「寝屋川 平和と市民自治の会」のブログ

平和に人間らしく生きるために「寝屋川 平和と市民自治の会」が取り組んだこと及び今後の予定を知らせます。

PAN7月号3ページ

2020-07-16 18:12:00 | 寝屋川 平和と市民自治の会の会報

韓国映画『マルモイ(ことばあつめ)』と李容洙さんの記者会見

『冬のソナタ』から始まった韓流ブームは、今、第4次ブームをむかえています。そのきっかけは、日本でも社会現象になりつつある韓国ドラマ『愛の不時着』です

(『愛の不時着』のシーン「週刊朝日より」)

 「北朝鮮」に不時着してしまった、韓国の財閥の令嬢と、彼女をかくまう羽目になった「北朝鮮」のエリート将校が恋に落ちるラブストーリーです。「北朝鮮」の人々の生活も、素朴で、明るく、生き生きと描いています。南北分断の現実の中にも、人間味あふれるドラマです。

 さらに、人気沸騰中の『梨泰院(イテウォン)クラス』は主人公の若者が社会の底辺からのし上がっていく話です。

 映画でも「シネマート心斎橋」では、上映されている映画はすべて韓国映画です。あの『パラサイト』も上映されています。

 特におすすめは、7月10日から上映される『マルモイ(ことばあつめ)』です。

(『マルモイ』は『タクシー運転手』の脚本家オム・ユナの脚本&初監督作品)

 1940年代、日本統治下の朝鮮半島では、朝鮮語を話すことを禁じられ、名前すら日本式に変えさせられていました。そのような中で、朝鮮語を守るために辞書を作ろうとした人達の話です。主人公は、市川雷蔵に似たユンゲサンです。

 娯楽性たっぷりなのに、社会問題も考えさせられる韓国映画やドラマは、本当に底力があるなと思います。

 ところで、話はかわりますが、5月7日の、韓国元「従軍慰安婦」被害者の李容洙(イヨンス)さんの記者会見を受けて、日本のマスコミは、水曜デモの中止と少女像の撤去を主張しました。

しかし、そもそも、日本政府の心からの謝罪と補償がないが故に、30年という長い間、水曜デモが行われてきたのです。そして、今や、水曜デモは平和と人権の学習の場となっているのです。加害国の国民として、私たちは自分の問題として、考えないといけないと思います。                          2020年6月22日 井 哲子



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