巨人再建論に大御所、金やんがついに吠えた。

2007年01月19日 | 野球

前人未到の400勝を達成し名球会の会長がついにサンケイスポーツ「巨人再建論」で吠えた。
ここにこんなくだりがある。栄枯盛衰とはいうけれど、巨人がなんでこうなっちゃったか、それを招いたのは誰か、知ってる? それは『長嶋茂雄』ですよ。いや、もちろん長嶋個人を責めてるんじゃないよと。まあ確かに現場責任者は監督だろうがその周囲はいかがなものか?俺は2001年に長嶋さんが勇退し2002年原第一次政権1年目で日本一の球団史上4連勝の記録で西武を倒したが翌年3位で辞任したが実際はフロントとの確執があったようだ。こんな早い退任があるだろうか?甲子園で最終戦に当時、星野監督から「尊敬する指揮官からねぎらいのお言葉まで頂戴し感謝しています中略プロ野球はファンのために成り立っています」そして星野監督から花束を受け取り涙した時、星野監督は多分、「タツ負けるなよ!!お前は良くやった、ファンは分かってる、またユニフォームで戻って来いよ」と言ったような。涙しました。
要は、金やんが言いたいのは人気のために大金でお金を使い捨てた、新人に目を向けない、スカウトの責任感も挙げている。巨人にも在籍した金田正一氏が昭和41年に移籍した頃、確かにONはもとより、柴田、高田、土井、黒江、森、末次、高橋一、堀内と隙がない。選手の自己管理と巨人に移ってくる選手は3,4割増しで苦労することを覚悟すると言う。確かに頷けるとこはある。ただ金田氏も触れられない立場にいるのか分からないが、球団(フロント)、首脳陣、選手の三位一体と「現在の野球」はどうだろうか?確かに、金田氏が総称する「精神的強さを持つ」これは偉大な選手なら簡単に聞こえるだろう。ただメジャーであれだけ活躍している夢の舞台が今開けていること、金田氏が言う「自己管理」はメジャーでは当然だが日本はどうだろう?世界一になった時、田口がラルーサ監督との信頼を築き上げ、「この監督なら絶対ついて行く、マイナー落ちしても」と言った。その最近は当時オリックスの仰木監督のイチロー、田口らの監督への尊敬の念が見えた。そして仰木監督も落合監督も基本、選手にイチイチ言わない。「あいつは言って伸びる、伸びない」の洞察力が感じられつつ、言われない怖さというのもある。移籍した仁志も「巨人で巨人のユニフォーム着て野球するのでなく、野球そのものをする環境を選んだ」と言っていた。低迷していた阪神、日ハムも野球観は選手自体が引っ張っていったと思う。その舵取りが監督だろう。結局、勝負の世界は勝つか負けるか。その道を選んだのなら選手がやはり根本的に変わる、変われる環境を見出すべきだと思う。イチローは「まだ野球がうまくなりたいんです」と言う。イチローを例に挙げるのはどうかと思うが、これだけ期待され、心配される球団になってしまったということが一番ファンとしては残念なことではないだろうか?

コメント (4)
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