大阪府大阪市住吉区にある住吉東駅は、汐見橋駅と極楽橋駅とを結んでいる南海電鉄高野線(64,5km)の駅です。 もともとは高野鉄道の住吉駅として、1900(明治33)年9月3日に開業しました。
待避設備を備えた相対式ホーム2面2線を有する直営駅で、平屋の駅舎が上り・下りそれぞれのホームにあります。
2014(平成26)年度の1日の平均乗降人員は6,474人で、これは南海電鉄の全100駅中44位です。 また、高野線の駅では42駅中19位です。
当駅から西へ5分ほど歩くと住吉大社があり、また、北に約300mの所にある築堤上には阪堺電気軌道上町線の神ノ木停留場があります。
住吉東駅が属する南海高野線は、かつては南海本線に対して支線的な存在でしたが、宅地開発による沿線人口の急増や泉北高速鉄道との相互直通運転により、現在は大阪府南河内地域・和歌山県伊都地域から大阪市内への通勤・通学路線となっており、また、日本有数の宗教都市・霊場である高野山への参詣輸送路線でもあります。
<住吉東駅の年表>
・1900(明治33)年9月3日:高野鉄道の駅として開業
・1900(明治33)年9月11日:駅名が住吉東駅に改称される
・1907(明治40)年11月15日:高野鉄道が事業一切を高野登山鉄道に譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1915(大正4)年4月30日:社名が高野登山鉄道から大阪高野鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
・1922(大正11)年9月6日:南海鉄道が大阪高野鉄道を合併したことにより、南海鉄道の駅となる
・1924(大正13)年3月18日:当駅~我孫子前駅間が複線化
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づき、南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に分離譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1970(昭和45)年11月23日:汐見橋線折り返し列車の発着が当駅から岸ノ里駅(現・岸里球で駅)に変更される
・2006(平成18)年7月1日:ICカードPiTaPa・ICOCAの利用が可能になる
・2011(平成23)年4月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2012(平成24)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(上りホームの駅舎)
(下りホームの駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2016(平成28)年2月7日