はづきどう日記

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葉月堂鍼療日記

難経四十八難

2024年03月02日 | 経絡治療学会

脈状の虚実と病証の虚実と切診による虚実・・・について

 

難経四十八難

四十八難曰.人有三虚三実何謂也.

(四十八難にいう、人に三虚三実あるというが、これはどういう意味か?)

然.有脈之虚実.有病之虚実.有診之虚実也.

(答えていう、脈状の虚実と病証の虚実と切診による虚実とがある)

脈之虚実者.濡者為虚.緊牢者為実.

(脈状の虚実は、軟らかい脈であれば虚に属し、緊脈、堅い脈であれば実に属)

病之虚実者.出者為虚.入者為実.言者為虚.不言者為実.

(病の虚実は出ずるものを虚、※大小便や汗が出やすい状態を虚出にくいものを実とする)

(患者がよくしゃべりすぎるときは虚、無口、だまっているものは実)

緩者為虚.急者為実.

(緩慢、慢性病は虚、緊急、急性病は実であ)

診之虚実者.濡者為虚.牢者為実.

(切診の虚実は濡なるもの、触診、按圧して軟らかいものは虚、硬い、堅いものは実とする)

癢者為虚.痛者為実.

(かゆがったり、くすぐったいものは虚、痛がるものは実とする)

外痛無快.為外実内虚.内痛外快.

(触診したとき、外痛み、弱くやさしく按圧したときに痛む、

強く按圧して痛むときは気持ちがよい場合は外実内虚)

内痛外快.為内実外虚.

(軽くやさしく按圧すると気持ちよく、強くすると痛むは内実外虚)

故曰虚実也.

(これを虚実というのです)

 


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