黒髪山岳救助訓練・・・佐賀有田町2020.2.26

本部基地との無線交信状況を確認する。
毎年のことですが、黒髪山に自生する植物の盗掘目的の滑落事故が起こっています。

自然の中で育つから美しい。
それを盗掘して自分の自宅で育てる、山野草展に出品する、インターネットで転売する・・・いろんなこと考える無責任な方が朝の暗がりに、夕方遅くに足元悪いのに山へ入り、滑落する。

『ケガしてもほっとけ！』とはいきません。
僕たち黒髪山岳救助協力会のメンバーも警察・消防の皆さんと共に招集を受けて捜索・救助のお手伝いをするんです。
今日はその為の訓練でした。

レスキューポイントの確認、ザイルの設置確認、加盟団体同士が顔見知りに、警察署・消防署との顔合わせでした。

森林管理センターの方、佐世保山岳会、黒髪山を守る会、乳待坊会、アウトガイドクラブからも参加されています。

今回の主催 黒髪山岳救助協力会の 吉島幹夫会長から 今日の計画内容、役割分担、声掛け手法、確認事項などが説明され、３班に分けての行動が開始されました。

落っこちたら死にます。
救助と言うより、家族の方も大変です。

こんな場所への盗掘目的での入山は止めましょう！

こんな本来の登山道を外れた場所への入山、携帯電話の電波も届きません。
自分を救助してもらうにも連絡方法がないのです。

でも、我々はそんな状態の方でも家族や知人からの救助要請があれば、場所を探りながら大きな声で探していきます。
もし、そんな時にご自身が我々に居何処を知らせるための 笛 や 発煙筒 などを持っておられたら見つかる可能性が高まります。

山を知る人は自然の怖さも知っています。
安易に装備なしに入山するのは危険です。

自然と付き合う楽しみもあります。
こんなに素晴らしい景色もあります。

大切に自然を守っていきませんか。
次の世代に残したい自然、たいせつにしたいと願っています。

昨年の大雨でお稲荷さんのお堂も流されました。

山歩きの楽しさ、健康にも、精神的にも良い山歩き

上手に付き合い、楽しみましょう！

無謀な行動は、命を失いますよ！