たかが、18000人の中の850人とか、何兆何億の税金の無駄遣いの中の数千万円とか、数字並べて「桜を見る会」事件を矮小化させようとする人もいるけれど。
この件を、スルーしてはいけないのは、この祝宴を開くことが、今の長期政権を続けるからくりの一つとなっているからです。
例えば公明党は、創価学会の信者数だけ獲得票が計算できます。同じことがここに集まる人達に期待できるからでしょう。
本来は、海外の駐日大使を招いた外交の場であったり、各界の功労者を招いて慰労する場であるはずが、いつの間にか税金を使って、「日本の著名人・芸能人に囲まれ、ちやほやされる人気者の安倍晋三」を見るファンの集いの会と変わりました。
「桜の花咲く陽光の下で輝く安倍晋三」・・我がセンセイは地元の誇り日本の誇り。
もう、三原じゅん子さんの言葉なんかは、政治家の発言というより洗脳された立派な信者といえますから。怖いよぅ。
→https://twitter.com/miharajunco/status/1143048801935958016
そこでは何人たりとも安倍に意見したりする姿などを見せてはいけない。それが証拠に、安倍の古くからの友人だが政権をはっきり批判してしまった石田純一氏は内閣官房からわざわざ「来るな」と電話がかかってきたそうです。
憲法違反の安保法制に反対したというだけなのに・・
「桜を見る会」メディア関係者招待の基準は安倍応援団とワイドショー! 石田純一には内閣官房から「来るな」と電話(リテラ)
抜粋
理由はもちろん、石田がメディアで安倍政権批判を口にするようになり、安保法制をめぐって、国会前のデモに参加、安保反対のスピーチを行ったからだろう。2016年以降は出席している形跡がない。
石田は「週刊金曜日」(金曜日)2019年2月1日号のインタビューで「桜を見る会」に呼ばれなくなった理由についてこんなことを明かしている。
「実はいまこんなに安倍政権を批判しているけれど「桜を見に来てください」とか安倍さんから招待状が来ます」
「でも、内閣官房から後で電話がきて、ダメ、といわれる」
そう、内閣官房がわざわざ「来るな」と電話かけてきていたというのだ。
昨今は吉本興業の芸人さんが多く参加していますが、吉本と自民党は、互いの利益が一致してもうベッタリの関係ですね。
「ここまでやると気持ち悪い」 安倍政権下で権力に急接近する吉本興業(アエラ)
抜粋
政府が87%を出資しているクールジャパン機構(東京)は今年、吉本興業とNTTが協力して展開する教育コンテンツを発信する事業に、最大で100億円を出資することを決めた。機構はほかにも、吉本興業と在阪テレビ局、電通など計13社による大阪城公園を舞台にした発信事業など、吉本関連の事業に2件で22億円を支出している。
中略
こうした中央省庁や官民ファンドと吉本との関わりは、いずれも安倍政権下での出来事だ。ほかにも、16年には東日本大震災後の復興支援を目的に福島県と連携協定を結んだほか、18年からは吉本興業を代表とする企業連合が大阪府立万博記念公園の指定管理者となるなど、地方行政にも食い込む様子が見て取れる。
毎日放送の元プロデューサーで、同志社女子大学の影山貴彦教授(メディアエンターテインメント論)は、「吉本はどんな考えでこんなことをやっているのだろうか。権力と距離を置くという矜持はお笑いにも求められるべきだ」と憤る。
政治家は、日本中で嫌われても地元で得票できれば、たとえ不祥事を起こしても「禊はすんだ」の一言で返り咲きます。
だから地元の支持者を自分の強固な信者にしておけばいい。
公明党が学会員の喜ぶことをして集票するように、えこひいきして彼らの自尊心や優越感をくすぐり、積極的に「生き票」につなげるからくりだと感じます。
これは、盆暮れにメロンやカニを送るレベルより更に悪い意味で上をゆく次元。
こういうことをすればするほど、選挙民は分断され、「敵・味方」という考え方になるがゆえに、鉄板の支持率は下がりません。アメリカのトランプのやっていることも同じですが・・。
「桜を見る会」に呼ばれて喜び勇んで馳せ参じる芸能人も、安倍周囲と自民党に利用されていることに気づいているのか、いないのか、はたまた自分が利用してやっているのだと思っているのか知りませんが・・いずれにしても軽率な人たちだなと強く思います。
何せ安倍政権の選んだ「功労者」ですから…
どんな悪漢が招待されていても不思議ではありません。
https://news.livedoor.com/article/image_detail/17377990/?img_id=23118493