緑なす草原と 雄大な富士の眺望をもとめて
忍野の北に位置する
高座山・杓子山・鹿留山を歩きました。
土曜日は、シロヤシオにする? サンショウバラにする? それとも・・・・・・ と
間際まで悩んだ末に、道志からではヤマビルが怖いし 西丹沢は混みそうだからと
初夏の花を期待して、鳥居地峠から杓子山へ行くことにしました。
山中湖の空は 予報と違って 厚い雲に覆われていましたが
車を停めて 歩き出す頃には 日も射してきました。
登山口から ほんの一歩きで前が開けて
これから登る高座山が見えています。
朝露に濡れた草原はしっとりと輝き
足元には、たわわに花を付けたアマドコロ
すっくと伸びたチゴユリやアヤメ、そして一面のギボウシの葉
もう少ししたら
いろんなお花たちが咲きそろうのかな
そんな期待を持たせてくれる草原です。
眼下には忍野の町が見えていますが
ど~んと見えるはずの富士山は雲の中でした。
カイジンドウ(nekoppana さんに教えていただきました)/アマドコロ/アヤメ
右手に草原を望みながら進みます。
振り返ると ~~ な~んて いい眺め ( 右端に見える道を登ってきました。)
山頂下は、ロープがあっても滑ってしまう赤土で
この登りは、特に注意が必要です。
そして、高座山山頂にでました。
高座山からの道はそれまでと一転し、広葉樹の緑の中を進みます。
まずは大きく下って( この下りが、帰りにはとってもつらい登り返しに)
あざやかなヤマツツジや
白く可愛い花を咲かせている オトコヨウゾメやコバノガマズミなど
たくさんのお花たちのもとへ、今日も寄り道しながら進みます。
岩を登ると
奥に杓子山が見えました。
鉄塔の下をくぐり、ピークを越えて進むと大榷首峠で、不動湯からの道と合流しました。
大榷首(オオザス)峠のすぐ近くには
ハンググライダーの発進基地があり
飛び立ちの準備中でした。
爽快だし、年齢は問わないからどうぞ・・
インストラクターらしきお兄さんに勧められましたが
もう少し若かったら、トライしたかもね
ここから杓子山までは登り一方です。
苦しさを紛らわせてくれるのは、やはりお花たちでした。
蝋細工のように 可憐です ヒロハヘビノボラズ
ユキザサの上にいる ↓ あなたは だぁれ?
「僕の名前は ベニコメツキ。 赤いジャケットが、おしゃれでしょう? 」
(副長さんに教えていただきました。)
登山道の傾斜が増してくると、ミツバツツジの花がたくさん見られるようになり
やがて杓子山山頂に着きました。
太陽が顔を覗かせると暑くなり、ガスが上がってくると寒くなり
そんなことを繰り返しながら、だんだん視界が悪くなってきました。
山中湖は見えていたものの、すぐそこにあるはずの富士山には会えずじまいでした。
ランチの後は、鹿留山まで足を伸ばします。
クサタチバナの もうすぐはじけそうな ぷっくりした蕾がたくさん
マイヅルソウやタチカメバソウ、ヤグルマソウもバイケイソウもたくさんたくさん
そして、うっすらとガスが流れるブナの道です。
岩がちの登山道を 3、4回 軽くアップダウンして、子ノ神へ出ました。
ここで 立ノ塚峠への道を分け、10分ほどで 展望のない鹿留山に着きました。
子ノ神への途中、休憩中のご夫妻に教えていただいたとおり
山名標はありませんでしたが、三角点とミズナラ(?)の大木がありました。
途中には、こんな不思議な形の木もありましたよ。
何がどうなったんでしょう
さて、一休みしたら 戻りましょう。
帰りは、立ノ塚峠に回ろうか、不動湯に出ようかと
いろいろコースを考えてはいましたが
空模様が あやしくなってきたので
気になるお花たちを もう一度確認しながら
来た道を帰ることにしました。
お久しぶりですね ヤマシャクヤクさん
会いたかったわ ササバギンラン
もう咲いていたのね グンナイフウロ
富士山だけが残念だったけれど、今日もたくさんのお花たちに会えました。
あと一週間、あと一ヶ月したら、この山には どんなお花たちが咲くのかな
とってもとっても気になる山が、また増えてしまいました。
鳥居地峠-高座山-大榷首峠-杓子山-鹿留山(往復)
標準 CTは、4時間55分です。
・・・新種発見! ・・・・かも。
εεεεε┏( ・_・)┛
草原の登山道は気持ち良さそうですね。
>あなたは だぁれ?
調べてみました。
ベニコメツキというコメツキムシの仲間でした。
触覚に9本の櫛歯が生えているのでオスだそうです。
赤い鞘翅はとても目立ちますね。
新種を発見したら、命名させてもらえるのかしらね♪
この虫にふさわしい名前って何かしら・・
もっとよく観察してくるんだったわ (^o^)
気持ちよく歩けた一日だったようですね。
ヤマシャクヤク・・可愛いね。
ありがとうございます♪
今、確認してみました。
ベニカミキリにしては触覚が?・・と、お手上げになっていたところでした。
白いユキザサの花の上の赤い色があざやかで
触覚も変わっているので、しばらくみとれてしまいました。
あの草原の道は、とても爽やかでした。
夏場はさえぎるものがないので、つらいでしょうね。
富士山は見えなくても、曇っている日がいいと思います。
ササバギンラン、ギンランとも、たくさんありましたよ♪
清楚な美人さんですね。
滝子山以上にフラフラと歩きました。
milkさんは、不動湯からでしたね。
高座山の草原はとても気持ちよくて、のんびりしたいところでした。
今の季節はもう暑いので、もう少し前がいいですね。
ヤマシャクヤクは、運よく会うことができました。
咲いている期間が短いのだそうです。
それにしても沢山のお花さんたち・・・
どれもこれも可愛いですね。
辛い登りも楽しくなっちゃいますね♪
あ、はなねこさん、一枚岩の登り・・・
何を手に持っているの?危なくないの?
大きな木に抱きついてるの私と同じだ(笑)
素敵な山ですね、いつか行ってみたい候補に入れました。
だから、お花もはなねこさんに見てもらいたくて
私はここよ~と、姿を現すのかな?
眺望も素敵な、私も好きないい山ですよね。
今回もたくさんのお花でしたよ♪
お花たちに気をとられて、歩いたコースの様子が記憶にないことも・・^-^;)
今回はピストンだったので、帰りにしっかり復習したんですよ(笑)
一枚岩の登りに見えるのは、友人が赤土のつるつる斜面に挑んでいるところ
何か持ってますね~。
危ないので、良い子はまねをしないようにね。
登りのコースを秋に歩かれたんでしたね。
秋はカヤトの原になって、これまたいい雰囲気なんでしょうね♪
杓子山から鹿留山の、ブナの大木の道も良かったですよ。
また行ってみたいなぁ・と、思います。(*^-^*)
富士山も見たいしね。