老人福祉施設へお灸のボランティアへ ・・・・ どうだったかな

九州医療専門学校・鍼灸師科に入学し、半年になろうとしています。前期試験も終わり、何とか
追試験も受けることなく若者達の活力にも就いていけているようです。まあ～、必死で記憶の海馬
に息吹とムチを送りながら頑張っています。

そんな専門学校にはありがたいことに付属の治療院があり、学生の臨床能力をサポート・支援する
仕組みがあり、患者さんも多く、開業を目指す学生にとっては打ってつけの仕組みに感じています。

先生方も患者さんを持ち、常に教壇だけの教鞭だけではない実践に則したご指導をいただけ、あり
がたいと感謝しています。

そんな中、昨日は老人福祉施設でのお灸のボランティア活動が計画され、僕も参加させていただけ
る絶好のチャンスをいただきました。

九州医療専門学校の鍼灸院は治療ベット数 ９ヶ、朝9:00～土日を除いた鍼灸治療がおこなわれていま
す。　完全予約制で、事前の電話予約が必要です。治療費も臨床治療を伴うと言うことで、学生が治療
の状態を見学することがありますよと言う条件で、お安く設定されています。


中では３年生が臨床実習の記録を先生から指導を受けながら励んでいる様子も垣間見れます。


そんな中で、昨日は老人福祉施設でのボランティアお灸慰問の日でした。


近くの施設へ車で移動、参加した学生は今回、僕を含め１年生３名
あとは、先生方が５名でした。


計画していた時間より３０分も早く、待ちこがねておられた方々もイスに座っておられたりで
毎回参加していますよって話されていました。　受付のテーブルで問診診断にも笑顔が溢れて


開場は普段お茶とかお花とか踊りとかなされているのでしょうか、畳の部屋でした。


即席の治療ベットを作り、問診結果を元にお灸をする場所、数に従って先生の指導の元で、
お手伝いをやらせていただきました。 約１時間程でしたが、あっという間に終わりとなりました。



お灸をさせていただいた場所は、百会、肩井、曲池、足三里、絶骨 の５ヶ所です。
【百会】（ひゃくえ）
頭部、前正中線上、前髪際の後方５寸
（つむじの場所とは異なりますが、耳を前に折って後ろの線を頭の頂上で結んだところです）
「百（多種・多様）」な経絡が「会（出会う・交わる）」という意味の名を持ち、その名の
とおり、さまざまな健康効果を持つ万能ツボ「百会」です。
主な効能として、癒やしと言う観点では「ストレス・自律神経失調症・不眠症」などに効果
があり、痔・抜け毛・頭痛などの改善効果が良く知られています。


【肩井】（けんせい）・足の少陽胆経
　後頭部、第７頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線上の中点
（首の付け根と肩の先のちょうど中間と重い痛みのあるところ）
首や肩のコリ、寝違え、目、耳、歯痛、頭痛など、全身の血行が良くなるので冷え症にも
効果があります。　


【曲池】（きょくち）・手の陽明大腸経・合土穴（脈気が入るところで、のぼせ・もらしなど
　を司ります。
　尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上の中点
（右の曲池は右手を曲げ、左手の親指で右のヒジの曲がり角を押さえ、痛みのあるところ）
ヒジの痛み、肩コリ、テニスエルボー、パソコン疲れ、歯痛、や胃腸を整える役割もあります。


【足三里】（あしさんり）・足の陽明胃経・胃経の合土穴、四総穴、胃の下合穴
　下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上、犢鼻の下方３寸
（ヒザのお皿の下のくぼみから指４本分下にさがった向こうずねの外側にあります）
病気予防、体力増強以外にも足の疲れ、むくみ、胃腸の症状にも万能養生のツボです。


【懸鐘】（けんしょう）・足の少陽胆経・八会穴の髄会・・・別名【絶骨】
　下腿外側、腓骨の前方、外果尖の上方３寸
（外くるぶしの上から指４本上にあります）
首のこわばり、偏頭痛、足首の関節の捻挫膨満感等に効果があります。


これからも多くの臨床実技を体験し、２年半後の国家試験に向けて頑張ります。
皆さん、応援お願いします。