好きなテレビ番組の一つ、「地球ドラマチック」見ました。
昨夜見た回で、センザンコウを見た。動いているセンザンコウを見たのは初めて。なんともユーモラスな歩き方が面白かった。
てっきり、のしのしと四つ足で歩くのかと思ったら、前足が軽く浮いて、シッポがバランスを取っているのか、後ろ足で体を支えた二足歩行で歩いている時間が多かった。長いかぎ爪のある前足は、歩くのには不便なのか、大体は軽く浮いている状態。
Tレックスとはゆかないまでも、鎧をまとったその姿は小さな恐竜の面影があるような、ないような?
鋭いかぎ爪でアリの巣を掘る
この表情、キュンです
夜行性なので、朝日と共に去りぬ
遠目、恐竜っぽく見えないでしょうか?
素敵な生き物だ。このようなユニークな動物が同じ惑星に住んでいることは素晴らしいと思う。愛しさが、こみ上げてしまう。
絶滅危惧種。ワシントン条約で取引禁止されている生物の一つだ。
が、中国では、その独特の強そうな姿から薬膳としてこの生き物を密輸してまで食べる習慣がある。
群れずにおとなしい性格のセンザンコウは、高級食材として高額取引されるため、密猟密輸があとを絶たないという。
そのウロコは感染症から癌に至るまで、あらゆる病気の治療に効果があると信じられている(信じられている、というだけ)。また胎児を食べると精力がつくとも考えられているという。
参照
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希少動物の密輸だけでなく、民主主義を通ることなく急速な発展を遂げた中国の抱える様々な問題は、世界からも問題視されている。それらは、誰のせいでもない中国自身が自ら作り出してしまった問題です。
かつてドラマ「大地の子」を見て、中国残留孤児となった主人公の中国人養父の慈愛に涙した。
中国にはたくさんの思想家がいて、特に老子の教えは「パワーかフォースか」と同じくらい当ブログでも支えとなっている。
しかし今は、権力と金、時計の針を逆戻りさせたかのような、かつての皇帝時代を彷彿とさせるような習近平体制の中国。
命を命と思わぬ、人を人と思わぬような姿勢は、とても悲しい。
センザンコウの悲劇も、少数民族や香港市民への弾圧も台湾への圧力も、南沙諸島での傍若無人も全部その延長線上にある。
いくら技術や科学が進んでも、大国となって世界を動かすだけのお金があっても、自分の国さえ良ければ良いという発想から抜けられないなら、中国への信頼や信用は生まれようもない。互いの打算だけでつながる関係性はとても危うい。
習近平の教育レベルは小学生並みと、毛沢東の元・秘書から言われたくらいだ。「老子道徳経」は読んだのか?
→習近平の教育レベルは小学生並み by 毛沢東元秘書・李鋭の日記
意識の二極分化のマイナスの数値を示す中国も、このままでは何か大きなどんでん返しがあるのかもしれない。
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