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川内原発と活火山

2014年09月29日 | 脱原発


再稼働に揺れる鹿児島県の川内原発。画像をみれば一目瞭然なように、一番の懸念は、周辺の活火山と噴火の危険。
予知のかなわなかった御嶽山の噴火を目にしても、多くの政治家たちが、川内原発と火山に関して、口をつぐんでいるのは、異常とも思える。
規制委員会には、火山学者も加えて再検討すべきと思う。再稼働を進める自公与党は、国民の命をあずかる政治家の責任として、再稼働の審議をもう一度白紙に戻すべきではないか。

当ブログは、別に菅さんをヒーロー扱いしたくて、応援してるんじゃないけれど。
政治家として、誰にもはばからず自分の意志と自分の声で、国民の立場になって、はっきり「危険」を「危険」と大きな声で言ってくれるのは、菅直人善総理ばかりだ。


「周辺に活火山 危険」 「川内」再稼働の反対集会
(東京新聞2014年9月29日)



 鹿児島県の反原発団体は二十八日、九州電力川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)の再稼働に反対する集会を鹿児島市で開いた。参加者は「反対の民意を踏みにじる再稼働は許さない」と訴えた。実行委員会によると全国から約七千五百人が集まり、集会後は市内をデモ行進した。
 集会には菅直人元首相も出席し、御嶽山の噴火に言及。「川内原発の周辺には霧島(連山)や阿蘇山があり、日本でも活火山が多い地域だ」とし、再稼働への懸念を示した。
 福島県川内(かわうち)村から埼玉県志木市に避難している元村議の西山千嘉子さん(66)は「福島事故の被害やその現状を忘れないでほしい」と強調。川内原発だけでなく、全国にある原発の再稼働を阻止する必要性を訴えた。



以下、9月29日の菅さんブログより

  昨日、鹿児島市で行われたストップ・川内原発再稼働全国集会に参加した。

  私は御岳山の噴火が全く予知できなかったことに触れ、桜島など火山地帯に囲まれた川内原発の危険性をまず話した。

 また福島原発事故では地震発生からわずか4時間後に1号機のメルトダウンが始まっていたこと、12時間後には溶けた核燃料が圧力容器を突き抜けて格納容器の底に落ちたことを話した。そして格納容器の外まで出ていたら250キロ圏の5000万人避難という最悪のシナリオになっていたことなど福島原発事故の本当の姿を伝えた。

  国民の大多数は原発再稼働に反対している。そして再稼働しなくても必要な電力が供給できることは実証済み。国会の構成が国民の声を正しく反映できていない。

  今日から始まる臨時国会で一強多弱の国会を変えていくことが必要だ。



思えば、先日退任された原子力規制委員の島崎氏は、

「どんな精密な理論を作ろうと、自然がそうではないという事実を示せば、それに従わなければならない」


語っていた
 
今回の御嶽山の噴火、島崎氏の言葉の意味を改めて噛みしめる。


★関連サイト
焦点:川内原発審査で火山噴火リスク軽視の流れ、専門家から批判(ロイター)

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