大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

旧国鉄天北線 小石駅!

2015年08月30日 | 

北海道宗谷郡猿払村にあった小石駅は、音威子府駅からオホーツク沿岸を迂回して南稚内駅までの148.9kmを結んでいた全線単線非電化のローカル線だった天北線の一般駅として、1922(大正11)年11月1日に開業しました(開業時は宗谷本線に所属)。
しかし、天北線は1989(平成元)年4月30日限りで廃止され、それに伴い小石駅も廃駅となりました。

かつては相対式ホーム2面2線を有していて列車交換が可能で、駅舎横に貨物ホームと引込み線もありましたが、天北線廃止時点では単式ホーム1面1線でした。
古い木造駅舎が廃止時まで残っていました。

小石駅が属していた天北線は昭和40年頃から利用者が減少し、1980(昭和55)年12月の国鉄再建法(日本国有鉄道経営再建促進特別措置法)施行による特定地方交通線選定の際には第2次特定地方交通線に選定されますが、営業キロが148.9kmもあった長大路線であったため地元の自治体が国に特別な配慮を求めたことや、沿線道路が未整備だったため冬季の代替輸送に問題があるなどの理由により一時廃止承認が保留されたものの、その後、運輸省の調査結果を受けて1985(昭和60)年8月2日に追加廃止承認されてしまいます。

そして天北線は、1987(昭和62)年4月1日の国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継された後、1989(平成元)年4月30日限りで廃止され、それに伴い小石駅も廃駅となりました。

 <小石駅の年表>

 ・1922(大正11)年11月1日:旧国鉄宗谷本線の一般駅として開業
 ・1930(昭和5)年4月1日:線路名が北見線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
 ・1961(昭和36)年4月1日:線路名が北見線から天北線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
 ・1973(昭和48)年9月17日:貨物・荷物取扱い廃止、 駅の簡易委託化
 ・1986(昭和61)年11月1日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
 ・1989(平成元)年4月30日:天北線がこの日限りで廃止されたことに伴い廃駅となる

 
(駅 名 標)

 

 
(駅舎正面)


 撮影年月日:1988(昭和63)年11月6日


紀勢本線 和深駅!

2015年08月29日 | 

和歌山県牟婁郡串本町にあるJR西日本の和深駅は、亀山駅から和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1940(昭和15)年8月8日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。

もともとは単式ホームと島式ホームの2面3線を有し、駅舎横の切欠き部分に貨物ホームと積降線もありましたが、その後、旧3番線の線路が撤去されたため、現在は事実上相対式ホーム2面2線となっています。
開業時に建てられた木造駅舎が今も健在です。

2012(平成24)年度の1日に平均乗車人員は13人です。

 <和深駅の年表>

 ・1940(昭和15)年8月8日:国鉄紀勢西線の一般駅として開業
 ・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
 ・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる

 
(駅 名 標)

 
(紀伊田辺方面を望む)

 
(新宮方面を望む)

 

 
(駅舎正面)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2002(平成14)年5月30日 


札沼線 中小屋駅!

2015年08月28日 | 

北海道石狩郡当別町にあるJR北海道の中小屋駅は、桑園駅と新十津川駅とを結ぶ全長76.5kmの札沼線(愛称名=学園都市線)の一般駅として、1935(昭和10)年10月3日に開業しました。

単式ホーム1面1線を有する無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は駅の無人化後に解体され、現在はその旧駅舎の基礎のコンクリートの上に、北海道の駅ではよく見かけるヨ3500形車掌車を改造した貨車駅舎が設置されています。

 <中小屋駅の年表>

 ・1935(昭和10)年10月3日:国鉄札沼線の一般駅として開業
 ・1944(昭和19)年7月21日:太平洋戦争中に札沼線の一部区間が不要不急線として休止され、それに伴い当駅も営業休止
 ・1946(昭和21)年12月10日:駅の営業再開
 ・1972(昭和47)年4月15日:貨物取扱い廃止
 ・1979(昭和54)年2月1日:荷物取扱い廃止、 駅の無人化(簡易委託)
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる

 
(駅 名 標)

 
(桑園方面を望む)

 


 撮影年月日:2001(平成13)年6月18日


同和鉱業片上鉄道 河本駅!

2015年08月27日 | 

河本駅は、岡山県備前市の片上駅から和気駅を経由して柵原駅までの33.8kmを結んでいた全線単線非電化の片上鉄道の駅として、1923(大正12)年8月10日に開業しました。
しかし、片上鉄道が1991(平成3)年6月30日限りで廃止されたことに伴い、廃駅となりました。

河本駅は単式ホーム1面1線のみを有していました。
開業時に建てられた木造駅舎は、廃止時まで残っていました。

 <河本駅の年表>

 ・1923(大正12)年8月10日:片上鉄道の駅として開業
 ・1984(昭和59)年4月1日:駅の無人化
 ・1991(平成3)年7月1日:同和鉱業片上鉄道が廃止されたことに伴い廃駅となる

 
(駅 名 標)

 

 


 撮影年月日:1991(平成3)年3月29日


播但線 甘地駅!

2015年08月26日 | 

兵庫県神崎郡市川町にあるJR西日本の甘地駅は、山陽本線の姫路駅と山陰本線の和田山駅とを結び陰陽連絡路線の役割を担っている全線単線の播但線(65.7km)の駅です。
もともとは播但鉄道の一般駅として1894(明治27)年7月26日に開業しました。 その後、山陽鉄道を経て、国鉄播但線の駅となりました。

相対式ホーム2面2線を有し列車交換可能な簡易委託駅です。
1928(昭和3)年に建てられた木造駅舎が現在も使われています。

2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は910人です。

 <甘地駅の年表>

 ・1894(明治27)年7月26日:播但鉄道の一般駅として開業
 ・1903(明治36)年6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
 ・1906(明治39)年12月1日:鉄道国有法により山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄播但線となり、同線の駅となる
 ・1973(昭和48)年4月1日:貨物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化

 
(駅 名 標)

 
(寺前方面を望む)

 
(姫路方面を望む)

 

 
(駅舎正面)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2014(平成26)年1月2日