2019年2月号の「PAN」2ページ
読者の方から色紙と添え書きをいただきました。「PAN」に掲載して、お礼とさせていただきます。
亥(い)よろし
核よくない
本年は亥年。猪は多産なので子孫繁栄の象徴とされ、亥年は無病息災の年といわれています。だから亥はいいのですが、横に木がつくとよくないようで。亥の年が穏やかな年になりますように。
3・1独立運動の百周年
政府・マスコミの反韓・嫌韓の嵐が吹き荒れる中で、3・1独立運動の百周年が近づいてきました。3・1独立運動とはどのようなものだったのでしょうか。
1910年(明治43年)6月1日、幸徳秋水、管野スガたちが逮捕される、いわゆる「大逆事件」が起こります。そしてその年の8月22日に「日韓併合条約」が調印され、日本が第2次世界大戦に敗れるまで、朝鮮は日本の植民地として支配されます。
その間、日本は、朝鮮全土の土地、農作物、さらに民族精神までも奪いました。
そして、1919年3月1日、第26代国王「高宗」の国葬のために集まった多くの市民、学生、労働者が、パコダ公園で「独立宣言」を発表し、太極旗を振り、独立万歳を叫びながらソウルの街にくり出しました。デモ参加者は数十万人にも増え、市内を埋めつくしました。
同じ日、平壌(ピョンヤン)・安州(アンチュ)・義州(ウィチュ)・元山(ウォンサン)でもデモ行進がおこなわれ、全国に広がっていました。
この運動に対して、日本は軍隊・憲兵・警察だけではおさえられず、日本本土から応援の軍隊を送り、武力で徹底的に弾圧しました。
そして、現在の韓国では、この日を国民の祝日として、歴史にむきあい、犠牲者を悼む日としているのです。
日本政府はこの日をもっと謙虚に受けとめるべきだと思います。
2019.2.1 井 哲子
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