こんにちは。
スタッフの籔本です🙆♀️
今日は予報通りの雨☂️でしたが、
沢山の患者さまに来ていただきました。
ありがとうございました!
今日は手首の痛み、腱鞘炎についてお話しさせていただきます。
腱鞘炎とは手首から親指の付け根周囲に起こる炎症のことを言います。
親指の付け根には腱鞘炎という、鞘さやのような形をした組織があり、腱を通すトンネルの役割をしています。
短母指伸筋腱と長母指外転筋腱という筋肉の腱が通っていて、
親指の使い過ぎによって腱や腱鞘に摩擦がかかり炎症が起き発症します。
日頃の生活動作で起こりやすく、
特に女性に多いと言われています。
またコロナ禍になって以降、
家でのテレワークによりパソコンやスマホを長時間使用している事や、
外食より自炊される方が多い為、家事の負担が増えている事も腱鞘炎になりやすい要因かと思います💻
先日いらした患者さまも、
「痛いからなるべく使わないようにはしてるけど家事は休めないから…」と仰っていました。
なかなか安静にはできないのが困る所ですよね。
特に炎症のある箇所にはお灸が効果的です!炎症症状のあるところにお灸ですか?!と驚かれるのですが!
使いすぎや外的要因で痛めた部位は、その部位の代謝を活発にすることにより
熱とともに発散するべく熱の産生をおこなっていることがあります。
熱の産生をさらに助けるべく熱を加える事で、発散を促す効果があります☺️
ついつい熱が有る所は冷やしがちなのですが、それは逆効果になってしまう場合があるので注意です🌿
これは、発散しようとしている生体の働きを阻害してしまう結果になり、
かえって症状を長引かせることになることに注意が必要です。
では、市販のお灸などで温めた方が良いかというと
これがかえって逆効果になることがございます。
急性期に発散の方向に身体が向かっている時に
心地よい程度の温かさでは、かえって症状を強めてしまう可能性があるからです。
この時期の灸療法は、少し熱さを我慢していただく程度の発汗を伴う
灸療治が必要になるからです。慢性期のセルフケアや養生のための
お灸とは治療目的が異なりますので、急性期の場合は
必ず「はりきゅう師」へご相談の上お灸をしてくださいね😌