北海道川上郡弟子屈町にあるJR北海道の川湯温泉駅は、網走駅と東釧路駅とを結ぶ全線単線非電化の釧網本線(166.2km)の川湯駅として、1930(昭和5)年8月20日に開業しました(開業時は釧網線に所属)。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、旧3番線は現在は除雪車両や工事車両などの留置に使用されているので、事実上相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
1936(昭和11)年9月25日に建てられた木造駅舎は健在で、かつての駅事務室・貴賓室を改装して喫茶&レストラン「オーチャードグラス」が営業しています。
<川湯温泉駅の年表>
・1930(昭和5)年8月20日:国鉄釧網線の川湯駅として開業
・1936(昭和11)年10月29日:線路名が釧網本線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1979(昭和54)年7月15日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
・1986(昭和61)年11月1日:駅の簡易委託化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
・1987(昭和62)年4月10日:駅事務室・貴賓室を改装してレストラン「オーチャードグラス」が開業
・1988(昭和63)年3月13日:駅名が川湯温泉駅に改称される
・1995(平成7)年3月2日:駅の完全無人化
(駅 名 標)
(斜里方面を望む)
(標茶方面を望む)
(駅舎正面)
撮影年月日:2001(平成13)年6月21日
この足湯は、北海道内の駅では最初のものだそうですね。