ハノハノ*ニジイロビヨリ

旧ハノハノ*アラチビヨリ
和やかにふんわりと、時々欲張りな日々。

今月の本*2010.3月

2010-04-01 21:05:10 | Book&Comic
【小説】

・くまちゃん 角田光代
・家のロマンス 加藤幸子
・毒笑小説 東野圭吾
・ドミノ 恩田陸
・地下街の雨 宮部みゆき
・贈る言葉 柴田翔
・女たちは二度遊ぶ 吉田修一
・サイン会はいかが? 大崎梢
・私の男 桜庭一樹
・暗黒童話 乙一
・見えない誰かと 瀬尾まいこ
・三谷幸喜のありふれた毎日8 復活の日  三谷幸喜

【マンガ】

・ちはやふる 8巻 末次由紀
・ひまわりっ 13巻 東村アキコ
・おんなの窓3 伊藤理佐
・リネンとガーゼ 2巻 あいざわ遥
・少女少年学級団 5巻 藤村真理
・ピアノの森 17巻 一色まこと

【その他】

・乙女の大阪 甲斐みのり
・カナカナのかわいいロシアに出会う旅 井岡美保







相変わらず節操なくて…(爆)

3月に読んだ本の中では「ドミノ」がお気に入りです。
最初のページが登場人物紹介でその人数の多さにちょっと後ずさりだったのですが。
読み進めるうちにその人物やらそうでないもの(笑)をきちんと区別し
それぞれに気持ちを移入して読むことができました。
紙袋がひょんなことから擦りかえられることでそれぞれその中身に執着のある
人達や、様々な思いを膨らませてたまたま東京駅にいる人達やそうでないもの(結構
重要なキャラなのであえて何者なのかは書きません・笑)がそれぞれの思いのまま
行動し、それがひとつの奇跡を生んでしまう…最後まで結末を手に汗握る展開。
ドラマとか映画化すればいいのに、って思っちゃいましたが1日40万人近い人達が
乗降する場なのでロケとか難しいよね。

「贈る言葉」は何年か前に買っててずっと読み損ねていてやっと読めました。
確実に普段私が好んで読む本とは系統が違うっていうね。
なんでかは分かる人には分かるでしょう(笑)
どの時代にも、どんなに賢い人でも青春ってあるんだなと。当たり前なんだけどね。
ああ。もう。バカっぽい感想で嫌になるわー。

「暗黒童話」は実は2度目です。
といっても1度目はあまりにも中身がグロテスクで読み終えきれなかったような…。
ミステリーでありホラーでありある種ファンタジーぽくもあり。
眼の記憶っていうのはありそうな気もするけれど簡単に出し入れできるものなのか
とかね、そのあたりはもうファンタジーだと思おうかと。
そうじゃなきゃなんか怖いんだもん。
乙一さんの作品は「夏と花火と私の死体」が好きっていうか印象深い。
以前相葉ちゃんが乙一作品が好きっていうのを知って、
案外明るいだけでなく実はネガティブな部分も持った子なんじゃないか?って
思ったことがあるなぁ。そういえば。

三谷さんの本は2009年刊行のエッセイなのですが中に
「現在執筆中で中身を詳しく言えないテレビドラマ」の話がでてきまして。
ひょっとして昭和30年代のあれなのか!?と思った次第です。
古畑中学生の山ちゃんの話で、三谷さんが山田涼介を知るきっかけが奥さんである
小林聡美さんの息子役がコドモな田村正和さんに見えたっていうことだったそうで。
そして実際撮影が始まり始めて山ちゃんに会った時「妻の連れ子に会った気分」だった
っていうくだりで笑ってしまいました。
小林さんの本でも出てくる愛犬愛猫の話にほっこりしたり涙したり。

「ひまわりっ」久々に健一お父さん登場☆そして最終巻っていう(泣)
サブキャラが個性豊か過ぎて最初頃のお父さんのパンチが大人しくなっちゃったのが
残念だったけれど。
でも、お父さんの大きさを最終巻で見た気がしました。

「おんなの窓」実は作者は同い年。そして初単行本「お父さんの休日」からの伊藤理佐
フリークなのです。エロ系も「くだらないー」と思いながらすごく人間を観てて
クールにぶった斬る作品作りが好きなのです。
週刊文春の後ろの方のひとコママンガを毎週コンビニで立ち読みしてます(爆)
単行本化が待てません。

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