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過去世(前世)を知る意味

2006年10月29日 | 
肉体は滅んでも、魂に終わりがないことは以前ちょっと書きました。魂は何度もこの世に生まれてきては、多くのことを学び少しずつ成長して、魂のふるさとに帰っていく。つまり輪廻転生ということですよね。

だけど、この世に生まれてきたときに、自分の今までの記憶をリセットして出てくるそうなので、特別な人を除いて、たいていは自分の過去世(前世)を覚えてはいないし、そんなことがあることすら知らないで生きています。
もし、そういうものがあるのなら、自分の過去世(前世)を知りたいなぁと思うのは、人情ってものかもしれませんが、この世に生まれてくるのは、魂の成長のためですから、もし過去世で自分を殺した人を覚えていて、その人に今生で出会ったとき、今生の学びは、「彼の苦しみを理解し、許すこと」であったとしても、そんな生々しい記憶があれば、とてもじゃないがそんな学びをすることは出来ません。

しかし、このところ、過去世についてずいぶんと理解が進み、私たちはいくつかの方法で自分の過去世について知ることができるようになりました。
有名なものは、アメリカの精神科医ブライアン・L. ワイス博士が行った、退行催眠によって、過去世を思い出すやり方です。(先日「アンビリーバボー」というテレビ番組でも、この特集がありました。)
もともと、博士は過去世を知るためにはじめたことではなくて、過去のトラウマからの解放が現在の苦しみを癒すという視点で、物心つく前の記憶の中にあるトラウマを探し出すことを目的としていたわけですが、ある患者さんが突然、生まれる前の記憶を思い出し、さらにさかのぼって、前世の記憶を思い出し、その前世で傷ついた理由を癒すことによって、今の苦しみから解放された、というケースがあったことから、始まったものなのです。
詳しくは、ワイス博士の「前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 」という本に書かれています。

そして、いまひとつ注目されているのは、米国モンロー研究所の開発した、「ヘミシンク」という音響技術を用いて、右脳と左脳の脳波をコントロールし、テレビのチャンネルを変えるように、普段の生活とは別の次元にフォーカス(焦点を当てる)するというやり方です。催眠術とは違います。
例えば、フォーカス10というのがありますが、体が眠っていて、意識が覚醒している状態です。これは初心者でもすぐに体験できるし、人によってはこの状態は、機械を使わなくても経験があるかもしれません。
この経験をつむと、自分の過去世を見たり、宇宙の果てまで行くことが出来るようです。(もちろん、これは体のことではなくて、自分の「意識」が・・ですよ)
これについては、 「死後体験」(坂本政道著)という本に詳しく書かれています。

私は、このどちらも経験はありませんが・・・ヽ(´o`; オイオイ。
しかし、かなり身近に、ちょっと普通の人が見えないものが見えたり聞こえたりするような人間がおりまして、この人がヘミシンク体験中なので、なんとなく(ついでに?)自分の過去世も知るともなく知ってしまうことがままあります。つまりこの人とソウルメイトだったらしく、何度も同じ国、同じ時代、同じ場所に、夫婦、親子、兄弟として身近にいたようなのです。
過去世は、ひとつではありません。立派な身なりのときもあれば、粗末な服を着ているときもある・・・日本人であるときもあれば、中国や、ヨーロッパに生まれたときもある。そこでどこにいてもリアルな人間関係があり、同じようなことに悩み、同じような考え方をし、今とたいして変わらないと感じます。(←私の場合ですよ。成長が遅いってことでしょうか・・・ )
しかし、自分の過去の出来事を俯瞰的に見ることによって、今どうすべきかという方向がみえてくる気がします。

かつてはアフリカで、かつては中国で、かつては古代日本で、人は、さまざまな場所や立場に生まれ変わる、ということを知ると、ひとつの民族とかひとつの宗教にこだわること、またそれによって争うことが、どんなにばかばかしいことであるか、よくわかります。

先に書いた、前世療法のワイス博士の著書「未来世療法」によれば、キリスト教徒や、イスラム教徒を繰り返している人がありました。彼はそのつど、怒りに震え、自分の敵がどんなに悪いかと強調していますが、どちらの立場になっても言うことは同じでした。
彼の学びは、「相手を許し、怒りを手放すこと」・・・これが出来ないうちは、未来もやはり同じことの繰り返しでしょう。

最後に、過去世は知ってもいいけれど、そのタイミングが許されないなら、それはまだ知らなくもいいということなのでしょう。
霊能者や占い師と称して、高額なお金を取ったり、過去の因縁を払うといって、同様にいろいろなものを買わされたり、そういう人(団体)には気をつけてほしいと思います。
単なる占いやお遊びの範疇ならまだしも、こういうことを悪用する不徳の輩によって、過去世に縛られたり、悩んだりするのは、本末転倒ということも付け加えておきます。

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2 コメント

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わからないけど (わんにゃん)
2006-10-31 18:02:21
魂は生まれ変わるか、ということは、よくわかりませんが、人間の意識が死をもって全部消えてしまう、というふうには、やっぱり割り切ることができません。ですから、亡くなった人に、一生懸命話しかけたりするんですよね。きっとこちらの声や思いを聴いてくれているはずだと思って。
私が好きな美輪明宏(漢字あっているかな?)さんが、自分の前世のことを言ったりしていますね。美輪さんは、とても純粋な気持ちの持ち主で、戦争も差別もいやだとはっきり言う人です。生まれ変わりを信じている美輪さんには、それなりの理由があるはずです。ですから、私は、美輪さんのおっしゃることを否定する気持ちにはなれません。もちろん、金木犀さんの言われることもですよ。
やっぱり、私も、お金儲けが目的の人に、運勢だの過去だのを占ってもらうのはいやでだし、信用できるかなーという感じです。
この世で、苦しい思いばかりしている友人は、もう人間に生まれなおしたくない、と言っています。
次元が下がった話になってしまいますが、犬でも眠りながら手足を動かし、くんくん言っているのを見ると、夢を見ているようです。母犬のおなかの中にいた時のことや過去世のことを夢で見ているのだと想像してみたら、ちょっとおかしくなりました。本題とだいぶ違うコメントになってごめんさい。
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わんにゃん様 (金木犀)
2006-11-01 10:54:54
コメントしにくい記事とは思いましたが、コメントいただきありがとうございます。

>苦しい思いばかりしている友人は、もう人間に生まれなおしたくない、と言っています

苦しい思いをした人は、人の苦しみがわかります。それは、すごいことですよね。世の中、人の痛みのわからない人が多すぎますからね。

>母犬のおなかの中にいた時のことや過去世のことを夢で見ているのだと想像してみたら・・・

これは、別の本に書いてあったことですが、動物も生まれ変わるそうです。だから、不幸な亡くなり方をした動物たちには、私はいつも次は絶対幸せな場所に生まれてきてね・・と、手を合わせます。
今、うちにいるにゃんこは、過去世でも、いっしょに暮らしたことがあるようです。詳しくは、調べてないけど、そんなこと、考えるだけでも楽しくなりますよね。
そうそう、ずっと以前ですが、うちのわんこが亡くなった後、挨拶しに来たことがあります。その当時は、まだこういうことに関して半信半疑だったので、夢か幻を見たのかとよくわからなかったのですが、今は最後の挨拶に来てくれたのだと、確信してますよ。
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