和歌山県紀の川市貴志川町長山にある西山口駅は、和歌山駅と貴志駅とを結んでいる全線単線の和歌山電鐵貴志川線(14,3km)の駅です。 もともとは和歌山鉄道の駅として、1933(昭和8)年8月18日に開業しました。
貴志方面に向かって右側に配置された単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
以前は駅舎がありましたが、1996(平成8)年に解体されました。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は290人で、これは貴志川線の全14駅中10位です。
当駅と大池遊園駅との距離はわずか800mです。
西山口駅が属する和歌山電鉄貴志川線は、和歌山市の東郊に延びる鉄道路線で、もともとは沿線にある日前宮、竈山神社、伊太祁曽神社などへの参詣(いわゆる三社参り)のための鉄道として建設されました。 その後、沿線は宅地開発が進んでいきましたが自家用車利用が多く、また少子化や自転車通学の浸透による高校生の通学利用の減少もあり、利用者は伸び悩んでいました。そのため、2006(平成18)年4月1日に岡山電気軌道(両備グループ)の子会社である和歌山電鐵が南海電気鉄道から事業を継承しました。
<西山口駅の年表>
・1933(昭和8)年8月18日:和歌山鉄道の駅として開業
・1957(昭和32)年11月1日:和歌山電気軌道との合併により、同社の駅となる
・1961(昭和36)年11月1日:南海電気鉄道との合併により、同社貴志川線の駅となる
・1996(平成8)年:駅舎を撤去
・2006(平成18)年4月1日:和歌山電鐵へ継承されたことにより、同社貴志川線の駅となる
(駅 名 標)
(貴志方面を望む)
(駅 全 景)
(西山口駅)
(ホームにある待合所)
今日もご訪問有難うございます