大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

加古川線 久下村駅!

2016年06月30日 | 

兵庫県丹波市山南町にあるJR西日本の久下村駅は、山陽本線の加古川駅と福知山線の谷川駅とを結んでいる全線単線の加古川線(34.6km)の駅です。
もともとは播丹鉄道の一般駅として1924(大正13)年12月27日に開業し、その後、国鉄加古川線の駅となりました。

かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、現在は単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎が今も健在です。

この久下村駅は旧山南町の代表駅で、昭和30年代までは近隣のパルプ工場の原料搬入や製品の積み出しで賑わっていましたが、貨物取扱い廃止後に利用客が減少し、2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は5人です。

  <久下村駅の年表>

 ・1924(大正13)年12月27日:播丹鉄道の一般駅として開業
 ・1943(昭和18)年6月1日:播丹鉄道が国有化されて国鉄加古川線となり、同線の駅となる
 ・1973(昭和48)年10月1日:貨物取扱い廃止
 ・1986(昭和61)年11月1日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1990(平成2)年6月1日:加古川鉄道部の発足により、その管轄となる
 ・2009(平成21)年7月1日:加古川鉄道部廃止に伴って神戸支社直轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる
 ・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化

 
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)

 
(谷川方面を望む)

 
(加古川方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(久下村駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:国鉄時代の駅名標のみ1990(平成2)年3月26日、その他は2015(平成27)年12月29日


和歌山線 北宇智駅!

2016年06月29日 | 

奈良県五条市にあるJR西日本の北宇智駅は、関西本線の王寺駅と和歌山駅とを結んでいる全線単線の和歌山線(87.5km)の駅です。
もともとは南和鉄道の一般駅として1896(明治29)年10月25日に開業しましたが、その後、関西鉄道を経て国鉄和歌山線の駅となりました。

北宇智駅は、2007(平成19)年3月18日までは関西2府4県では唯一のスイッチバック構造となっていて、その当時は相対式ホーム2面2線を有していて列車交換可能駅でした。
しかし、スイッチバックの解消に伴って新しいホームが建設されて単式ホーム1面1線のみとなり、駅舎もログハウス風の小さな駅舎に建て替えられました。

2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は191人です。

ちなみに、旧駅舎やホームは柵で囲われ閉鎖されているため立ち入ることはできませんが、撤去されずに残っています。

  <北宇智駅の年表>

 ・1896(明治29)年10月25日:南和鉄道の一般駅として開業
 ・1904(明治37)年12月9日:南和鉄道が関西鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
 ・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄和歌山線となり、同線の駅となる
 ・1984(昭和59)年10月20日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2007(平成19)年3月18日:スイッチバックが解消される

 
(駅 名 標)

 
(王寺方面を望む)

 
(和歌山方面を望む)

 

 
(左は旧駅舎:右は現在の駅舎)

 
(左は旧駅舎内:右は現在の駅舎内)


 撮影年月日:旧駅舎は2000(平成12)年9月3日、現駅舎は2016(平成28)年4月10日


石北本線 上白滝駅!

2016年06月26日 | 

北海道紋別郡遠軽町にあったJR北海道の上白滝駅は、新旭川駅と網走駅とを結ぶ全長234.0kmの石北本線の一般駅として、1932(昭和7)年10月1日に開業しました(開業時は石北線に所属)。
しかし、利用者減少のため、2016(平成28)年3月26日に廃駅となりました。

かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換も可能でしたが、廃止時は単式ホーム1面1線のみを有する無人駅でした。
開業時の1932(昭和7)年に建てられた木造駅舎が最後まで健在でした。

1992(平成4)年3月14日のダイヤ改正から、上白滝駅に停車する普通列車は1日に下り1本・上り1本だけとなり、この運行形態は2016年3月26日に廃駅となるまで続きました。

  <上白滝駅の年表>

 ・1932(昭和7)年10月1日:石北線の一般駅として開業
 ・1961(昭和36)年4月1日:石北線が石北本線に改称され、同線の駅となる
 ・1978(昭和53)年3月1日:貨物取扱い廃止
 ・1983(昭和58)年1月10日:駅の無人化、荷物取扱い廃止
 ・1986(昭和61)年11月1日:この日のダイヤ改正から、土曜の登校日以外は1日に下り1本・上り1本の普通列車しか停車しなくなる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
 ・1992(平成4)年3月14日:この日のダイヤ改正から、すべての日で1日に下り1本・上り1本の普通列車しか停車しなくなる
 ・2016(平成28)年3月26日:利用者減少のため、廃駅となる

 
(駅 名 標)

 
(新旭川方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(上白滝駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2004(平成16)年6月15日 


桜井線 京終駅!

2016年06月24日 | 

奈良県奈良市南京終町にあるJR西日本の京終駅は、関西本線の奈良駅と和歌山線の高田駅とを結んでいる全線単線の桜井線(万葉まほろば線=29.4km)の駅です。
もともとは奈良鉄道の一般駅として1898(明治31)年5月11日に開業しましたが、その後、関西鉄道を経て国鉄桜井線の駅となりました。

かつては単式ホームと島式ホームの2面3線のほかに貨物側線もありましたが、現在は相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な無人駅です。
1898(明治31)年4月に建てられた木造駅舎が下りホーム(桜井方面行きホーム)側に健在で、上りホームとは地下道で連絡しています。

2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は594人です。

  <京終駅の年表>

 ・1898(明治31)年5月11日:奈良鉄道の終着駅として開業
 ・1899(明治32)年10月14日:奈良鉄道が奈良駅まで延伸したことにより、途中駅となる
 ・1905(明治38)年2月7日:関西鉄道が奈良鉄道を合併し、同鉄道の駅となる
 ・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄桜井線となり、同線の駅となる
 ・1984(昭和59)年10月20日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる

 
(駅 名 標)

 
(奈良方面を望む)

 
(京終駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2013(平成25)年3月24日


南海電鉄高野線 紀見峠駅!

2016年06月23日 | 

和歌山県橋本市矢倉脇にある紀見峠駅は、汐見橋駅と極楽橋駅とを結んでいる南海電鉄高野線(64.5km)の駅です。 もともとは高野登山鉄道の駅として、1915(大正4)年3月11日に開業しました。

8両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
古い木造駅舎が下りホーム(高野山方面行きホーム)にあり、上りホームへは地下道で連絡しています。

2012(平成24)年度の1日の平均乗降人員は746人で、これは南海電鉄の全100駅中75位です。 また、高野線の駅では42駅中31位です。

この紀見峠駅は、和歌山県内では最北端に位置する駅で、隣の天見駅とは3.7kmも離れており、高野線では駅間距離が最も長い区間です。

  <紀見峠駅の年表>

 ・1915(大正4)年3月11日:高野登山鉄道の駅として開業
 ・1915(大正4)年4月30日:社名が大阪高野鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
 ・1922(大正11)年9月6日:会社合併により南海鉄道の駅となる
 ・1944(昭和19)年6月1日:戦時統合により南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
 ・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道の譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
 ・1979(昭和54)年5月26日:天見駅~当駅間が複線化される
 ・1981(昭和56)年1月25日:新しい上りホームが完成
 ・1983(昭和58)年6月5日:当駅~御幸辻駅間が複線化され、同時に新しい下りホームが完成

 
(駅 名 標)

 
(難波方面を望む)

 
(紀見峠駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2008(平成20)年12月23日