壊滅的に悪化する韓国の雇用情勢、ただし韓国政府は「雇用は肯定的な方向に転じた」と自画自賛……
2020年07月16日
韓国青年失業率10.7%で「最悪」21年ぶり…45万人「何もせず休んだ」(中央日報)
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が韓国雇用市場にもたらした影が長くなっている。特に青年失業率は10.7%に急激に上昇し、21年ぶりに最悪を更新した。
15日、韓国統計庁が発表した6月の雇用動向によると、全体就業者数は昨年同期比35万2000人減少した。
新型コロナの被害が現れ始めた3月以降、4カ月連続の減少となる。
特に、青年失業率(15~29歳)は10.7%で、1999年6月(11.3%)以降、この21年間で最も高かった。
主に、初めて正式な就職先を求める時期にあたる20代後半(25~29歳)の失業率も10.2%で、99年統計集計以降、最も悪かった。
潜在的求職者まで含めた体感失業率はこれをはるかに上回る。
青年層(15~29歳)の体感失業率を意味する拡張失業率は、その前月と比べて2.2%ポイント上昇した26.8%で2015年統計作成以来、最悪だった。
4人に1人以上が事実上の失業者といえる。
就業者数が増加した年齢帯は60代以上(33万8000人)が唯一だった。
15~29歳青年層(-17万人)、30代(-19万5000人)、40代(-18万人)、50代(-14万6000人)など残りの年齢層で雇用件数が減少した。
60代以上で増加していることは政府の高齢者雇用事業の影響が大きい。
とりわけ青年雇用事情が悪い理由は、青年層が主に就く製造業とサービス業の事情が良くないためだ。
新型コロナによる輸出不振などの余波で、6月の製造業就業者は前年同月比6万5000人減って5月(-5万7000人)より減少幅が拡大した。
4カ月連続の減少だ。
サービス業は生活防疫転換などの影響で減少幅がやや鈍化した。
だが、卸・小売業(-17万6000人)、宿泊・飲食業(-18万6000人)を中心に依然として大幅の下落傾向を維持している。
新型コロナが全般的な景気低迷につながり、青年の就業の門を閉じたといえる。 (中略)
青年失業問題の深刻性は、青年の求職活動をあきらめさせ、長期にわたり社会全体の負担につながるというところにある。
6月の雇用統計でもこのような傾向が現れた。
経済活動参加率は、20代の場合、昨年同期比2.4%ポイント減の62.2%を記録した。
特に、主な求職階層である20代後半(25~29歳)の経済活動参加率は74.1%で、前年同月比3.3%ポイント減少した。
求職活動そのものをしない人が増加したという意味だ。
15~29歳の青年層のうち、他の活動をせず「休んだ」と答えた人は45万5000人で、前年同月比9万5000人増加した。
2003年統計作成以降、最多となる。
漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は「
民間には就職口がほぼなく、かろうじてある公共の働き口は『スペック』(採用に必要な各種資格要件)の良い人だけが採用されるため、
最初から求職活動そのものをあきらめる」としながら「青年層が就職先をこのまま求められずにいれば、出生率減少など社会問題につながる」と警告を鳴らした。
(引用ここまで)
コロナ禍でこれまでもきつかった韓国の労働市場が壊滅的になりつつある、というお話。
特に危険なのは青年層失業率が高止まりしていること。
韓国は「15-29歳の青年層」で統計を取っていて、国際的に見て一般的な統計対象である15-24歳の若年層失業率とは比較が難しいのですが。
青年層失業率が10.7%、短時間の労働しかしていないといった「実質的な失業」を組み入れた指標では26.8%。
eurostatを見るとフランスは年末年始にかけてようやく18%台に下がっていた若年層失業率が21%まで上昇。
スペインは年末は30%くらいだったものが、年が明けてから32%台になってそのままキープ。謎。
イタリアは4月に6%ほど減少(27.1%→21.5%)してます。謎。その後ちょい上げ。
ヨーロッパ全体でみると、若年層失業率が1%ほど上昇しているのは間違いないようです。
フランスやらイタリアでスリとかの犯罪がやたら多いのは、もう青年層の一部は就職を諦めて犯罪を生業としている層がいるから。
ヨーロッパの多くの企業は即戦力を求めるけど、就職経験のない彼らは戦力にならない。
就職できないのでキャリアがつめない。
そのまま30代まで就職経験なし、なんてことも普通にある。
それが韓国でも起きつつある、ということなのです。
2015年の時点で「青年層で一度も就職したことがない人間が全体の13.8%」とかでした。
社会不安要素でしかないんだよな……。
靖国神社を爆破しようとしたチョン・チャンハンは、マスコミからの耳目を集めたいとして犯行に至ったと供述していました。
「英雄的行為」をしたかった、という話もしてましたね。
2016年7月に懲役4年だったからすでに出所しているはずですが……。
あ、ちなみに韓国政府はこの雇用統計に対して「雇用情勢は肯定的」とアナウンスしています。
2020年07月16日
韓国青年失業率10.7%で「最悪」21年ぶり…45万人「何もせず休んだ」(中央日報)
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が韓国雇用市場にもたらした影が長くなっている。特に青年失業率は10.7%に急激に上昇し、21年ぶりに最悪を更新した。
15日、韓国統計庁が発表した6月の雇用動向によると、全体就業者数は昨年同期比35万2000人減少した。
新型コロナの被害が現れ始めた3月以降、4カ月連続の減少となる。
特に、青年失業率(15~29歳)は10.7%で、1999年6月(11.3%)以降、この21年間で最も高かった。
主に、初めて正式な就職先を求める時期にあたる20代後半(25~29歳)の失業率も10.2%で、99年統計集計以降、最も悪かった。
潜在的求職者まで含めた体感失業率はこれをはるかに上回る。
青年層(15~29歳)の体感失業率を意味する拡張失業率は、その前月と比べて2.2%ポイント上昇した26.8%で2015年統計作成以来、最悪だった。
4人に1人以上が事実上の失業者といえる。
就業者数が増加した年齢帯は60代以上(33万8000人)が唯一だった。
15~29歳青年層(-17万人)、30代(-19万5000人)、40代(-18万人)、50代(-14万6000人)など残りの年齢層で雇用件数が減少した。
60代以上で増加していることは政府の高齢者雇用事業の影響が大きい。
とりわけ青年雇用事情が悪い理由は、青年層が主に就く製造業とサービス業の事情が良くないためだ。
新型コロナによる輸出不振などの余波で、6月の製造業就業者は前年同月比6万5000人減って5月(-5万7000人)より減少幅が拡大した。
4カ月連続の減少だ。
サービス業は生活防疫転換などの影響で減少幅がやや鈍化した。
だが、卸・小売業(-17万6000人)、宿泊・飲食業(-18万6000人)を中心に依然として大幅の下落傾向を維持している。
新型コロナが全般的な景気低迷につながり、青年の就業の門を閉じたといえる。 (中略)
青年失業問題の深刻性は、青年の求職活動をあきらめさせ、長期にわたり社会全体の負担につながるというところにある。
6月の雇用統計でもこのような傾向が現れた。
経済活動参加率は、20代の場合、昨年同期比2.4%ポイント減の62.2%を記録した。
特に、主な求職階層である20代後半(25~29歳)の経済活動参加率は74.1%で、前年同月比3.3%ポイント減少した。
求職活動そのものをしない人が増加したという意味だ。
15~29歳の青年層のうち、他の活動をせず「休んだ」と答えた人は45万5000人で、前年同月比9万5000人増加した。
2003年統計作成以降、最多となる。
漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は「
民間には就職口がほぼなく、かろうじてある公共の働き口は『スペック』(採用に必要な各種資格要件)の良い人だけが採用されるため、
最初から求職活動そのものをあきらめる」としながら「青年層が就職先をこのまま求められずにいれば、出生率減少など社会問題につながる」と警告を鳴らした。
(引用ここまで)
コロナ禍でこれまでもきつかった韓国の労働市場が壊滅的になりつつある、というお話。
特に危険なのは青年層失業率が高止まりしていること。
韓国は「15-29歳の青年層」で統計を取っていて、国際的に見て一般的な統計対象である15-24歳の若年層失業率とは比較が難しいのですが。
青年層失業率が10.7%、短時間の労働しかしていないといった「実質的な失業」を組み入れた指標では26.8%。
eurostatを見るとフランスは年末年始にかけてようやく18%台に下がっていた若年層失業率が21%まで上昇。
スペインは年末は30%くらいだったものが、年が明けてから32%台になってそのままキープ。謎。
イタリアは4月に6%ほど減少(27.1%→21.5%)してます。謎。その後ちょい上げ。
ヨーロッパ全体でみると、若年層失業率が1%ほど上昇しているのは間違いないようです。
フランスやらイタリアでスリとかの犯罪がやたら多いのは、もう青年層の一部は就職を諦めて犯罪を生業としている層がいるから。
ヨーロッパの多くの企業は即戦力を求めるけど、就職経験のない彼らは戦力にならない。
就職できないのでキャリアがつめない。
そのまま30代まで就職経験なし、なんてことも普通にある。
それが韓国でも起きつつある、ということなのです。
2015年の時点で「青年層で一度も就職したことがない人間が全体の13.8%」とかでした。
社会不安要素でしかないんだよな……。
靖国神社を爆破しようとしたチョン・チャンハンは、マスコミからの耳目を集めたいとして犯行に至ったと供述していました。
「英雄的行為」をしたかった、という話もしてましたね。
2016年7月に懲役4年だったからすでに出所しているはずですが……。
あ、ちなみに韓国政府はこの雇用統計に対して「雇用情勢は肯定的」とアナウンスしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます