嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

時には空中を歩いて渡るように

2006年01月31日 03時23分00秒 | 駄文(詩とは呼べない)
巡り来る 秋の匂いも しない

掻きむしる されこうべの 音も しない

ただ僕は 空を視て
うすい うすい 空気の みずいろの 空を視て

カラダを大の字にひろげながら

ああ、これが、空なんだなぁあーと

飛行機の開いたお腹を視ながら

この世界を内側から壊すのです

後頭部から落下しながら

幸せ探しの仕事から解放されたよろこびで

笑って祝福されるから

あ、責任ってこのことか!

思い出し笑い

いやしいね、生きる笑顔だけが目的なんて

僕はほくそえんでみようかな

君の街を、まっしろに染めながら

苦しい時は息を吐いたらいい。言葉になるかもしれないから。

2006年01月30日 23時45分20秒 | 駄文(詩とは呼べない)
責任ってものについて考える
人と関わる責任とか、書くことの責任とか、無責任とか、
とか、とか、とか。

泥棒についても考える
人から幸福を盗むこととか、金を盗むこととか、時間を盗むこととか、
とか、とか、とか。

別にエネルギー保存の法則を盲目的に信じ込んでいるわけじゃないけど…

だけど、やっぱり僕には。

自分の意志が無いような気がしてならない
自分の身体が自分の意志でちゃんと動いているのか
まったく自信が持てない。
責任って言葉は、集団や社会の中でこそ意味を発揮する言葉で
というかそもそも「言葉」自体が集団がないと生まれなかったんじゃないか?
そういうネットワーク的な感覚のチャンネルと違うのか?
と何度も考えはするのだけれど。

言葉が喋れない自閉症患者の世界で
言葉が存在していないのかどうかを考える。
そして言葉を喋れる自閉症患者の言葉の意味を考える。

僕はそこに、オリジナリティを少しだけ感じる
100%のオリジナルなんて、幻想に過ぎなかったとしても
全く言葉が喋れない人でも肉体は機能しているのだろうから
そこには、細胞達の連絡のサインがあるだろうと思うから
やっぱりそこには、言葉と呼んでも差し支えない何かがあるのじゃないかな?

はにゃ語はそんなに駄目ですかね?
紙幣偽造と同じくらいの重罪ですかね?
やっぱり、言葉は通じる記号じゃないと駄目ですか?

僕はそうじゃない、と思う。
あるいは思いたいだけなのか。

ユニークって言葉には「ひょうきんさ」のような意味も
多少は含まれていると思うし、
誰か一人でも、僕の言葉で笑ってくれるなら
勝手にイミフな言葉、作ったっていいじゃないか、と
少し、ときどき、勝手に、ときおり、ちょっと、わずかに、
かけらほど、ほんのちょっぴり、あるいはいっぱい、、、。。。
…思うのだけど?

よーするに、僕は言葉って
ちょころびっと意味不明な味がしてもいいと思うのだ。

そして断言した言葉が、全く確定されなくても
そこに振動があるなら、それはそれでいいんじゃないかと、
やっぱり独りだけで思うのだ。

僕はそんなにワガママなんだろうか。
だけどいいや。
ワガママさの意味も、僕が今から創るモノだし。


少しだけ泣いて

すこしだけ、涙の味を知る。

古い友達の夢を見た

2006年01月29日 10時39分45秒 | 駄文(詩とは呼べない)
学校のような建物をさまよっていたら、6歳の頃に知り合った友達がいた。学校は次々
と戸締まりされてゆき、それが下校の時間であることをあらわしていた。遠くから電
車で来ていた僕は、友達が普段利用しているバスに一緒に乗った。
無駄話をするように後ろを向いて彼に話しかける
「このバス、どこに行くの?」

「三十一」

それは(さんじょういん)と言ったのだろうか
いずれにせよ、聞いたこともない地名だった。
「すいません降ります!」
僕は即座に大声で告げた。
教師のような中年の女性が偶然乗っていて、乗務員のような男性に僕が次のバス停で
降りるむねを小声で伝えてくれた。

僕は夢から目覚めて、ぼんやりとその出来事を考えていた。

そこで突然気付いた。
とても大事なことに。
僕は夢のなかにおいてさえ、踏み出すその一歩に怯えているんだ。
30をこえているものは音の音色自体が大人の世界の響きを持つ。
だから僕は即座に断わったのだ
20代の数はまだ夢をおいかける世界で。
僕はそこに違いを見いだしているから、その音がうまく聞き取れなかった。
あるいは聞き取れていたら、その夢は終わっていたのだと思う。

小さい頃から、大人がキライだった。
何も考えてない大人が大嫌いだった。
忙しい素振りで、キャッチボールに付き合ってくれない大人が嫌だった。
遊んでくれる人はいいひとだと思っていた。
その余裕こそが、張りつめた現代の大人に足りないもののような気もするし。

じつはずいぶんと昔から、

(大人にならないようにしよう)

と、うすうす感じるままに抱え込んでいたのかもしれない。

そして僕が読書をすると吐き気がする理由にも繋がった。
「死は知の糸を切断する」
死神のカマで、あらゆるすべてを断ち切る

知ろうとする積極性は世界を取り込もうとする飢えであり、
多くの人がそのことに欲をもっているようにおもう。
だけどそうではない人がいる。
食べ過ぎの人だ。
そしてよく噛んで食べない人だ。
吐き気がするのは考えることが出来ない強制力をあらわし、
それが洗脳されるような疑いの気持ちにつながる。
鬱うつとした気持ちの時に、知ろうとするのは逆効果だと思う。

排泄する必要がある
あるいは遮断する必要がある
表現することは、次の考える力につながっているように思う。
みんながみんな、光の糸でくるくるとあやとりをしている

いつか僕は、光の糸をたちきり、
このせかいを去らねばならない
糸が編める今のうちに、色々と考えておこう。

子供のままに死んでいくのが、僕の夢でもあるのだし…

断りの返事を表白する

2006年01月28日 21時52分13秒 | Weblog
やは!
はにゃです。

僕はたぶん、以前と少し変わったかと思いますが
根本的な部分はあんまし変わってないと思います。

それに対して、あなたはあまり何も変わってないですね。
もうすでに、環境がほとんど変わらない状態に
日常生活が落ち着いてしまっているのかな?
だとすれば、それはそれで たぶん良いのでしょうけど。

あなたがくれたメール本文の大半ですが
基本的に方法論ばかりが目について
中身の大事さをほとんど感じません
おそらくは経験や勉強によって培われた、
あなた自身の職業的な おせっかいの癖なのでしょうけれど。

色々な箇所の前提が間違っているのですが
その中でも一番おかしな前提条件は

《喧嘩になりそうだから、今のところは同居しない方がいい》
という趣旨の部分です。

喧嘩以前に、僕はあなたと同居をしませんよ。
僕らはそんなにまで親しい間柄でしょうか?
そしてそもそもそういう関係性なのでしょうか?

僕はおよそ一年ぶりくらいに返した前回のメールで
あなたの事を「知人」と書きました。

文脈においての、その意味するところがわかってないのでは?
僕の理解力についての脳気質や精神性を分析されるのは結構なんですが
僕の現実がまるっきり見えてない。
それはもしかすると方法論が悪いのではなくて
僕が現実の具体的な出来事をあまりblogに書かないせいかもしれませんが。

もし、単にあなたが僕の寂しさを感じてメールを送ったのであれば
それはあなたによって解消されえるものではないと思います。
もっとあやふやで、ギリギリで、正体不明の、
かなり危険な他者による接触なのだと思います。

そして逆に、あなたがなにか寂しくて、人恋しくて
僕にメールをする機会を待っていたのなら
話を聞くことくらいはできます。
ですが、あまり親身になって現実的な相談にのる事は
ほとんどなにも出来ないものと思います。

何故かといえば、
僕は僕自身の身を立てることすら失敗している現状なのに
今、誰かと暮らすことなど無理だと感じているからです。
あるいは、過去の僕の経験が
同じ事を繰り返すことのないように
僕に歯止めをかけ続けるからなのかもしれません。

今は少し人間不信に近いような、
接触や刺激そのものに対する怯えのようなものがあって
僕はそれと向き合おうとして
ずっと何度も失敗している最中です。

とりあえずあなたが単なるおせっかいとして
何か別の意図でメールを下さったのなら、
無意味で適当なやりとりなぞは出来そうなのですが、

もし何か僕に好意的な印象を持ってのことでしたら、
あまり関わらない方が良いかと思います。

対等な関係での対話をきちんと続けていける自信がありません。

それにあなたは、どうも僕を美化し過ぎていて
そして同時に病気とみなしすぎている。

簡単に言えば思い込みや幻想があまりにも強すぎて
その妄想が次々と勝手なストーリーを組み立てています。

勝ち負けなどには拘らず、物事を二極化せず、
もう少し落ち着いて読まれてみてはどうでしょうか?

そんなわけで、
それぞれのURLは踏まないでおきます。
興味が起きなかったので。

怒っていると勘違いされても困るので
一つだけ、メッセージ性のあるものを。

つらいときに何度か、あなたの携帯に電話をかけました。
そして着信拒否されている事に気付きました。

そこで僕は…
あなたは【約束よりも自分の世界を重視する人】だと
勝手に判断しました。
別にあなたは悪くないです。
ただ、それはそういうものだという、そのことが残っただけです。

それでは。

正常に近い狂気を生きるひとびとひと

2006年01月28日 13時22分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
未来を大切に、葬るんだ
永遠に近い時を生きて
なお永遠に近づこうとする者よ

大切に、大切に、未来を埋葬したらいい
そしてなお深く、永遠に無限の接近を求め
それでいてなお、永遠には至らない道を模索する気なら

君はまた、未来を選べばいい。

果てを超越してなお、
他者の光を探すなら
それはもう、闇ではないだろう

君は、欲に満ちた未来を選べばいいよ。
嬉しくも哀しくもない時を
必死なフリして
世界を笑い続けたら

それが意志だと思うなら
決意があると信じればいいじゃないか。

それでも僕は
死を選ぶだろう

かつてないほどに
喜びに満ち溢れる瞬間へ向けて
こちら側の 扉を開くよ

いつだって入り口にいる
いつまでも入り口にいる
出口のない世界に
必ず孔を穿つ為。

世界をはじめようぜ
誰もみたことのない世界を。

一人分のオーロラを見るための作法

2006年01月27日 22時01分45秒 | 駄文(詩とは呼べない)
絶望と希望の間を、行ったり来たりする
躁鬱病というやつかもしれないが
特別な万能感は無い。

べつに…なんにも望んでない

無力さは、努力の後に訪れるものだと思う
だけど無気力さは、いつ来るのかなんて
僕にはよくわからない。

一つを知って
一つを手放す

二つを知って
二つを手放す

なんなのかな。
よく、わからないよ

中空を見つめる自分がいる
黒目はどれくらいあるだろう

水滴のかれるしぐさが薫る前に
僕はどこかへ旅に出ようか

ガラス玉より小さい地球が見える
くるくる回って はやさをさとす

静かに巡る太陽が ただひとつ そこにあるように

くるくるまわって 僕に何かを
僕はただ それを見つめる

ふれないでおこう
話しかけないでおこう
それはただ、回ることが楽しそうだから。

くるくるまわって つぶやきをかたちに

誰にも言えない朝が来る

2006年01月27日 05時32分10秒 | 駄文(詩とは呼べない)
怖い。
部屋に居るのに。
ずっと布団の中にいるのに。

他人が、そして明日が怖くて怖くてしょうがない。

明日、何か外出予定があるわけでもないのに。

誰か来るわけでもないのに。

なのにずっと体が震えている。
背筋が寒い。
布団を四枚も着てるのに、それでもまだ寒い。

「誰か…

と、声を出しかけて
誰にも会いたくないことに気付く。
多分、死ぬしかないと思う。
この心の闇を消すことは、絶対にできないのだと思う。

誰か、すごく適当に、街で初めて会った美しい人に、
自分の心の中のずっと奥深くにある、まだ誰にも言ったことのない醜さの、
全てをぶちまけて失恋したい。
このさい、男でもいいような気がする。
自分の持っている罪の、いっさいがっさい全てをそいつに投げつけて、
全てをそいつのせいにして死にたい。

早く死にたい
誰にも会いたくないのに
誰かに打ち明けることばかり考える

ほっといても俺には朝が来る。


悪夢はずっと醒めることがないのに。

はみだしたり、はみだされたり、はをみがいたり。

2006年01月26日 18時41分48秒 | 駄文(詩とは呼べない)
自分の感覚にもっとも正直な言語はなんだろう
英語?フランス語?ドイツ語?
いや、やっぱり日本語なんだと思う。

とはいえ、知らず知らずのうちに表意文字として働いてしまう漢字や
ただひたすらに表音文字であろうとしながらも
どうもシステマチックで正確な音を表してない気がするro-majiや
さくさくとした歯応えでありながら意味不明なカタカナは
僕にうまく馴染んでくれない。

dakaraヤッパリ僕ha平仮名wo使オウト思ッタ。

だからやっぱりぼくはひらがなをつかおうかな?とおもった。

もちろんひらがなだらけにするとれんぞくのぶんしょうがよみにくいという
そしてあっしゅくりつがわるくてながながだらだらしてしまうという
そういうとくせいもあったりするわけなのだけれど。


けどさ
かいぎょうしたりとか
くうはく を あけて みやすく くぎっていくとか、
いまは おもいつかないけど なんか、
うまい☆かいけつ@ほうほう とか、あるんでないかな?
うまい かいけつ ほうほう とか あるといいですよね

ぺぺろーり。(幻聴です)

で、僕の問題はというと
そういう印象とか見た目の話よりも
もっと自分自身の深層意識の問題の方がすごくすごく気になっているわけで
感性に正直であろうとするのは
感覚器官の大半が全て受け取る為の入力としてしか、
機能していないという錯覚というか、性質というか、
そうとしか思えない思い込みというか、
常識というか、固定観念というか
どう表現していいのかわからないけど
やっぱりとにかく受け身の意識なわけで。
筋肉運動って本当に出力なの?
言葉って入力?出力?どっちに感じてる?

だからさ、よーするにわかんないわけですよ。
考える為に書いているのか、書いているから考えてしまうのか
そういうのがどっちつかずであるように
書いている自分自身にだって三行先の事はわからないし
それどころか次に出現する単語だってわかるかどうかあやしいもので。

暗闇でボォゥっと浮き上がるモニターを眺めて
その白さだけを感じていた
ずっと点滅し続けるカーソルを眺めながら
書くことの力を失っていた
そこにはただ光だけがあって
感情というものはおよそその場に不似合いであろうというほどに
そこにはただ、がらんどうのような自分がいた
僕はふと思い立って、その場にいる自分をぶん殴ろうとしたのです。
「声をかけずには、いられなかった。」

こんなのは、深層意識じゃねーよ。
と思う。
明らかに作られた物語であり、虚構であり、
全然僕をなんにもあらわしていない。
僕はそういう苛立ちを感じています。
それを表現力の無さであるとか語彙力の不足であるとか
そういう評価を聞きたくて書いてるんじゃない。

もっと潜れるはずだ
自分がここに全く書き表していない嘘があるはずなんだ
その嘘は、ここに象徴として浮き出ているようなものや
構造から分析できる隠蔽された事実なんかじゃない。
ここらに書かれている文脈とは、全く異なる盲目点のようなものだ。

息を呑んで見守ろう

ただ 自分自身であることを

振り返らずに走り続けよう

まっすぐに、誰よりも後ろ向きに。

こう書いたからといって
僕がこう考えているとは、とてもじゃないが言えない
だって僕は嘘吐きだ
思い込みじゃなくて、剥離であり、乖離なんだよ。
確かめると崩れるから、怖いんだよ。

何にも変わらない
比べてしまうとすぐにわかる。
だから人とは比べたくない
自分でありたいとは、きっとそういう意味だ。
誰だって時間と共に大人になっていく
だから心の臓器に永遠を閉じ込めてあるんだ
ハートビートモーターが鼓動を刻むたびに
毒の鉄液が僕を苦しめる
永遠なんてここにはないと
世界の全てが僕を嘲笑う
それは怒りにも似た悲しみだろう
それは笑いにも似た懺悔だろう
僕だけが永遠なんだ
既に死んでいる僕だけが。
生きてるだけで気味が悪い
他人を覗くと吐き気がする
だからずっと永遠にここであろうとする
だけどそれでは飽きたらず まわりの変化を永遠に引き寄せる
だから僕の隣を指さして
君はブラックホールと言うだろう

鎌を研いで準備をする
砥石が削れる音がする
自分の首を切断していく歯車の軋みや
鋭利な刃物が鈍器に変わっていく歪みが見える
人が死んでいく音を聞け
耳を塞ぐとへばりつく
両手を縛り付ける筋肉が拳を作る
ただ、震えながら目を閉じる
精一杯、頭を打ちつける
「ゴガン、ゴガン」と聞こえはじめても
その音が向こう側から届いているような気がする
僕はスイッチを切ろうとする
だけど感覚は最後まで僕を引き留める
長い長い時間が来る
(一人が怖いんじゃない自分が怖いんだ)
そう思い続けて、僕は自分に許しを乞う

もういいだろ?
もう、死んでいいだろ?

「駄目だ」

低い沈黙に似た声がする
僕はまだ死ねない。

息を吐いて、
時計を見る
(まだ1秒しか経ってない…)
だけどほんとは一秒も経ってない

長い長い鈍痛と突き刺すような電気の重さがきて
僕は気絶したいと願うようになる
それでもまだ、世界は答えない

きっとまだ始まったばかりなんだ
僕はまだ生まれてすらいないんだ
胎児が最初の瞳で世界を見ようとするように
僕は自分でうまれようとする
赤い海を泳いで何よりも深い繁みの中に
ただただ沈んでいく世界を見つけたら
それ引き寄せるように泳ぐんだ
「───。」
誰にいっているのだろう

突然ドサリと腕が落ちて来て、
それが自分の手だと気付くのに時間がかかる。

記憶が曖昧にぼけて僕はどちら側にいるのか気になって
そっと球状の背景に首をかしげる
「君は誰?」
そして僕は世界から名前をもらう

「kimihasekai sositebokugakiminonamae」
「ぼくはせかい きみ名前そのものだよ」
「僕は世界。君そのものだよ」

死人の歌を聞け。それを「詩」と名づける。

2006年01月25日 05時15分41秒 | 駄文(詩とは呼べない)
キチガイになってもいいような気がすることがある
でも、ボケるのは嫌だ。

静かになると耳鳴りがする
でも、聴力検査をすると異常はない。
ときどき、「助けて」
『助けて』
【助けて】
…と声が聞こえる

はっきりと場所は特定できないのだけれど、
肺や心臓のあたりから聞こえている気がする。
頭の中からでは、ないような感覚がある。
すごく、説明が難しいのだけれど…

そろそろ死ぬのかな?
と思ったりする
でももしかすると、
僕が夢を諦めている音なのかもしれない。
それはつまり、世界が消えていく音で。
いくつものブラックホールが、死んでいく境界の
闇の糸がノックをするときの世界の殻が吹いている音かもしれない

それが他者の声なら、
僕はもうすこし慎重に
耳をすませようかな?
とも思う  。。、

君はなにか聞こえるか?
誰かの声が聴こえるか?

「僕はもうきこえない。」

だけどときどき…

……、、。

わかったよ。
僕がかわりに、
『たすけて!』
と叫ぶよ。

キチガイだと思われるのは怖くない
なんの声も届かない世界のほうが、よっぽど怖いと思ったんだ。

エクリチュールと言霊のゼロニウム

2006年01月24日 18時00分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
彼の文字列について眺めていると非常に残念に思うことがある
彼が見つめるまなざしそのもの、
あるいは彼の着眼点によって切り取られたカメラのシーンを
フィルムのように刹那の力によって抜き取れば
そこには美しい光の旋律がちらちらと瞬いて
我々をプンクトゥムの入り口に立たせてくれる可能性だってあるのだ。
それは言霊が降りてくる感覚に誘うということでもあるが
啓蒙ということではない。

彼は彼自身を取り囲む世界について
抽象化によってではなく、積み重ねによって
自分自身の経験と意志の力によって
糸を編んでしまっている
それは既に編まれたテキストであって
まるで毛糸で作った蜘蛛の巣のようになってしまっている

波動にそのままシンクロすれば
「伝わる」と言えるのかどうかはわからないが
押したり引いたりすれば光のたるみは失われ
意志が介在するほどにとぐろを巻く

場を、そのまま受け入れてみてはどうかな?
むずかしいかな?
できなくはないと思うが。

けれどまぁ、そのままでいいのかもしれない。
僕にとって彼は、既に背景のひとかけらなのだから。

きちんと畳んだりせず、そのまま広げておこう。

ひとしきり読んだら、話でもしようか。

2006年01月24日 02時19分18秒 | 駄文(詩とは呼べない)
快楽に対する恐怖は、それ自体が生命力への懐疑と反発を生み出し
イメージを喚起し、創造すること自体にも歯止めがかかる。
思考速度をも超えて刺激が押し寄せる時、
快楽か恐怖かのいずれかが目の前に現れ
僕を時の慟哭からかっさらう
快楽は自己拡大にとっての潤滑油であり、
恐怖は自己を萎縮させる。

僕にとって快楽を経験によって掌握することと
未来を含んだ現在を絶望することは、
ひとときのうつつであり、
ひとしきりの幻覚であり、
ひとくみの方角であるように思う。

夢を経験するかい?
いや、僕は現実に絶望しよう。

快楽主義者による饒舌な鞭撻は、それ自体が知識の輪郭線を薄くなぞる時
新しさと共に笑いによって隣接感を得ることが出来、
興奮とまではいかなくとも、空気をやわらげる程度の役目は果たしているだろう。
だがその根底には不安、どうしようもない不安、どうにも出来ない異世界との直面
すなわち他者への恐怖が待ち構えているのだ。
笑っている場合ではない。
笑っているフリをして通過すべきなのだ。

そこにはドロドロとした悪意と共に
底無しの欲望が制御不能な形状のままに とぐろを巻いているのだから。

自分が好きかい?
いや、僕は自分が嫌いだ。
他人が好きかい?
いや、僕は他人になりたくはない。

喜怒哀楽が糸の波動として、
身体言語としてしか存在しないのならば
僕のコミュニケーションはいつだって嘘吐きのそれであり
パントマイムの衝突であり
能楽の猿まねなのだ

僕はいつでもピエロになろうじゃないか
そうとも、ピエロでいようじゃないか

僕はピエロ。
君はピエロが好きかい?

さむいだけの、僕は要らない。

2006年01月23日 20時45分09秒 | 駄文(詩とは呼べない)
寒いよ

背中がさむいよ

首のうしろがさむいよ

なにも知りたくない

誰か、暖かい手で僕の首を絞めて

動けない

動きたくない

こんなとこにいたくない
甘さだと言われてもいい
弱さだと責められてもいい

怠けごころだと怒られてもいい

そのあとで、ぼくを静かにあやめるなら。

続く世界なんかいらない
続かない新しさを、僕に下さい。

神様には祈れない

だから僕を包んでいる世界に祈る

罪を背負うために作られる胎児はイラナイ

絶望の後にやってくる祝福にしとやかに満たされよう

僕はイラナイ

ぼくは要らない

出来るだけ内容の薄い日記を書こう

2006年01月23日 03時42分16秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ここでは量だけが圧倒的に支配しており
内容が限りなく薄っぺらくなっていく

およそ世界の密室で語られる事は
次のように分割される

私と世界
僕と言葉
世界と他者
物語と私
血液と保留
生きた世界と死にゆく私
爆発縮と永遠

僕が宇宙について語る時、僕は物理学的な宇宙を空想し
現実における宇宙を観測したりはしない。
僕は望遠鏡でさえも、身近な道具として持ってはいないのだ。

僕が主観的であろうとする時
多くの人にとってここは観念の空語でしかないが
それを主観性の中から客観的に取り出す時
僕の言語は意味不明という「具体性」を持つ

僕にとって非常に問題な癖の一つは、
対極にある概念の関係性を破壊することである
例えば日本の国旗は白と赤で出来ている。
それが決して闇と光を示す例としての黒と白に束縛されないように
僕は白と赤から空間と太陽を見ようとするのだけど
太陽の背景には宇宙が、空間の側には時間が存在してしまうのである。
この時僕は、自分の想像力の前提が、とても科学的な束縛の中にあることに絶望する。
それを言葉の法則を使って切り離そうと何度も試みるが、
たいていの場合は失敗に終わる。
だからいつもぼぉっとしている。

満員電車のダイアグラムが、何本も何本も直線的に走りながら
人間どもを切り裂いていく景色を創造する。
チープな赤い水滴が垂れる。決して鉄の臭いはしない。

それくらい、僕のイマジネーションはこのくそったれな現実に拘束されている。

はやく死なないといけない。
なるべくはやく。
すこしでも、はやく。

自由が語られる時、責任という言葉が連想されるようになってから
いったいどれくらいの時が経つのだろう
宇由という造語を勝手に使い始めても
僕のイメージは自己宇宙からなかなか出られない
死のイメージは見るたびに違う
見つめるたびに、うさんくさくぼやけていく。
もっとしっかり、手を伸ばして掴もうとしなくては。

自分が生まれるよりも前を、必死で思い出そうとする
そういう作業に没頭していると、いつのまにか三日四日経っていて
頭痛がして目が覚めることがある。

どうしようもない。
本当に、どうしようもない。

そういえば、呼吸が苦しい。

部屋から出ないヒキコモリなんてまだいいよ。
俺なんか布団からでねーぜ。
と、自虐的なギャグを言ったところで笑ってくれる観客すら居ない。

ずいぶんと思考がぶつ切りになっている
俺はいったいはじめに何を書こうとしたんだ?
と、既に思い出せないほど痴呆が始まっている。

キモイ?
うん、自分がキモイね。
死にたい?
うん、死にたいね。
死ねば?
あぁ…、けど、葬式代も高いしなぁ…。

blogに書いてるものって遺書としての有効性はどうなんだろうね?
葬式はしないで下さいって書き残しても、
やっぱり駄目なんでしょーか?
俺、黒服の馬鹿どもが死体の僕を拝んでる姿を想像するだけで、
既に吐きそうなんだけど?
「おまいら、葬式はしないで下さい。」

ホントは宇宙空間を放浪しながら死にたいんだけどね。
まぁ、そういうワガママを許されるほど大金持ちでもないしな…。

ふと思ったけど、
この日記、キチガイの記録としてはそこそこ面白いんじゃねーの?
こんだけキモイと、僕の真似するヤツはやっぱり減るでしょ。
…と、思うんだけど。

今日は駄目。
明日も駄目。
明後日も駄目。
ずっと駄目。

もうすっかり、駄目人間としての自覚が出来てしまった。

もうそろそろ、俺の番だろ。
次こそは俺の番だろ、とニュースを見ながら思う。
や。別に加害者でも被害者でもどっちでもいーんだけど。
なるべくなら、被害者がいーです。
ヘタレなので。

もうなんか、書き続けるのも気持ち悪くなってきた。
そろそろ終わらせよう、ポチっと。

死神のカマで

2006年01月22日 03時43分48秒 | 駄文(詩とは呼べない)
誰の期待にも応えられない。
ただ、自分のことだけをやりたい。
エゴだけを、世界の中心から削り出してお前等に見せてやりたい

これが俺なんだ!、と 。

そしてそれが出来るのはただひとり、どうしようもない最低な人間としての俺なんだ

こんなものは人ではないだろう、と
全ての前に晒け出したい。

だけどそれはかなわぬ願いで。
どうにもならない不確かな願いで
ぶつぶつと小言のように呟くために作られる汚い祈りて゛。

ようするに僕はこの世界でやりたいことがひとつもないのです
どうしてもなにか一つやれよと言われたら
僕はハッキリ『自殺』と断言できる。

さびしい?
僕が?

さびしいのはあんただろう。
だってぼくは。
死ぬんだよ?

ならぼくは、あんたをさびしいヤツだと指差したって いいんだぜ?
残されるからさびしいんだろう

残念?
なにが?

僕はこの世界になにも残さない。
そしてなにも遺せない。
これは証明問題なんだ。
僕がここで何もできなかったことの。
人が無力で 何もできないことの。
そのための、連続断片化問題なんだ。

階層がひとつ、俺の首と一緒にすげかわってるんだよ。
死神のカマでゆっくりと切断していく世界では、
物質はソフトウェアの階層にいく。
死がハードウェア層にくるからだ。

まだわからなくていいよ。
だけどお前はきづくだろうよ。
超現実が忍び寄るとき
その、麻痺していく感覚とともに。

境界線をスパッと切れたらいいのにな。
俺が持ってる、死神のカマで。

季節は何も語らない

2006年01月20日 05時50分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
底冷えのする空気と
冷えたまま透き通った熱のない空気と
真っ直ぐ遠くを見ることが出来る冷たい透明感と
少しだけ曇る息の白さと

要するにそんな
どうしようもない冷たさを突き刺すように感じる肌で
ぼぅっとしながら しんしんと降り積もる雪を見るのが好き

生きてるんだか 死んでるんだか
物なんだか 人なんだか
よくわからない感じがいい

なんかね、自分が背景に染まっていけば
少しは世界も平等になれるんじゃないかなって
そんな気持ちになれるから

何も語らない空気が好き
誰もしゃべらない暖かみが好き
ふんわりした舌触りですぐに溶ける雪が好き

世界の全てが凍り付いて
誰も動けなくなる終末が好き

降り積もっていくだけで
汚れを全く洗い流すこともできない雪が好き

想いを映し込むだけで
思いを全く伝えられない雪が好き

静かに囁いて
何も語らない白い精霊が好き

三秒間しかない世界が
2秒間に縮む瞬間が好き

君がこの白い雪に溶けて
世界から 無くなってしまえばいいのに