新しいシーズンが始まって1ヶ月半くらい経ちますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
ドラフトが終わった後の燃え尽き症候群から回復しつつあるので、
第9回楽燕カップ(2019-2020シーズン)の成績発表をしておきましょう!
毎年こんなタイミングですみませんね^^;
まずは成績一覧を。
次に5位以内の人のみ個別に感想を。
主な活躍馬っていうのは獲得賞金3000万で区切ってます。
優勝:愚零闘武多さん
主な活躍馬:
レシステンシア(阪神JF優勝、ファンタジーS優勝、桜花賞2着、NHKマイルC2着)
ラウダシオン(NHKマイルC優勝、ファルコンS2着、クロッカスS優勝、もみじS優勝)
アブソルティスモ(こうやまき賞優勝、サウジアラビアRC3着)
レクセランス(すみれS優勝、福寿草特別優勝)
ラウダシオンが2歳夏から、レシステンシアが2歳秋から活躍し、常に首位争いを演じ、
春もレシステンシアの桜花賞2着、極めつけはNHKマイルCでのワンツーフィニッシュで
優勝を決定的なものにし、最終的には大差で逃げ切っての優勝でした!
今年は春のクラシックを牡馬牝馬ともに楽燕カップで指名されていない馬が勝ったことも
後押ししたのは確かですが、全頭デビュー(全頭賞金獲得)、出走回数も2位で
最多勝も獲得と、指名馬に頓挫が少なく絶えず稼働して、総合力が高かったことが
大きな勝因ですね!
ラウダシオンは早期デビューの新種牡馬と言うこともあって、狙い目としては
普通にありえる馬だと思いますが、頓挫歴があるレシステンシアの指名が見事でしたね!
牡馬クラシック勝ちなしで、G1を2勝し、楽燕カップレコードに迫る
獲得賞金50000万突破、本当に見事な2回目の優勝だったと思います。
おめでとうございます!
第10回シーズンは永久シードへの挑戦ですね!
2位:ブルータスさん
主な活躍馬:
サリオス(朝日FS優勝、サウジアラビアRC優勝、ダービー2着、皐月賞2着、)
クラヴァシュドール(チューリップ賞2着、サウジアラビアRC2着、阪神JF3着)
マンオブスピリット(京都新聞杯2着、つばき賞優勝)
開幕週デビューのサリオスが、サウジアラビアRCと朝日FSを制し、2歳マイル路線を制圧、
一方ではクラヴァシュドールが2歳戦から牝馬路線で一線級の活躍で荒稼ぎし、
3歳戦では上記の2枚看板以外にもマンオブスピリットやデゼルが台頭してきて、
最後の最後まで逆転の可能性を残したシーズンでした。
最後は武多さんには離されましたが、絶えず首位争いを演じ、ご自身の過去の
最高位に並ぶ2位でのフィニッシュでした!
出走回数は参加者ワースト1位タイと毎年の課題でもある部分だと思いますが、
勝率は堂々1位で、勝ち切るレースが多かったのがいいですね。
コントレイルさえいなければ逆にぶっちぎりの優勝でしたが、今年は相手が悪かったですね…^^;
それでも前シーズン屈辱の最下位から見事に名誉挽回となったシーズンでしたね!
3位:ランディさん
主な活躍馬:
タイセイビジョン(京王杯2歳S優勝、アーリントンC優勝、朝日FS2着、函館2歳S2着)
ミヤマザクラ(クイーンC優勝、京都2歳S2着)
ウイングレイテスト(デイリー杯2歳S2着、ニュージーランドT3着)
なんと言ってもタートルボウル産駒のタイセイビジョンが重賞2勝、
G1とG3で2着の大活躍!
いくら追い切りタイムが良かったからと言っても、種牡馬の縛りがない楽燕カップで
指名するのは勇気のいる種牡馬だと思いますが見事な指名でしたね!
ミヤマザクラこそディープ産駒ですがウイングレイテストもスクリーンヒーロー産駒ですし、
こういう難易度高い種牡馬から当たりを引けるのは本当に上手いと思います。
珍しく上位が不振でしたが、下位指名馬でリカバーされてるところも流石です。
複勝率は堂々の1位で、勝ち上がりも多く、シーズン通じて常に上位争いし、
最後はかなり追い込まれましが、2年連続3位以内でシード権獲得と、
とても楽しめたシーズンだったのではないでしょうか。
4位:シャーパーさん
主な活躍馬:
ヴェルトライゼンデ(ダービー3着、ホープフルS2着、スプリングS2着、萩S優勝)
オーソリティ(青葉賞優勝、芙蓉S優勝、弥生賞3着)
マジックキャッスル(クイーンC2着、ファンタジーS2着)
重賞勝ちこそオーソリティの青葉賞だけでしたが、重賞での2着、3着が多く
賞金を積み重ねて、わずかに3位に届かずの4位でのフィニッシュでした。
ヴェルトライゼンデが牡馬のトップクラスの能力を持ち、2つのG1で馬券圏内に加え、
リステッド勝ち、オーソリティも青葉賞勝ちに加えてG2で3着+OP特別勝ち、
マジックキャッスルも2つのGで2着に加えてオークス5着、ダノンアレーもG3で3着など、
目立たないところでも少しずつ賞金を積み重ねてきたのが素晴らしいですね。
これまでは一発長打で空振りも多いイメージでしたが、このシーズンに関しては
アベレージも高く、総合力で勝負するという新しい一面が見えました。
クラスが上がっても頭打ちにならず、後半戦で賞金を積み重ねられるのも
シャーパーさんの強いところだと思います。
6回の参加にして3回目の掲示板確保、お見事でした!
5位:ローマエさん
主な活躍馬:
ラインベック(中京2歳S優勝、東スポ杯3着、ホープフルS着)
ホウホウピースフル(フローラS2着、百日草特別優勝)
フィリオアレグロ(青葉賞3着、共同通信杯3着)
主な活躍馬を獲得賞金3000万以上としたので、ここには載りませんでしたが、
スカイグルーヴも京成杯で2着でした。
2歳戦終了時点では新馬戦で強い勝ち方をした無敗馬が何頭もおり、
後半戦での爆発が期待されましたが、2着3着が多くてもどかしかったですね。
重賞制覇こそ最後まで手が届きませんでしたが、重賞2着2回、3着3回のほか、
OP勝ち1回、1勝クラス勝ち2回と、総合力で5位でのフィニッシュでした。
逆に言えば重賞未勝利で5位はかなりすごいことだと思います。
勝利数2位タイ、全頭デビューで勝ち上がり頭数は1位タイ、出走数3位と、
順調に稼働しつつ、ハズレも少なかったことが伺える結果でした!
ローマエさんは毎年勝利数や勝ち上がり頭数の項目は上位なのが素晴らしいですね。
ご自身初の掲示板確保で、見事なシーズンだったと思います!
一応2部も。(2部はNHKマイルCまで)
優勝はラウダシオン、タイセイビジョン、ルフトシュトローム、レッドベルジュールを
擁した夜明けさんでした!
シーズンの総括としては、期間内のJRAのG1 8レースのうち、5レースを
楽燕カップで指名されていない非ノーザンのコントレイルとデアリングタクトが
獲得するという近年稀に見る難しいシーズンでした。
それでもそれ以外のG1は楽燕カップメンバーが指名した馬が勝利しましたし、
ダービーに出走できた18頭のうち11頭が楽燕カップ指名馬だったことも
流石だなぁと思いました。
コントレイルやデアリングタクトの登場は、POG的に言えばノーザンF生産馬以外でも
良い馬を選べばノーザンの馬にも一矢報いることもできるということを示しており
面白い時代の幕開けでもあると思います。
セレクトセールの総括でも言われていたように、再来年にはディープ産駒やキンカメ産駒が
(ほぼ)いないPOGがやってきて、我々も変化を求められることになるでしょう。
指名される種牡馬もバラけていくでしょうし、2大種牡馬の早世は惜しまれますが、
POG的には面白い時代になっていきそうな気がします。
それでは新しいシーズンが始まって1ヶ月半も経ちますが、今年も自分の
指名馬が活躍できるように精一杯応援していきましょう!!