緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

鍼灸師・専門学校での学期末テストへの挑戦

2013-02-10 05:37:03 | 日記
鍼灸師へ向けた専門学校での学習も約1年が終了、学期末テストを先日無事クリアーできました。

20~30代の若者諸君に交じって学ぶ東洋医学、海馬の記憶細胞も怒まぐれているんではないでしょうか。
単語、部位呼称、位置、生理学、ホルモンの分泌、解剖学、筋肉名、血管名、陰陽、虚実、病証、
鍼実技、灸実技・・・、覚えようと努力しては、すぐ忘れ、又覚え、忘れ・・、これでもかと鞭打って
期末テストを受験しました。

国家試験合格率100%の実態がこの努力の積み重ねだったのです。進級試験と言うはしごが多くあり、
このはしごを登りつめて最終的な国家試験への受験挑戦権を学校から勝ち取った方だけが受験できる
仕組みが専門学校にはあるんです。

いや~、厳しく、険しい崖登りです。若者諸君達の記憶力は素晴らしい
どんどんと新しい学問を覚え、記憶できる新しいファイルが頭の中にまだまだあるんでしょう。

僕のファイルはリフレッシュさせながら、使い古しのファイルにハタキを掛けながら腐食しかかった
端子は消毒殺菌しながら機能復帰させ、何とかかんとか進級できることになりました。

教えていただいている先生たちがリードするザイルが命綱、ハーネスに絡めたシュリンゲにたるみを
持たせないようにしながら、這い登って行く体験は登山にも似た恐怖と達成感を味わっています。



中でも、経穴経絡・鍼実技のテストは過酷でした。経穴名だけではなく、筋肉名を取り込んだ部位
を言わないといけません。
今回は、中でも抜粋された53穴が課題とされ、先生が準備したクジを引き、問題用紙に書かれた2穴
の経穴名を見て、3分以内に部位を正確に言い、その場所をモデルの方に鍼を打つのが課題でした。

学習するには、どうしたものか、単語カード、レコーダー他、からだに場所をマジックで描いて
いろいろと工夫しながら覚えました。
今回、僕が引き当てた課題は次の2個所でした。

『崑崙(コンロン)』
・足の太陽膀胱経 、外果尖とアキレス腱の間の陥凹部です。


『巨闕(コケツ)』
・任脈 、上腹部、前正中線上、臍中央の上方6寸です。


無事に、3分以内に鍼も刺せ、満点をいただけました。
大緊張する一瞬でした、クジを引いて課題の2穴を見た瞬間は頭が真っ白・・・、記憶がよみがえるのに
数秒が必要だったような気がしました。

まだ、全教科の詳細点数は分かっていませんが、60点のボーダーラインはすべてクリアー
できていたよと担任の先生からお聞きできました。 良かった~

テスト期間中、束縛されてるとやりたいことが頭にどんどんと浮かびました。
僕はこのやりたいことをメモしました。 テストが終わったら、パ~っとやるつもりでメモしていました。

第一弾は、佐世保の山友達からいただいていたザボンの皮を使ったママレード作りです。


大きくてつやつやしたザボンです。




皮のワタの部分と表皮を分けて刻みます。


ワタの部分が 250gr、皮のみが 90g


何回か水を加えてはアクを捨て、最終的に 220grの砂糖と レモン汁 50gr を加え


かき混ぜながら、煮込みます。


そ~してできたのが、マーマレード


瓶詰めして出来上がりました~


さ~、これから復習もしながら、せっかく覚えた勉強を継続しながら、やりたいことリストをぜ~んぶ
やりとげま~す。 ワクワクします。

この開放感は何とも言えない達成感です。 先生ありがとう~


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