Yagyu Town, Nara City, Nara Pref.
さてさて、笠置駅の桜を満喫したワタクシ達は、笠置駅から車で15分ほど走った場所にある奈良市柳生町へと向かいました。
柳生町は「柳生の里」とも呼ばれ、柳生新陰流で知られた剣豪の里です。
旧柳生藩家老屋敷や柳生正木坂剣禅道場、新陰流の開祖・柳生石舟斎が切ったと伝わる「一刀岩」など、
柳生一族ゆかりの歴史スポットが点在しているんですよ。
この日(4月6日)と翌日の7日は「柳生さくら祭」が開催されることになっていて、
ネットの情報でも「桜が見ごろ」となっていたので柳生の里を訪れることにしたんです。
ワタクシ達は9時に現地に着きました。「桜まつり」は10時からだということですので、ワタクシ達は10時までの間、
町内を散策することにしました。
向こうに見える建物は「正木坂剣禅道場」でして、柳生新陰流の精神「剣禅一如」を受け継ぐ道場だということです。
町内を歩いていると学校の校舎がありました。正門には「奈良市立柳生中学校」とあったのですが、
2015年に統廃合されたことにより現在は廃校になっているとのことです。
でも、廃校になったにしては随分と立派な校舎ですし、校舎は全く再利用されていないようなので勿体ないですね。
もしこの中学校が今も廃校になっていなければ、今年は満開の桜の中で入学式が行われたことでしょう。
でも、「生徒数の減少による統廃合」というのは日本各地どこでもみられる光景になりましたね。
日本中の多くの小中学校の正門、あるいは校庭に桜が植えられていますが、その理由をご存知でしょうか。
これ、実は明治時代の「富国強兵」の名の下に進められていった軍国教育と関係しているんですよ。
明治時代に入ると国学者の平田学派が、桜と軍国主義と結びつけ「パッと咲いていさぎよく散る」と言う精神を桜に感じると説き始め、
陸軍などの兵舎などに桜の木を植える所が増え始めました。軍歌の「同期の桜」などはまさにその思想の表れですね。
軍国主義が色濃くなるにつれて一般の学校にも「いさぎよく散るという教え」が浸透し、
桜の木を植えるようになったと言うのが学校に桜の木がある理由なんですよ。
校庭の隅に「真剣」という文字が刻まれた石碑がありました。真剣とはもちろん「真面目」「本気」という意味ですが、
「本物の刀剣」という意味がありますよね。柳生の里にふさわしい文字でありました。
使用したカメラ:1、2、3、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
小中学校の統廃合は、いわゆる「過疎地域」だけの現象ではありません。私は大阪市から30分ほどの郊外に暮らしていますが、
私が暮らす市の中でも小学校で各学年が1クラス、中学校で2クラスというような、もう学校を維持することが厳しい状況の学校があるようです。
歯止めの効かない少子化、そして教員の希望者が激減しているという状況の中で、学校ってどうなっていくのでしょうね。
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さてさて、笠置駅の桜を満喫したワタクシ達は、笠置駅から車で15分ほど走った場所にある奈良市柳生町へと向かいました。
柳生町は「柳生の里」とも呼ばれ、柳生新陰流で知られた剣豪の里です。
旧柳生藩家老屋敷や柳生正木坂剣禅道場、新陰流の開祖・柳生石舟斎が切ったと伝わる「一刀岩」など、
柳生一族ゆかりの歴史スポットが点在しているんですよ。
この日(4月6日)と翌日の7日は「柳生さくら祭」が開催されることになっていて、
ネットの情報でも「桜が見ごろ」となっていたので柳生の里を訪れることにしたんです。
ワタクシ達は9時に現地に着きました。「桜まつり」は10時からだということですので、ワタクシ達は10時までの間、
町内を散策することにしました。
向こうに見える建物は「正木坂剣禅道場」でして、柳生新陰流の精神「剣禅一如」を受け継ぐ道場だということです。
町内を歩いていると学校の校舎がありました。正門には「奈良市立柳生中学校」とあったのですが、
2015年に統廃合されたことにより現在は廃校になっているとのことです。
でも、廃校になったにしては随分と立派な校舎ですし、校舎は全く再利用されていないようなので勿体ないですね。
もしこの中学校が今も廃校になっていなければ、今年は満開の桜の中で入学式が行われたことでしょう。
でも、「生徒数の減少による統廃合」というのは日本各地どこでもみられる光景になりましたね。
日本中の多くの小中学校の正門、あるいは校庭に桜が植えられていますが、その理由をご存知でしょうか。
これ、実は明治時代の「富国強兵」の名の下に進められていった軍国教育と関係しているんですよ。
明治時代に入ると国学者の平田学派が、桜と軍国主義と結びつけ「パッと咲いていさぎよく散る」と言う精神を桜に感じると説き始め、
陸軍などの兵舎などに桜の木を植える所が増え始めました。軍歌の「同期の桜」などはまさにその思想の表れですね。
軍国主義が色濃くなるにつれて一般の学校にも「いさぎよく散るという教え」が浸透し、
桜の木を植えるようになったと言うのが学校に桜の木がある理由なんですよ。
校庭の隅に「真剣」という文字が刻まれた石碑がありました。真剣とはもちろん「真面目」「本気」という意味ですが、
「本物の刀剣」という意味がありますよね。柳生の里にふさわしい文字でありました。
使用したカメラ:1、2、3、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
小中学校の統廃合は、いわゆる「過疎地域」だけの現象ではありません。私は大阪市から30分ほどの郊外に暮らしていますが、
私が暮らす市の中でも小学校で各学年が1クラス、中学校で2クラスというような、もう学校を維持することが厳しい状況の学校があるようです。
歯止めの効かない少子化、そして教員の希望者が激減しているという状況の中で、学校ってどうなっていくのでしょうね。
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柳生の里へも行ったのですね。
和歌山でも校門や校庭に桜が
植えられてますが、そのような
理由があるのですね。
知らなかったです。
それは面白そう😃💡
興味津々です💕
学校と🌸そんな背景があったのですね。
私の生徒さんの通っている小学校では、3クラスという学年があると聞きました。
ほとんどの学校に桜が植えてありますけど
そういう事だとは知りませんでした
「パッと咲いていさぎよく散る」とは😢
子育てしてる時いつも
「今の時代の日本に生まれて良かったね」と
話していました
真剣も刀を想像したら怖いです(^^;)
柳生一族のゆかりの歴史スポットが、
点在してるんですね~。
散策にも向いてますね♪
学校に桜が植えられてるのには、
そんな理由が!!
背景を知らず、綺麗~と眺めてるだけの
学生でした。
凸
確かにぱっと咲いてぱっと散るのは悲しいですね
統廃合はこちらもそうです
息子たちが通った小学校もそうです
おはようございます
柳生一族のゆかりのスポットなんですね
校門や校庭にさくらがある理由は知りませんでした
ただきれいに咲いてると思ってるだけでした
観光客もおらず寂しさを感じました。
私はアニメを見ないのでわかりませんが
『鬼滅の刃』の聖地と聞きましたが。
私のような高齢者ばかりが増えてくる
そのうち経済回らなくなりそうです
柳生は、柳生十兵衛が思いつきますね。
柳生新陰流は有名ですもんね
しかし桜もきれいですね。
いろんなところに行かれていてうらやましい
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