鳥取県岩美郡岩美町大字大谷字上赤梨子にあるJR西日本の大岩駅は、京都駅から山陰地方の日本海沿岸の各都市を経由して山口県下関市の幡生駅に至る全長673.8kmの国鉄山陰本線の一般駅として、1950(昭和25)年1月1日に開業しました。
鳥取方面に向かって右側に配置された単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
以前は開業時に建てられた木造駅舎がホームから下ったところにありましたが、後に解体されてしまい、現在は駅舎はありません。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は186人で、これは起終点駅を含む山陰本線の全160駅中90位です。
大岩駅が属する山陰本線は、新幹線を除くJR線の在来線としては日本最長の営業距離を有しますが、起点から終点までを通して走る優等列車の設定がこれまで一度もない本線の一つとなっています。これは、区間によって乗客の流動に大きな偏りがあり、東西方向の交流が必ずしも盛んでないことや、かつての日本国有鉄道(国鉄)や現在のJR西日本が、山陽新幹線の開業以降、山陰本線沿いの各都市から直接山陽新幹線に至る路線(陰陽連絡路線)を強化してきたためです。
<大岩駅の年表>
・1950(昭和25)年1月1日:国鉄山陰本線の一般駅として開業
・1962(昭和37)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1972(昭和47)年2月10日:荷物取扱い廃止、駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1991(平成3)年4月1日:第2次鉄道部の発足に伴い、米子支社の直轄から鳥取鉄道部の管轄に変更される
(駅 名 標)
(米子方面を望む)
(大 岩 駅)
(ホーム上にある待合室)
(待合室内)
撮影年月日:2015(平成27)年6月28日
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