にした二階さんは、大会関係者からの火消しがあっという間に八方から飛んできた。
利害関係のない国民ならおおかた、「この状況じゃ無理だろうなあ」とうなずいているだろうに。
ツイッターには「#Tokyoインパール2020」というハッシュタグがあります。
インパール作戦とは、敗戦の色濃い日本軍が強行した無謀な作戦。
誰一人インパールにたどり着けずにおよそ3万人の日本兵が命を落としたという。
現状見ていると「今さらやめるわけにはいかないんだよ!」というのか、ますます重なってきた。
東京五輪「一大感染イベント」になるおそれ・・・って、日本のマスコミや関係者が忖度して何も言わないから、ニューヨークタイムズから指摘された。
東京五輪「一大感染イベント」になる恐れ 米紙評論記事で「最悪のタイミング」と指摘:東京新聞 TOKYO Web
【ニューヨーク共同】12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナウイルス感染が収まらずワクチン接種も滞る中で東京五輪を開催...
東京新聞 TOKYO Web
抜粋
運動面で「このままの五輪でいいのか」と題した評論記事は、人権問題絡みでボイコットの動きがある北京冬季五輪を含め「五輪の在り方を再考すべき時が来ている」と主張。東京五輪は当初予算を大きくオーバーし、国民の多くは大会の延期か中止を求めていると指摘した。
また現在の五輪は「ドーピングや贈収賄、選手への虐待」などで「スキャンダルまみれだ」と強調。
開催都市の住民強制移転を例に「五輪はホスト都市の貧しい労働者に苦しみをもたらした」などとし、今の五輪に「コストを上回る利益があるのか」と批判した。
また、イギリスの医学誌「ブリティッシュメディカルジャーナル」(BMJ)が今夏のオリンピックの開催を再考すべきという論文を出した。
↓
関係者が泣こうとわめこうと、日本のマスコミがタブー視しようとしても、オリンピック開催中止への外堀が徐々に埋まっていく感じ。仕方ないでしょう。
誰かが「呪われたオリンピック」と言っていたけど、皆うすうす気づいているのかもしれません。
高齢者の交通事故、よくブレーキとアクセルと踏み違えた、っていうけど。
2011年の東日本大震災。日本はこれを警鐘として、復旧と復興に専念できるように、また安全な国家を作るために、ブレーキを踏んでこの戦いから降りるべきだったのだ。
しかし、再び出てきた安倍自民党政権と関係者らは、嘘と賄賂を使ってまで、わざわざアクセルを踏み続けた。
間違った選択をしたせいで、事故を次々起こしても、その呪われた車から降りるわけにはいかなくなった。
最初の選択を間違えたら最後までその間違ったアトラクターフィールドから逃れられない意識宇宙の世界。
今の政権与党が動かすこの車から降りない限り、悪夢は続くのだろう。
意識レベルの数値から言えば、この国の舵取りをマイナス消フォースの彼らに任せていることは、穴のあいた器に水を入れているようなもの。絶望という地獄。
なお、オリンピックがもたらす問題は、上記事象や今回のパンデミックだけではない。
失敗から学ぶなら、環境破壊や気候変動により、明日何が起こるかわからないというこの世界の危機を考えるきっかけにするべきだろう。
スポーツが政治に利用されることも、あってはならないとも思う。
確かに、NYタイムズが書いたように、オリンピックのあり方自体、考え直す時期に来ている。