嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

才子に会いたい。

2017年11月01日 01時50分39秒 | 
才子の中にある寂しい世界に
僕の記憶を無理矢理詰め込みたい。

才子の中で延々と問われ続ける下らない問題を、
僕が真っ二つに答えを出したい。

僕は、才子に会いたい。

才子に触れたい。
才子の臭いを嗅ぎたい。

才子の汚れと僕の汚れを一つにして、
同じ穢れにしたい。
同じ罪を背負いたい。

一つの命のために、
二つの世界が終わっても、
それはそれでいいんじゃないのかな。

でもまぁ、今はそんなスケールのでかいことも、
抽象的なコトも、
何も考えなくていいから、
ただ僕は、才子に会いたかった。

なんで過去形なのかって?
読んだ時と、書いた時では、時差があるからだよ。

失われた想像力

2007年02月22日 19時56分24秒 | 
相手の言ってることがわからない。
自分の考えていることがわからない。
言葉という、共有された嘘ばかりが見えていて本当にみたいものは何も見えない。

中心を、知りたいと思った。
誰かが考えていることにしろ、
自分が考えていることにしろ、
対象が考えていることにしろ、
意識が考えていることにしろ、
神が考えていることにしろ、
どんなことでも。

そう、どんなことでも。
本当は、何かを知りたいと思った。
けれど、言葉を辿れば辿るほど、あまりにも、それは作られた、
誰かによって作られた、嘘の輪郭を辿ることしかできなかった。

察する、ということを知った。
黙して語らず、ということを知った。
嘘を吐く、ということを知った。

本当は、そこで何を知ったんだろう。
そして、何に出会ったんだろう

僕は、知ることで、何かに触れたことができただろうか?
一度でも、誰かに触れることができただろうか?

僕は、一度だけ、すごく閉じられた世界で
何かが射し込むような、強い光を感じたことがあったけど、
それは、生きることの痛みにとてもよく似ていて
そして、とても鋭くて強い恐怖に似ていた。
今が何かわかったような気もしたけど、
自分がとてもおろかしい、どうしようもない壊れそうながらくたのような気がした。

全てがバラバラに消耗されていく、疲弊された世界の中で
自分を信じる事は、なによりも恐ろしい。
たとえば、何も知らない自分という、その閉じられた自分に気付くことができたとしても、
それを肯定することも、否定することも、僕にはかなわない。

僕という嘘が、
作られたばかりの嘘が、生まれた場所に還っていくだけの行為だったから。

心で向き合うことは、とても永遠に近くて
とても永い牢獄に思えた
何かを信じることはできないけれど
何かを壊さずに済んだ、
結局のところ、そういう弱さでしかなかった。

僕は、自信ということばが嘘であることを知っている
自分という幻想を信じた者だけが見る、夢のように儚い灯籠であることも知っている
それでも、きっとそこになにかあるって、それを知りたくて、それを信じたくて
ずっと探しているから、
それは、創り出す行為に似ているという、そういう嘘でしかない。
記憶が等速で創られ続けるという嘘。
思い出すことが、等速で忘れられるという嘘。
その嘘がある限り、人は時間を超える事ができないって、知っている。

だから、心の壁はいつも透明で、いつも白く黄色い灰色の暖かみで
僕くらに遠くふりそそぐ。

とおく、とおくとおくふりそそぐ。
美しい景色の中で、儚い今を振り返るように
逃げ壊れる、自分を優しく守るように
ずっと、自分が居るハズって何かあるハズってそんな淡い期待だけが存在を支えてるって
僕らは気付いていけるから

きっと、すごく切ないことだけど
自分は、自殺するような速さで、生きることにとても近い等速度で
粉々に、砕け散ってゆく。

生きることは切ない。
だけど、死ぬことは、それと同じぐらい、やさしくて、あたたかい。

時間ドロボウBLOG

2005年08月18日 00時08分29秒 | 
びっくりするなぁ…。
凄いな、色んな書き方がある。
色んなやり方がある。

別にこれは、反省でも無いし、初心表明でもないし、
今感じてる事をそのまま書くんだけど

正直言えば、僕は今も迷ってるんだ。
BLOG-FRIENDSにこれからも関わっていくのか、
また、ブロガー達と関わっていくのか、
その事についても。

BLOGは確かに、それなりに面白いと思うよ。
そしてまた、それは自分にとって様々なチャンスを産むものだし
そもそもそれはBLOGに限らず、
コミュニケーションというある意味危険な、
外部との対峙こそが、
その本質的な、境界の揺らぎに垣間見る
風の中の埃なのだと思う

酔っ払いのたわごとは嫌いだけど、
芸人さんの底に眠るやましい動機に、
僕なりの返事を返さねば、と思ったりはする。

今回の一連の騒動の引き金、
その奥にある動機、
僕の妄想であるかどうかはさておき、
勧誘に思えて仕方ない。

悪いけど、今ここで決断する事が出来ない。
それはBFに対しても同じ事だし、
もっと手前のBLOGに対してもそうだ。

たくさんの語り方がある事は僕も知ってる
そしてそれを知ろうともしない僕に、
いらだちを憶えるたくさんの人たちが居ることも知ってる

だけどそんな人たちの願いは、
悪いが僕に何の関係も無い。

動機がないんだ、僕には。

色んな諦め方があるのは知ってる
色んな死に方がある事も。

だけど全部、僕には―、、…、、?

正直言えば、僕もKenさんの事はそんなに好きではありません。
だけど、嫌うことも出来ない。
Kenさんを嫌うには、僕はあまりにもKenさんの事を知らなさ過ぎる。
そしてまた、わどさんの事も。
現状で言える事と言えば、否定された時は噛み付く、ということくらいでしょうか。

弱い犬ほどよく吼える。
そしてまた、牙を失くした老犬も
牙を欲しがる子犬も
その鋭い牙に憬れてか、貫かれたが故にか、
とてもよく吼えるのだろうけど

そもそも僕は…
誰に吼える?

あなたは敵では無い。
だけど味方でもない

味方なんて、誰にだって居ない…のか(?)
僕にはまだ、見えない。

霧の中で手招きする光は太陽だと思えない
牢獄を開けてくれる親切な旅人は多分敵だ

わからないんだよ、僕にはなんだって。

あなたがいらいらするのはあなたの問題だ。
そして僕がその事にイライラするのも、きっと僕の問題だ。
そこに、何かの可能性の、一欠片を、君は見るのか?
僕は見るのか?

そんなこと、わからないんだよ。
誘導的すぎるんだ。
君に仕掛けられた君の罠達は。

かからないよ、それ。
網が見えないんだ。
今、僕の目の前にある水槽で泳ぐ魚の骨達は
多くの魚を飲み込んで、そしてその、小魚たちの意思が、
大きな魚の流れを――…決める、のか?

君が決断を焦る理由、それは何かな?
生き急ぐ理由は、内臓の意思かい?
君の意思かい?

僕が死に急ぐ理由は
たぶん、死に神の微笑み。
あるいはまた、それは記憶の中の僕の血が離れた
引き剥がされた痛みの、分身達の、悲痛の祈りか。

誘惑とは、怖いものだね。
いつでも僕を、時間から解き放ち、
僕の時間を盗む。

泥棒の酒はどうよ。
美味いのかい?それ……。

あせんなよ
いつだってこの世界は地獄行きだ。
あせらせんなよ。

代わりに俺が、焦るからさ。

猫じゃらしの笑顔

2004年10月15日 06時21分13秒 | 
猫じゃらしと 毛皮ジョークで 君の笑顔を 僕が作りたい♪
君の脇の下 ずっとくすぐって 君の笑顔を 永遠にする

そんなイタズラ もっと頑張って 君の髪の毛 僕が食べちゃえ
僕が料理して 君が食べるなら 地球の味は どんな味なんだ

君の背中に バター塗る音が そっと懸命に ずっと広がる
耳を引っ張って うさぎジョークで 世界の隅で ふたり囓ろうよ
君が料理して 僕が食べるなら 世界の味は 君の味なんだ

猫じゃらしと 君のジェラシーで 世界の音を 赤色にする♪
そっと鮮明に ずっと懸命に リアルをなぜて ふたり奏でる
特別な音 得意気な音 笑い声だけ 響かせはじける

猫じゃらしと 僕の存在で 君の背中を そっとくすぐる♪
毛皮をかぶって 動物になって ふたりでじゃれて ずっと走ろうか
猫じゃらしで 君の背中に 落書きをして さぁっと逃げようか

ふたりの味と 世界の匂いと 時間畑の 存在野菜
うんと引っ張って どんと尻もち
結果半分で 料理半分で 全部半分で 僕も半分♪

猫じゃらしと毛皮ジョークで君の笑顔を僕が作りたい
君の脇の下ずっとくすぐって僕の笑顔も永遠になる
猫じゃらしと毛皮ジョークで君の笑顔を僕が作りたい
君の脇の下ずっとくすぐって君の笑顔を永遠にする

猫じゃらしと毛皮ジョークで君の笑顔を永遠にする♪
猫じゃらしと毛皮ジョークで君の笑顔を永遠にする♪


種明かしをするよ。

2004年08月06日 14時43分02秒 | 
落ち着かない。
今日も落ち着かない。

僕はいつも愛情に飢えている。

僕は無条件に愛される事に飢えています。

それが母親の愛情不足だったのかどうかは
今となってはよくわかりません。

現状で両親と一緒に暮らしていますが
両親は僕をやっかいな存在だと思っているようです。
しかし同時に殺すほど冷酷非道にはなれないでいる
そこでパラサイトシングルをやってる僕が居るわけです。

実家を離れて暮らしていると
わりと淡々と日常が穏やかに過ぎていくのですが
それはそれで社会にうまく馴染めない自分が意識され
「明日なき俺は狼となって」の狼と似たような状態に陥ってしまうのです。

以前僕は大学を二年で辞めた後で
そのまま一人暮らしを続けて居ましたが
家賃を1年滞納して無駄な日々を過ごしただけでした。
友達と遊びつつ、なんとかギリギリ食い繋ぐだけの生活ですが
ストレスは貯まらなかった。
毎日馬鹿な事をやって暮らした。
快適な暮らしではあったけれど
自分を問い続けるものは無くならなかった。

様々な人が大学を卒業して独立していき
バラバラに散っていった。
それと同時に僕の周りからは友達は一人ずつ減っていった。

みんな大人になっていったんです。
僕は大人になる事は出来なかった。
これが一つのコンプレックスです。

また、大人になるとはどういう事か
それは僕の中では「自分の子供を産んで育てる事」
だと思っています。

僕は女を求めるようになりました。
けれど自分以外を好きになる事はなかなか出来なかった。
いつでも僕は自分が一番大事だった。

親に滞納した家賃を払ってもらい、
僕は実家に戻りました。
そのまま僕は引きこもりになって
どんどん駄目になっていった。
自分を問い続ける毎日と無駄に戦った。
疲弊しただけで何も得られなかった。

僕は死のうとは思いませんでした。
僕は僕が好きだったし
今は駄目でも、きっといつか誰かのために
何か一つくらいは役に立つ事が出来るだろうと思っていたのです。

僕が引きこもってる間に日々感じていた事は
友達とライフサイクルを共有できない寂しさでした。
友達は仕事をしながら生活しているから
僕は同じ苦労を共有する事もできなかったし
平日街をフラフラしても余計に寂しさが募るばかりでした。
僕は僕だけの時間を僕の部屋の中で
まるで冬眠するように過ごしました。

去年の夏、じつに10年ぶりくらいに好きな女性ができました。
もし、彼女が僕を肯定してくれるなら
僕は大人になれるのではないかと期待しました。
自分が大人になれそうな気がしました。

だけど僕は自己主張ばかりして
相手に合わせようとはしませんでした。
相手の好みの男性に化ける努力なんか絶対したくなかった。

僕と彼女はお互いに依存し合うだけの電話友達になってしまいました。
彼女もまた、自分を認めてくれる人を欲しがっていたから。
僕は彼女に一番近い位置に立てたと思うけど
男としての魅力を引き立てる事は出来なかったし
また、彼女も僕を男らしくしようとはしなかった。
彼女はただ、自分を熱心に見てくれる人が側に居れば
いつも相談にのってくれる人が側にいればそれで良かったんです。
だから僕と彼女はお互いに見せかけの信頼で
中途半端な距離を探り合うような仲になってしまった。
僕は彼女が僕を友達として好きでいてくれても
異性としては好きになってくれない事に耐えられませんでした。

僕は大人になる事は諦めました。
だけど死ぬ事はできなかった。
僕は彼女を諦めたけど
女性を諦める事はできなかった。

僕は多分、逃避的に夢を追う生き方を選んでいます。
それが今のBLOGと密接に関係している。

僕のBLOGは僕の夢の投影なんです。
起きたまま、言葉の中で夢を見ている。
たぶん、それが誰かを呼び寄せる。
それが誰かを惹き付ける。

僕は現実が見えていないのではなく
現実と戦う事を諦めてるんです。

それが死にたがりの理由です。

僕は夢と現実を交換したい。
僕の魔法で。僕の言葉で。

それがきっと僕の多面性の理由
僕の被っているマスク
僕の吐いている嘘

今日はそんな風に感じました。