( ↑ タンキリマメ@三浦半島 )
10月半ばになっても 昼間の日射しはまだまだ強い。
それでも 朝夕の気温はぐっと下がり
近隣の野や里山では、ガマズミやらゴンズイやらの実が色づき
トキリマメの豆果も赤く目立つようになりました。
トキリマメとよく似ているタンキリマメ(痰切豆)は
千葉県以西の海岸や平地に多く、普段は目にすることがありませんが
この秋は 三浦半島の丘陵の麓で 蔓を伸ばし広がっているのに出会いました。
(以下の画像で 名前のないものは すべてタンキリマメです)
一見すると 花も葉も果実もそっくりですが
タンキリマメは全体に毛が多く、特に葉は 厚くて 毛がいっぱい
葉の縁が白く見えるほどです。
タンキリマメは、花付きも実付きも いいです。
豆果は、トキリマメのほうがやや大きいそうですが
並べてみないと わからないかなと思います。
萼片や豆果の柄にも違いがありますが
同定には、葉の質感と形を見るのがわかりやすいです。
↑ タンキリマメは、小葉の幅が 葉の中央より先の方でもっとも広い。
↓ トキリマメは、葉の中央よりも基部寄りでもっとも広く、葉先が尖る。
毛が少ないため? 質は薄く、色も明るい緑色です。
図鑑では何度も見ていますが
実際に 見たり触ったりすることで 違いがよくわかりました。
そのせいか鞘になってる写真を見て食べられるのかなと思っちゃいました。
トキリマメもタンキリ豆も、弾けたところを載せてなかったですね。
種子は黒くて、多分食用にはならないと思いますが、ためしてはいません。
ボッケさんは大豆を作ってらっしゃるんですね。
今年は雨が降らなかったですもんね~。
今後も引き続いてだと、いずれ食糧難になっちゃうんでしょうか。