白毛門の紅葉 2014.10.10

二週続きの台風が紅葉を散らしてしまわないうちに　と

かねてより登ってみたいと思っていた白毛門へ出かけてきました。

 

 

 

 

土合橋手前にある駐車場の奥から沢を渡って登りはじめます。

今日の道程は、標高差が約１０６０ｍ、標準ＣＴは　登りが３時間３０分　下りは２時間２５分です。

 

あたりが開けるまでが厳しいと噂にきいたとおり、樹林帯は急登で木の根が露出する道でした。

　　

 

 

少し登ると、色づいた木がチラホラと

 

一時間ほどで前方に稜線が見えてきました。右奥が白毛門ですね。

なかなかいい眺め　　紅葉も期待できそうです。

 

日射しはとても強く、この様子ならすぐにも青空が広がるかもと思っていましたが

 

 

だんだんガスの中に入っていくような。。。

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登山道には岩場が増えてきましたが、岩は乾いているので大丈夫

　　

 

二時間ほどで松ノ木沢ノ頭（１４８４ｍ）へ到着

 

西側からは強風にのってガスがどんどん流れてきます。

 

 

右手にジジ岩とババ岩が見えてきました。

左側はおジジさまの顔にみえるけれど、右側は？？？

 

紅葉は、１４００～１６００ｍ付近がとてもきれいで

 

 

 

特に谷筋の色づきは見事ですね。　　　私たちは、↓　の右側の尾根を登ってきました。

 

上から見るジジ岩とババ岩は、けっこう離れていますね。

白毛門の名のいわれの岩だそうです。

 

 

岩場もいくつか越えて山頂（１７２０ｍ）へ着くと、予想通り真っ白

 

今日は新潟側に雲の製造機があるようで、笠ヶ岳や朝日岳への稜線は全く見えず

待っていてもガスはとれそうにないので早々に下山することにしました。

 

 

登って来た尾根の向う側に、谷川岳が大きく見えるはずだったのですが

 

 

下りでは、西側のガスがとぎれると、笠ヶ岳への稜線の一部が見えました。

わぁ　　　あちらの紅葉も見事ですね～。

 

そうして、このあたりからが、この日のハイライトでした。

 

雲の隙間から日射しがこぼれると

 

 

東側斜面の紅葉がキラキラ

 

 紅葉ミルフィーユ　　　　なんてね　

 

 

何枚か写真を撮っているうちに

おやおや　もうあんなところまで下っています。

 

 

松ノ木沢ノ頭で山頂を振り返ると

う～ん。。。　

青空で日射しがあったら、どんなにきれいだったことでしょう。

 

もこもこっとした尾根は、この時季ならではの眺めですね。

 

 

 

さて　帰りますか。

 

危険の少ない岩場は楽しく

 

ところどころの紅葉を愛で

 

 

この山の厳しい冬や雪融け後のお花たちに思いを馳せながらの　長い帰り道

 

 

浮き出た木の根に足を引っかけたらと思うと、その後を想像するだけで怖い

一歩また一歩と疲れた足をいたわるようにして駐車場に戻り着きました。

 

下山すると青空になるというのは、こんな日のお決まりともいえるわけでして

 

 

眺望は残念だったけれど、盛りの紅葉を楽しめました。

登山道脇にはトクワカソウ（イワウチワ？）やイワカガミ、オサバグサなどの葉が目立っていたので

次はお花の頃もいいなぁ（もちろん眺望のある日にね）と思いながら帰りました。