秋の野川公園 ～ サクラタデほか 2010.10.03

 

  　　

　　可愛らしいお花が咲いているというので

　　出かけてきました

 

 

 

 

　曇り予報の朝、目覚めると なぜか青空が広がっています。

　　　　

　このお天気なら 山にすればよかったかしら

　こんな時間から出かけるとすると、高尾山？

　でも、昨日の 疲れも残っていそうだし・・・　

 

　あれこれ思い悩みながらも

　ネットで ちょっと気になる情報を見つけていたので、電車に乗って出かけることに決めました。

 

　目的地の野川公園までは、京王線調布駅からバスで行きます。

　調布は わずかな期間ながらも かつて住んでいたことがあり

　車窓から 見覚えのある建物を見つけると、少しなつかしい気持ちになりました。

 

　バスを降りると、日射しがあっても 暑くはなく わずかに風も吹いています。

　ぶらっとお出かけするのに ちょうど良い気候になり

　野川沿いの散策路は、自転車に乗る人や散歩する人でにぎわっていました。

 

　自然観察園では、シュウカイドウやツリフネソウが ピンク色の群落をつくり

　ミズヒキ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、イヌタデ、ヌスビトハギは いたるところに咲いています。

 

　そして 咲いていましたよ

　今日 一番のお目当は この花　サクラタデ　 

　　　　　

 

　　　　　　　その名のとおり 桜の花を思わせる ピンク色でした

　　　　　　　小さい花は いっそう可愛らしいですね

 

　　　　　

 

 

　同じく タデ科の　ミゾソバ（左）と　ママコノシリヌグイ（右）も 咲いていますが

　　　

 

　同じように愛らしい花なのに、一方の葉や茎には 下向きに生えたトゲがたくさんあって

　継子のお尻を そんなトゲトゲしたもので拭くという

　痛ましい情景を思い起こさせる 悲しい名前が付けられています。

 

 

　ヒガンバナは もう盛りを過ぎていました

　　　　　

 

　　　　　　　

 

 

　そして　もうひとつ楽しみにしていたのは　カリガネソウ 

　　　　　

 

　　　　　　　何度撮っても ボケてしまうのが難点ですが

  

　　

　　別名を ホカケソウ ともいい

　　雌蕊 雄蕊が 大きな弧を描く お花と

 

　　その中は どうなっているの？

　　覗いてみたくなる紫色の蕾です

 

 

　　関東南部以西に分布するということですが

　　山ではまだ この花を見たことがありません。

 

　　エレガントな姿に似合わず 悪臭がするそうですから

　　出会った場合は ご用心を・・  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（出会った場所は どうぞご一報くださいませ）

 

　自然観察園の花だよりには、今見られる花の名が ６０種以上揚げられていて

　今年初見の ナンバンギセルやヒヨドリジョウゴ、キツネノマゴなどもあり

　しっかり見ていくと、この季節に咲く野の花が意外に多いことに気付かされます。

 

アキノノゲシ／レモンエゴマ／カラスノゴマ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

イヌショウマ／シモバシラ／ハッカ

 

　今日観察したお花たちに 今度は山で出会いたいと

　次の山歩きをいっそう楽しみにしながら 帰る電車の中では

　ガラス越しの陽光に ウトウト 　し、穏やかな秋の一日が終わりました。