寝屋川 平和と市民自治の会
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「PAN」2021年7月号3ページ
新型コロナに感染して (その2)
寝屋川在住Hさん
コロナ感染から3か月が過ぎた。発熱、咳もなく日常生活を送れているが、口内の渇きやちょっとした動きの中での息苦しさを感じるときもあるが、大きな後遺症は、まぬがれているように思える昨今である。
入院して見えてきたこと
さて、私が、隔離入院して、見えてきたこと等について述べていきたい。
受診して驚いた事
まず、『発熱感冒センター』を受診して、驚いたのは、“防護服”を着ている看護師は、一名のみで、30~40人はいたであろう受診を待つ人々を前にして、対応している看護師や病院職員の方々10名程のあまりに”無防備”な姿であった。
『感染者』を前にした病院の対応は、現下の国の“水際対策”同様、ザルの様に映った。当日の清算をするのに、会計担当者が、『感染者』の所に赴き、金のやり取りをするのは、いかがなものか。
入院中で最もインパクトを受けた事
A病院で入院中、最もインパクトを受けたのは、対応していただいた多くの看護師さんの中で、ある看護師さんは、PCR検査も受けていないと言う。感染病棟で働く労働者がPCR検査も受けていないと言う。信じがたい発言であった
日本国内で、最もクラスターが発生しているのは『医療現場』であると言う厚労省のデータもあるが、最前線でコロナ対応にあたっている医療従事者がPCR検査も受けず本当に感染を広げてしまう。そんな危険な状態が、放置されていては、クラスタ―の発生は繰り返されかねない。
軽症、中等症対応の病院で、「抗原検査」で「陽性」と診断されたが、“退院”するまでの間、一度もPCR検査もされずの”退院”であった。これでは、いかなるウィルスに感染しているのかの特定もできず、相手が誰であるのかもわからずじまいである。いつの間にか”英国株“や”デルタ株”がいかに拡散しているか把握することすらできないと思う。
暖かい食べ物ゼロ
治療薬もなく、ただ経過観察をするだけの入院でやはり免疫力を高める意味で、食事は重要である。A病院での病院食は煮物あり、フルーツあり、配慮もされていたが、いかんせん冷めた食事、冷めた紙コップの「味噌汁」には閉口した。暖かい食べ物ゼロでは、流石に苦言も。
コロナに感染し、そのことを知った多くの友人や知人、家族や親戚の方々から、心配や激励の電話やメール等を頂いた。本当にうれしかった。なかんづく、YさんやYさんの奥様から入院中の差し入れ(ホテルに隔離された妻の所へも)や近所のM氏夫妻が温かい夕食を2日間届けて下さった。コロナ差別がはびこる中、本当にありがたかった。
『禍転じて福となす』
『禍転じて福となす』のことわざもある。コロナの中、発想を変え、知恵をしぼれば、道は開けていくと思える。紙面が許せば、様々なコロナが生み出した体験についても、報告したい。
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