日当たりの良い斜面や道端などに咲く オカスミレは、アカネスミレの品種です。
全体に毛が多く、花柄や萼片、距や子房、果実にも毛があるアカネスミレに対し
オカスミレは、側弁の基部以外は 無毛なのですが
オカスミレ
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側弁にも 毛がない オカスミレがいました。
見えている部分には、毛が全く ありません。
側弁無毛
手元にある スミレの図鑑には、側弁が無毛のオカスミレは載っていませんが
「高尾山の花と木の図鑑」 菱山忠三郎著 (主婦の友社) に
高尾山で最初に発見され 発表された植物として、以下の記載があります。
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ヒゲナシオカスミレ スミレ科
オカスミレの側弁無毛種。1969年に奥高尾明王峠付近で芹沢俊介氏が発見し
1971年に同氏によって新品種として発表された。
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というわけで
出会ったのは、ヒゲナシオカスミレ という名のようです。
ヒゲナシオカスミレ
ヒゲナシオカスミレ
2018.12.28 追記 *********************************************************************
「原色 日本のスミレ」 のオカスミレのページに
『 側弁の基部はふつう有毛だが、時に無毛も見られる。』
との記載があると、ご教示いただきました。
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