クラブ馬の馬名もだんだん決まってきて、来シーズンの足音が近づいてきましたね!
『トレンドを追ってみる』byキャリコさん
上記の記事でキャリコさんが書かれているように、POGにはトレンドと言うか、
今期(特にドラフト直前)の結果で、来期の人気を過剰なまでに左右することがあると思います。
今期ブレイクした厩舎や種牡馬が、来期の人気になる反面、
今期期待を裏切った種牡馬や厩舎が、必要以上に人気を下げたりもしますよね。
ただ、まだシーズンが終わったわけではなく、むしろクライマックスはこれからなわけで、
今から書く内容はこれからの評価でどうなるか分かりません、というのを
前提に読んでくださいね(^^;
今日はそんな【アゲ】と【サゲ】について考えてみましょう。
まずは今期ブレイクし、来年格段に厚い扱いを受けそうな、いわゆるアゲを。
まずはアゲの「人」と言えば、なんと言っても中内田調教師でしょう!
『【調教師】中内田充正とは』by dskさん
以前dskさんが書かれてた記事を参考に。
2014年に開業されてから右肩上がりで勝ち星を重ね、史上最速での100勝、
重賞も2016年の新潟2歳Sのヴゼットジョリーを皮切りに、2017年はグレイルパールで平安Sを勝利。
現3歳世代ではフロンティアでまず新潟2歳Sを連覇し、ダノンプレミアムでサウジアラビアRC、
更にはベルーガでファンタジーSを制覇し、ダノンプレミアムで朝日杯FSも制しG1初勝利。
2017年間最高勝率調教師にも選ばれ大ブレイクしました。
先日はダノンプレミアムが弥生賞を圧巻の勝利で4戦4勝として、
牡馬クラシック路線の大本命に君臨しています。
しかも特筆すべきはここまでの活躍馬の多くはダノンプレミアムを筆頭に
非社台系の馬での成績ということでしょう。
しかし、サンデーRのフロンティアでしっかり結果を出していますし、
社台、ノーザン系からの委託も年々増えており、馬質も格段に上がってきていますので、
このアゲ傾向はしばらく続くと思います。
続いてアゲの種牡馬と言えばロードカナロアでしょう!
驚異的な勝ち上がり率を見せ、アーモンドアイとステルヴィオという重賞勝ち馬をはじめ
既に3勝を挙げているアンフィトリテやアンヴァルも輩出しています。
ハズレを引かないことが、勝てないまでも、負けないということに繋がるPOGに於いては、
大変貴重な種牡馬だと思いますし、更に重賞勝ちの2頭のように長打力もあり、
距離の融通もきくとなれば、そう遠くない未来には、キンカメに取って代わる地位まで
上りつめてくると個人的に思っています。
20人×15頭持ち=300頭が指名される、このブログで主催している楽燕カップの
今シーズンのドラフトでは、上位(1~5位)で1頭、中位(6~10位)で6頭、
下位(11~15位)で7頭と、まだ傾向が分からない新種牡馬で嫌われたのもあってか、
合計でも14頭しか指名されませんでした。
しかし、今年の産駒の大ブレイクで、間違いなく来期は上位~中位で指名されることが増えるでしょう。
指名順位が悩ましいところですね。
もう一つのアゲは馬主シルクレーシングですかね。
2018年開幕週の3日連続重賞制覇は記憶に新しいところです。
特に現3歳世代は開幕週に重賞を制したプリモシーンとアーモンドアイをはじめ
先週の毎日杯はブラストワンピースが3連勝でダービー路線に名乗りを上げましたし、
毎日杯は3着でしたが、スムーズだったら頭まであったかも…と思わせるインディチャンプ、
弥生賞こそ敗れましたが、シクラメン賞をレコードで圧勝したオブセッション、
きさらぎ賞2着のグローリーヴェイズ、東スポ杯2着のルーカス、
同じく既に2勝を挙げているアルモニカ、アンブロジオなど、本当に豊作です。
おそらくこの世代からG1にも手が届く馬が出ると思います。
今やダービー馬も輩出し、サンデーと並ぶ2大一口クラブに成長したキャロットも
以前は「サンデーレーシングの2軍」とか揶揄されてた時期もありましたが、
今では本家を凌ぐほどになりました。
シルクも近い将来、それと近い道を辿る予感がします。
外厩を上手く利用しないといけない今の時代、天栄の存在が大きいですし、
2歳世代も良血馬が揃っていますので、まだまだブレイクは続く予感がします。
逆に来期間違いなくサゲ評価を受けると思われるのは、オルフェーヴル産駒ではないでしょうか。
今期の新種牡馬では間違いなく一番の注目馬でしたし、実際に楽燕カップのドラフトでは
上位で8頭、中位で9頭、下位で6頭と上位~中位でも比較的指名されました。
ロックディスタウンが札幌2歳Sを、ラッキーライラックがアルテミスSを制し、
幸先の良いスタートを切ったかに見えたものの、勝ち上がり率は非常に悪く、
人気を裏切って凡走を続ける馬も多く、打率という意味では同期ロードカナロアに
大きく水を開けられてしまい、来期は間違いなく人気を下げると思います。
ラッキーライラックがその後、阪神JF、チューリップ賞と強い勝ち方をしたものの、
その父ステイゴールドと同じく一発大物は出すものの、打率を残すタイプではなく
POG的にはギャンブル性の高い種牡馬というキャラが確立されてしまいましたね。
ただ現2歳世代も良血馬が多いのは初年度と変わらないので、何頭かは大物を出してくるでしょう。
来期は指名自体をされない方も増えるでしょうし、指名しても下位に回す方も増えるでしょう。
ドラフトでは昨年ほどの人気はないでしょうから、どの辺りの順位を用意するかは腕の見せ所ですね!
社台グループとしてはステイゴールドの後継種牡馬としてこのままの評価では
終わらせないでしょうし、初年度の傾向を踏まえて、育成も工夫してくるでしょうから
まだまだ見限れないとは思います。
次は「今期アゲからの来期(ちょい)サゲ」の評価が予想されるのは
まずは藤沢和雄厩舎でしょうか。
現4歳世代がレイデオロでダービーとホープフルSを制覇、ソウルスターリングで
阪神JF、チューリップ賞、オークス制覇、サトノアレスで朝日杯FS制覇と、
G1無双したことを考えると、現3歳世代は物足りない結果となっています。(十分優秀ですが^^;)
もともと実績ある厩舎ですが、クラシックに拘る厩舎スタイルではないということで
POGでは嫌う方も多かったのも事実で、昨年ほどのプレミア感はなくなるでしょう。
まぁサゲと言うよりは、元に戻るというイメージですかね。
続いては現4歳世代のスワーヴリチャード、リスグラシュー、アドマイヤミヤビ等が
クラシックの主役級で大活躍した影響で、今期のドラフトでも上位を割く方が多かった
ハーツクライ産駒も少し人気を下げるかもしれませんね。
主役級が多かった4歳世代と比べるとタイムフライヤー、グレイルという
2頭の重賞ウイナーが居るものの、どうしても今年は小粒と言うか
スケールで劣る気がするのは私だけではないはず。
実際グレイルは共同通信杯で敗れましたし、タイムフライヤーも若葉Sで敗れています。
まぁ成長力のある種牡馬なので、今後の産駒の成長で覆されてしまうかもしれませんけどね(^^;
また、分母は少ないもののFrankel産駒にも同じことが言えるかもしれません。
現4歳世代のソウルスターリング、ミスエルテという2頭の怪物が残したインパクトと比べると
今年はシグナライズが唯一2勝、その他はタニノフランケルが500万で勝ちきれず、
フラテッリが先日勝ち上がったのみで目立った成績は残せていません。
来期は少し人気を下げそうです。
また来期も評価を下げないというか、継続的にアゲ傾向があるのは、
まずはディープインパクト産駒でしょうね!
種付け料も跳ね上がりっぱなしで、実際に一口出資されてる方からすれば割高感が
すごいことになってますが、POGなら実際の財布は痛みませんからね(^^;
特に以前はネガティブニックスとも言われていたRobertoを持つディープ産駒の活躍が目覚ましいですね。
馬場のバイアスというか傾向が数年前と変わってきているのでしょうかね?
続いては、ディープ産駒に限らず、ノーザンファーム生産&育成馬ですかね。
年間馬主ランキングでも、ノーザンF系である、サンデー、キャロットに続き、
シルクまでもが、以前はサンデーと並ぶ2大巨頭であった社台RHを凌駕しようとしています。
年々広がっていくノーザンFと社台Fの差…
社台Fには頑張ってほしいと思っている派の私ですが、来期は少し社台F育成馬の
指名割合を減らすべきかなぁと思っております(^^;
そして、最後は馬主:金子真人ホールディングス。
今期も重賞含む3勝を挙げているワグネリアンを筆頭に、現時点で2勝を挙げている馬だけでも
アンコールプリュ、オハナ、ユーキャンスマイル、サンラモンバレー、
グレートタイム、レピアーウィットと6頭おり、1勝馬では
シエラネバダ、フォックスクリーク、アイスバブル、パンコミード、
ジナンボー、ダブルフラットなどが居ます。
毎年のように重賞戦線を賑わす馬が出てきており、神格化している部分すらあるので、
来期も引き続き人気するでしょう。
私も毎年だいたい1頭は指名してます(^^;
取り敢えずこんなところですかね。
アゲとサゲを上手く分析し、ドラフトで用意する順位を変える、
それを上手く出来る人がドラフト上手だと思うので、来期はそのあたりを意識して
ドラフトに臨めたらなぁと思います。
なんか、最後のほうめっちゃテキトーになっちゃった(-_-;)
まぁそんな感じで、来シーズンも頑張りましょう!!