三重県伊賀市にある上林駅は、JR関西本線の伊賀上野駅と近鉄大阪線の伊賀神戸駅とを結んでいる全線単線の伊賀鉄道(初代)の駅として、1926(大正15)年5月26日に開業しました。
伊賀神戸方面に向かって右側に配置された2両分の有効長をもつ単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で駅舎はなく、伊賀神戸寄りの出入口から直接ホームに入る形になっています。
上林駅の利用客は少なく、2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は26人で、これは伊賀鉄道伊賀線の全14駅中13位です。
上林駅がが属する伊賀鉄道伊賀線は、上野盆地の城下町である伊賀市中心部と近鉄大阪線、JR関西本線を結ぶ路線で、全線が三重県伊賀市(旧上野市域)にあります。 そして赤字路線だったため、2007(平成19)年10月1日に近畿日本鉄道(近鉄)から伊賀鉄道に経営が移管されました。
<上林駅の年表>
・1926(大正15)年5月26日:伊賀鉄道(初代)の駅として開業
・1926(大正15)年12月19日:社名が伊賀電気鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
・1929(昭和4)年3月31日:大阪電気軌道が伊賀電気鉄道を合併したことにより、同鉄道伊賀線の駅となる
・1931(昭和6)年9月30日:大阪電気軌道が伊賀線を参宮急行電鉄に譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1941(昭和16)年3月15日:参宮急行電鉄が大阪電気軌道と合併して関西急行鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づく戦時企業統合政策により、関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1945(昭和20)年6月1日:営業休止
・1946(昭和21)年3月15日:営業再開
・2007(平成19)年10月1日:近畿日本鉄道(近鉄)から伊賀鉄道(2代目)に経営が移管されたことにより、同鉄道の駅となる
・2019(平成31)年2月22日:「忍者線」の愛称を使用開始
(駅 名 標)
(伊賀神戸方面を望む)
(伊賀上野方面を望む)
(上 林 駅)
(駅前にある駐輪場)
撮影年月日:2019(令和元)年9月1日
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