(アオツヅラフジ)
ようやく 寒さがやってきて、今日は 12月下旬から 1月中旬頃という気温予想ですが
青空と 力強い日射しに誘われて、久々に 里山へ出かけてきました。
葉を落とした広葉樹の森は 明るくて、空が近く なったよう
いつもは下ばかり見て歩いているので 気づかずにいたけれど
イタヤカエデやオオモミジなどの木が 思わぬところにあったりもして
でも
斜面を歩くときは 要注意です。 降り積もった落ち葉で スリップしないように
カサカサ ガサガサと 蹴散らしながら歩いて行きます。
サネカズラ(ビナンカズラ)の実が、美味しそうな色になりました。
サネカズラ/ヒヨドリジョウゴ
日溜まりでは、お花は 長い間 咲き続けてくれます。
あらら リュウノウギクも紅葉していますね。
リュウノウギク/リンドウ
おや スミレまで黄葉しています。
根元近くに見えている種子は、閉鎖花由来なのでしょう。
ヤクシソウも 花期が長いですね。
けれど、 ハナヤクシは、ここでは 初めて見ました。
あの 鮮やかな黄色は 何の木 と 近寄ってみたら
ハリギリでした。何本もある木は、今が黄葉の盛りです。
赤や紫の実は 見頃を過ぎ、萎んだり 落ちて見あたらなくなっていたり
一方で、種髪をつけた種子が、莢から飛び出すようになりました。
テイカカズラの実は、まだ 割れ始めたところ
莢が青みがかったものもあるので、しばらくは楽しませてもらえそう
こちらは、アカバナの実
アカバナの種子は、テイカカズラに比べると 小さく 軽いため
強い北風に うまく乗れれば、 遠くまで飛んでいかれそうです。
コバノカモメヅルも 旅立ちのときを迎えています。
また 来年 お会いしましょうね~。
日溜まりで 目立ち始めた こちらは、もう 冬の花と 言いたいくらい
11月末から 咲き始めています。
ホトケノザ/オオイヌノフグリ
今日は、スミレの返り咲き(狂い咲き)を探しにきたのでしたが
お目当ての ニオイタチツボスミレは 数日遅かったようで、花が萎んでいました。
霜が降りるようになっては、返り咲きも もうお終いかな
きれいに色づいていた 里山も、まもなく 冬らしい景色になることでしょう。
日本には美しい四季がある、
はっきりとした四季があるが死語にならないように…
長野の来たばかりの頃、
元々草花の事に詳しくないのに春になると一斉に花が咲いたりしてて咲く順番の記憶が破壊されました。
四季も 以前ほどには はっきりしなくなったようですし。
お花に関しては、積雪のある地方のほうが 節度()がありますね。
雪国の春は、さながら桃源郷(見たことないですが )でしょう。
憧れです。