半年近くも前のことになりますが
まだ夏の気配が残る 9月の半ばに、上越国境まででかけました。
今日は谷川岳へは登りません。
ロープウェーの乗り場を横に見て、緑陰の舗装道路を進み
一ノ倉沢出合、幽ノ沢出合、その先をもう少し歩いて 新道に下り
ブナの森を抜け、今は枯れている沢を渡って、マチガ沢出合へ登ってきます。
ハイキングコースとして知られている この道は
群馬県前橋市から 新潟県柏崎市へ至る 国道(291号線)とのこと。
とはいっても、県境の清水峠の前後は 廃道になっているそうですが・・。
一ノ倉沢までは、電気自動車が運行されています。
(参考までに 2021年は→★ イラストマップも載ってます)
カメバヒキオコシが 道端に群生し
たわわに実をつけたツリバナがあちこちにあって
もう種が見えています。
西黒尾根登山口を見送り、ゆるゆると進むと
マチガ沢が見えてきました。
右手には、白毛門と笠ヶ岳
出発から 一時間ほどで、一ノ倉沢へ到着です。
雪渓は谷の下の方に小さくなって
この時季の岩壁は、やや穏やかに見えますね。
なんとなくの秋の気配はあるけれど 気温はまだ高く
お花も そうたくさんは咲いていない
歩く人はまばらで、もちろん マスクは 外して歩いています。
一ノ倉沢出合を過ぎると、ここからは林道仕様になり
未舗装の道の真ん中には 草が生い茂っています。
幽ノ沢が見えてきました。
その先に、「ブナのしずく」
ブナの根元から水が流れ落ちています。
付近には、イワナシやイワカガミの葉、オサバグサの葉も見えます。
雪解けの頃は、可憐なお花がいっぱい咲くのでしょうね。
シロヨメナやヨツバヒヨドリが咲き乱れ
ジャコウソウの群生もあります。
ツルアリドオシのカーペットには、赤い実
芝倉沢へと登りにかかるあたりから 新道へと下りますが
この下りは、登山道レベルのけっこうな斜度で
下りきると、JRの巡視小屋がありました。
ここから土合方面へ向かっていきます。
しばらくは ブナの森を行きますが
アップダウンがほとんどなく
通り抜ける風に 木漏れ日が踊る 散歩道です。
トチの実がたくさん落ちていました。
その後、今は涸れている沢を 二つ渡り
土合までは行かずに、先ほど通った マチガ沢出合へと登りました。
ここで出会いたかったのは
クロバナヒキオコシ
ビロードを思わせる 魅力的な花色です。
この花を見る(撮る)には、今日は風が強すぎでしたが
わが地方では見られないお花です。
クルマバハグマ
お花は カシワバハグマに似ていますが
7~8個の葉が輪生状(近接した互生)につきます。
苞は褐紫色の縁が目立ちます。
いい頃合いの開花株には出会えなかったけれど
お初の花を見ることができました。
お久しぶりのダイモンジソウも咲いていました。
他には、サラシナショウマ、アキノキリンソウ、カニコウモリ、ホツツジ
種類の同定ができないアザミ など。
今日、お風呂で何故かしら懐かしい谷川小唄を口ずさんでいました。
その後にこの記事を拝見したので、ちょっと驚いてしまいました。。。
懐かしい風景、有り難う御座いました❗
あらら、そうですか・・。なんていいタイミングだったんでしょう。
「谷川小唄」というのは知りませんでした。
ネット検索したら、「一の倉ズンドコ節」としてユーチューブにアップされてましたね。
gabaosanさんは、山ヤさんなんですね。
こちらこそ、季節はずれの記事にコメントしてくださって
ありがとうございました。
私はもう少しおばあさんになったら、なんて保留にしていました。
そうしたらコロナが収まらなくて、どんどん年を取ってしまうことに。
クロバナヒキオコシですか、
惹きつけられるような深い色ですね。
そうですね。ここはもう少し年を取ってからでも大丈夫でしょう。
義母は、88歳だったかな・・ のときに、一ノ倉沢まで往復を歩きましたよ。
ゆきさんなら、90歳すぎても大丈夫でしょう。
クロバナヒキオコシの花色、とっても素敵でしょう?
わかってもらえてうれしいです。