なぜ日本でPCR検査が増えないのか。
23日のモーニングショーそもそも総研を見て、こんなこと言ったら誰かに叱られるかもしれないけれど、これが事実とするなら、あまりにもバカみたいな理由だと思った。
『羮に懲りて膾を吹く』(あつものにこりてなますをふく)っていう落語みたいなオチで脱力しまくった。
ツイッターにあげてくださった方がいるので引用させていただきます。感謝。
ニューヨーク州は1日あたり7万件、誰でも無料ドイツバイエルン州、早く無料で誰にでもかまコンセプト、無症状の人も無料日本の検査数1日あたり3万2000件を他国と比べると雲泥の差。誰でもでないし。#そもそも総研#モーニングショー pic.twitter.com/1EiRuyREMh
— ばくたろう (@bakutaro2) July 23, 2020
小林慶一郎氏「感染症でなぜそういう人権意識が非常に高いのかというと、ハンセン病の問題、過去に隔離をして感染症を予防しようとした政策が非常に根本的に否定されたというか世間から追及されたという経験がある」#そもそも総研#モーニングショー pic.twitter.com/8Zcs7uwv1T
— ばくたろう (@bakutaro2) July 23, 2020
つまり、かつて日本では、治療法のなかったハンセン病(現在は完治する病気)患者を徹底的に社会から隔離して人権侵害を問われた問題が、現在進行形で存在していること。
そして、その負の歴史は現在の日本政府の医系技官たちのセンシティブな問題として残っているのだということ。
そこから、疑似陽性者(感染してないのに感染者と間違えた人)に対する『隔離』が、人権侵害に当たるのではないかという事への恐れがあるようなのだ。
話を聞いていて、びっくりした。
だって、ハンセン病の人権侵害は、非人間的な住環境に一生涯、強制的に押し込められ、本当に人間扱いされなかったことが大問題だったわけで。
それと、コロナの擬陽性者の2週間の施設での隔離と同じ土俵に上げるのがおかしい。
100歩譲って、もし本当に医系技官たちが失敗したトラウマから、次の一歩が踏み出せないというなら、それこそ政治的な決断が必要な場面ではないか。
小林慶一郎氏「社会の側がちゃんと哲学を提示しないといけない。これは人権侵害ではありませんと」「偽陽性だったとしても隔離措置で金銭補償するとか、無症状の陽性は宿泊施設で1週間我慢するのは、ある種国民の義務だと議論を立てないといけない」#そもそも総研#モーニングショー pic.twitter.com/Am5VTR71TP
— ばくたろう (@bakutaro2) July 23, 2020
「これは人権侵害ではない」社会が理解して納得してもらうのがいいと言うけど、とてもよくわかるけど、やっぱりなんだかなあと思う。
大体、玉川さんの疑問は、本来、総理なり、厚労大臣なり、その関係者なり、担当の政治家がぶつけるべき質問で、そしてそんな理由であったなら
「わかった、自分が国民に説明するから、安心してPCR検査を進めてください」
と言うべき所ではないか?
そのような想像力も責任感も能力も持ち合わせていないから、こんなにずるずると後を引いているのだと思う。
命よりカネ。見ている方向が違うので、何ヶ月もずっと混乱している。
ちゃんと説明してくれれば、よほどのひねくれ者でない限りは、日本人の多くは、「そんなことは当たり前だ」と理解できるはずだ。
いまだにこの政府の中で、コロナ対策の本気のリーダーの顔が全く見えないから、その説明すらできない。
東ドイツ出身でかつてはベルリンの壁の向こうに閉じ込められていた、ドイツのメルケル首相は、テレビ演説で以下のように呼びかけた。
こうした制約は、渡航や移動の自由が苦難の末に勝ち取られた権利であるという経験をしてきた私のような人間にとり、絶対的な必要性がなければ正当化し得ないものなのです。民主主義においては、決して安易に決めてはならず、決めるのであればあくまでも一時的なものにとどめるべきです。しかし今は、命を救うためには避けられないことなのです。
全文はこちら→新型コロナウイルス感染症対策に関するメルケル首相のテレビ演説(2020年3月18日)
センシティブなことだからこそ、ちゃんと説明しなければならない。
政治に対する信頼とは・・・徹底的な情報公開とその責任を負う覚悟をもっている人なのだな、とわかって初めて生れるのではないか。
ドイツのメルケル、台湾の蔡英文、韓国の英雄と言われるコロナの司令塔チョン・ウンギョン、ニュージーランドのアーダーン。
全体主義国家でない民主主義の国では、感染病対策には、「国民の命を守るんだ」という強い意志を持った司令塔が、具体的な対策を語り、人権侵害の恐れがあるなら、言葉を尽くして説明する。そういう必死の覚悟の人がいないとうまくいかないのは、世界を見ればよくわかる。
もし、そういう人がいないのだったら、選挙で別の人を選ぶ。それが本当の民主主義国家だ。
★追記
あるいは少しでも良心があるなら辞任して、まともに仕事のできる人にその役割を譲っていただきたい。尾身さんも、マイナスではないもののわずか一桁のフォースなのでもう無理だ。400代の理性なら大丈夫なので、石破さんと、日本医師会の会長さん。あるいは先日国会に呼ばれた児玉龍彦先生(433P)
コロナ「東京型」エピセンター発生? 「来月は目覆うことに」 国会で専門家が危機感 総力での対策訴える
政治家、官僚たちが、自分たちが非難されないようにって、タブー化してるというのが正しいような・・・。
先日から、生存権、人権に関する話題が目白押し。。。
日本は、明治以降、軍国主義になってから、最近は、福島原発事故以降、ずっとないがしろにされています。
民主主義とは名ばかり、封建主義が今でもずっと続いているなーと実感しています。
そのことを国民が自覚して、自ら動き始めなくてはいけない時期にやっと到達したってことなんでしょうね。。。
お上(政治家・誰か)に任せていればいい、ではなく、一人一人が社会を構成員として、自立し、自立的に。
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ですよね。この理由に違和感がありました。
憲法に『人権』がかいてあるからだめ、みたいなことを言っていた日本会議の議員がいましたが
もっと言えば、これを理由に人権は無視していい、みたいな流れを作りたいのか、とうがった見方もしたくなります。
>そのことを国民が自覚して、自ら動き始めなくてはいけない時期にやっと到達したってことなんでしょうね。。。
>お上(政治家・誰か)に任せていればいい、ではなく、一人一人が社会を構成員として、自立し、自立的に。
それを自覚できるか、できないか。
アフターコロナを、ビフォーコロナに戻すことを目的としている人たちが今、各方面、目立っていますが、果たしてそれはどうだろうか?と思います。
今まで虚言に虚言を重ねて日本の奇跡とかはしゃいでいた弁当ガラのような実態がばれるのが怖いのでは。
東大卒官僚のそんなことして俺たちのメンツをつぶすような事案は前例がないやめておくのが最上の選択肢だ.ここが本音では?
思わず笑ってしまいました。言い得てますね。