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元駐日大使も取り調べ 保守政権の不正追及で韓国 李明博元大統領も標的? 「政治報復、国論分裂」と反発

2017-11-14 11:16:19 | 日記

2017.11.13 22:34

 

元駐日大使も取り調べ 保守政権の不正追及で韓国 李明博元大統領も標的? 「政治報復、国論分裂」と反発

産経

【ソウル=名村隆寛】李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)両保守政権時代の不正追及が進められる韓国で、検察は13日、朴政権で駐日大使や情報機関、国家情報院の院長を務めた李丙(イ・ビョンギ)氏(70)を取り調べた。

検察は李明博政権の国防相で前国家安保室長の金寛鎮(キム・グァンジン)容疑者(68)を軍刑法違反(政治への関与)などの疑いで逮捕しており、李明博元大統領までが捜査の視野に入ってきた。

 大統領府高官に国情院が多額の裏金を渡していた事件で検察は、李丙氏が前任者から引き継ぎ主導した疑いがあるとみて調べているもようだ。

 事件では、前大統領の朴槿恵被告(収賄罪で公判中)の最側近だった李載晩(イ・ジェマン)元総務秘書官とアン・ボングン元国政広報秘書官の2人が収賄容疑で逮捕。

国情院は朴政権発足の2013年から昨年7月まで、2人を通して総額約40億ウォン(約4億円)を大統領府に渡した疑いがある。

 ソウル中央地検に出頭した李丙氏は「国民に心配をかけ申し訳ない」と記者団に語ったが、裏金提供の指示については答えなかった。

李丙氏は13年に駐日大使となり、その後、15年12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意では大統領秘書室長として韓国側の重責を担ったとされる。

 「積弊清算」として保守政権の不正を追及する文在寅(ムン・ジェイン)政権の最終標的が、李明博元大統領であることは公然視されている。

文大統領の弁護士時代からの仲間であった盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、李明博政権下で不正資金疑惑により検察の事情聴取を受けた直後に自殺した。

保守政権攻撃は「当時の恨みの表れ」との見方だ。

 金寛鎮容疑者は李政権下で当時の左派系野党の評価を落とす世論工作を軍のサイバー司令部に指示した疑いなどで11日に逮捕された。

翌12日、李明博氏はバーレーンに向け出国の際、「改革か政治報復なのか。国論を分裂させるだけだ」と不快感をあらわにした。

この発言は「文政権との事実上の全面戦争宣言」(東亜日報)とみなされており、旧政権と現政権による争いの激化は不可避な情勢だ。

 



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