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首の血行を良くする・認知症と健康オタクの挑戦

2010年10月25日 | からだ・こころ
父が変だと思い出したのは、まだ母が亡くなる前、今から6年ほど前のことです。

「明日、病院だからお父さん、車出してね」と、母が通院日前日の夜に、念を押しているのを私も聞いていました。父も、了解していました。
翌日の朝10時ごろ、母が一人で、これからバスに乗ってゆくというので、
「お父さんは、どうしたの」と聞くと、
「朝からどこかへ一人で行ってしまった」と。
母が出かけた後、しばらくして、父は一人で帰ってきました。
買い物に行って、自分の洋服を買ってきたのです。
昨日の母との約束はどうしたのか、問いただすと、「約束って何だ」と、約束したことすらすっぽり忘れていました。
それがふざけているのでもなく、とぼけているのでもなく、大真面目に言うのですから・・・変、と思った最初でした。

母が亡くなった直後、父も同じ病院で予防手術を受けました。
「奥さんが亡くなったばかりだし、もう少し落ち着いてからでもよいですよ」
と先生が言われ、私たちも(少し休みたかったので)反対したのですが、
「今すぐにやってくれ」
と自ら強く希望した手術です。
にもかかわらず、手術したあと目が覚めて、入院したこと、手術したことを全部忘れ、病院にいることすら理解できないようで、看護師さんや先生に悪態をつき、怒鳴り散らしておりました。(泣)
今でも、手術したことは全く覚えていませんけれどね(滝汗)

その後も、何かとトラブルが続き、担当の先生の紹介で、同じ病院で脳のMRA写真をとり、前頭葉両側部と海馬の委縮が見つかり、脳全体に隙間があって「認知症」と認定されました。

認知症と診断されれば、どんどん進行して、やがて、徘徊がはじまりおむつのお世話になるのだろうかと、覚悟しつつも、受け入れがたい気分で、毎日暮らしておりますが、会話のとんちんかんは日常茶飯事ではあるものの、自分で着替え、ひげをそり、天気の良い時は近所を散歩して、簡単な買い物をして帰ってきます。外で会った人は、声をかければ普通に挨拶するので、一見認知症とはわからないと思います。

幸いなことに診断されてから、5年間、ずっと同じような状態を維持しているので、一番最近の神経内科の担当の先生は(この5年で担当の先生が6人変わっている・・・)、老人性の物忘れがひどい状態がゆっくり進行しているのだろう、とおっしゃるようになっています。
まあね、この状態でずっと維持してもらえれば、とてもありがたいことです。
あんなに熱心だった某宗教団体のこともすっかり忘れてしまったのも。これは認知症がくれたプレゼント。

早期発見の場合は、薬が進行を遅らせてくれるということがあるようです。
唯、一つ、付け加えるなら、一番少ない単位の薬のまま済んでいるのは、我が家の不思議人間Aが特に健康オタクだったということも、あるのではないかなあとも思うのです。

新潟大学大学院教授の安保徹先生の書かれた本、「こうすれば病気は治る」という本の中に、ちらっと書かれていたことが目にとまりました。
本の中の「アルツハイマー病、パーキンソン病の原因は何か」という項目に、以下のように書かれていたのです。抜粋しますね。


予防、あるいは進行を遅らせるポイントは、いかに変性(金木犀注:酸化物質が脳に沈着しておこる脳の変性のこと)を起こさせないか、また変性が起こった場合でも、いかに組織を修復させるかにかかっている。そのためには脳の血流を増やせばいい。つまり首の運動や入浴が効果的である。アルツハイマー病になる人は首が硬直している人が多く、また、運動が嫌いな人が多い。


特に、最後の紫の字で示した部分。思い当たることが多すぎで、笑っちゃいました。
父は、猫背で昔から常に首が痛いとか凝っているとか言っていましたし、運動は大嫌いです。しかもお風呂も嫌いで、母にいつも文句を言われていました。
おまけに、70過ぎても仕事をしていたので、週に3日は、太って首がきつくなったワイシャツを着てネクタイを締めていました。
父の場合は、アルツハイマーではなくて認知症という診断でしたが(なかには、アルツハイマーとおっしゃる先生もいました)、首の血行が悪いのは、素人目にもわかりました。

今は、きついネクタイを締めることもなくなり、また、手術後のこの5年間、健康オタクAの指導の下(笑)、偶然ですが整体をはじめとした健康改善のためのあれやこれやもしてやれるようになりました。
Aが健康オタク集大成ともいえる?独自の研究で開発した自作の極太ネックレスを、朝、父の首にかけた時とかけ忘れた時の会話や認知度の違いは、一目瞭然ですし。

そういえば、この頃、以前のように「首が痛い」と言わなくなったなあと、安保先生のこの一文にハッとしたのです。
期せずして、首の筋肉をリラックスさせ、首の血行を良くすることをしていたんだと。
そういうことも進行を遅らせる要因の一つになっていたかもしれないと、思った今日この頃だったのです。
といっても父のお風呂嫌いは相変わらずですが・・・(汗)


★追記1
手術の後遺症で、父の左足が2倍くらいにむくんで歩けなくなったことがあるのですが、すぐにこの自作グッズを足首に巻きつけて、1か月で改善。次の通院日前には、見た目も自覚症状もなくなり、助かりました。3年たった今も再発していません。

★追記2
CMなどでよく目にする磁気治療器のネックレスは、うちの場合全く効果がありませんでした。
参考→磁界の植物に及ぼす影響は・・・


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