NHKで放送された [超進化論] は、驚きの連続でした。
植物編では
植物が周りの変化を感じ取るためのセンサーは 20を超え
まるでおしゃべりするかのようにコミュニケーションをしているとか
樹木が 光合成で得た養分を 他の樹木と 与えあっているとか
ワクワクすることがいっぱいで
まさに、『 植物 すごいぜ 』です。
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さて、↑ とは特に関連していませんが
今日は 散歩で見つけた ナワシログミのこと
グミの仲間には、茎や花に 茶色のブツブツしたものがついていて
さらには、葉っぱには 白い小さなものがいっぱい(視力が弱いので)で
植物観察を始める以前は 触る気にもならなかったのでしたが
図鑑を見ると、そのツブツブに見えるものは なかなかに魅力的です。
ナワシログミの葉は常緑で全縁、縁が波打っていて
若い葉には、白いツブツブが一面に見られます。
左が表面で、右の白いのが裏面
表面をマクロで撮ってみると
白いツブツブの正体は 鱗状毛と呼ばれている 銀色のもので
お花のアップリケを 中心だけ止めたよう
ところどころ 空白(空緑 )があるのは
鱗状毛は 成長につれて 落ちるからだそうです。
裏面は、密生した銀色の鱗状毛に 茶色の鱗状毛が混じり
表面よりも 取れにくそうです。
一般的に、植物体の毛には
強い光に対する防御、乾燥防止、小さな害虫が葉の本体に近づきにくくなる
等の役割があるとのことです。
公園に植栽された グミの木は
冬に葉を落とすタイプで
葉の表面の鱗状毛は、ほぼなくなっています。
裏面は びっしりと。
グミの種類によって、星状毛をつけるものもあるとのことで
次の出会いが楽しみです。
しかし、自分が光合成した養分を他の植物に与えているというのは聞いたことがなかったです。
鱗状毛の存在もすごいですね。
何をやらかすか、植物からは目が離せない。
植物の一斉開花は効率良く子孫を残すためなのでしょうが
コミニュケーションしていると考えると納得できますね。
驚いたのは、夏に盛んに光合成をする広葉樹が針葉樹へ養分を分け与え
冬は逆に、針葉樹から落葉した広葉樹に与えているという話でした。
お互いが助け合っているなんて、これまで考えたことなかったです。
そんなことを知ると、ワクワクです。