緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

鍼灸の魅力・・・・中間まとめ(Ⅱ)補法・瀉法

2013-09-23 15:20:01 | 鍼灸の魅力
基本刺鍼をおこなう際、補法・瀉法の目的を理解して人差し指を目的の穴に近づけ、押手を構えて鍼を親指と人差し指の間に挟む。穴所が1mmずれても気の変化は得られない。穴所は時によって移動すると言う不思議な現実に戸惑いながら、指の先を静かに滑らせて見る。他の脈状を診ていただいている先生から「そこです」、いや・・・「少しずれました・・・」と指導を受けながら。ぬぬ・・・、どこだろうか・・・・、穴の在り処、気が来た感覚も未だつかめず、オロオロ・うろうろしながら患者様役の方の手足を経に従い、逆らいながら取穴しています。実に不思議なことですが大切な手技を極めようと努力しています。会得するまでに時間はかかろうとも脈診技術を会得し、納得いく治療を行えるよう、信頼を得られるようになりたいです。鍼灸治療は一般的には鍼を筋肉、腱に深く刺してコリを生じている箇所を緩める治療が多いです。脈状を診て、気の変化を、とどこおりを直す治療がなされている治療院は少ないです。提鍼と言って、先が丸くなった当てるだけの鍼でも気の変化は生じます。刺さないで直す鍼治療、痛くない鍼治療を目指して技術を会得したいと考えています。 . . . 本文を読む
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