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般若心経の解説46、"羯諦"

2016-05-30 21:02:33 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀46


🌸🌸「羯諦(ぎゃてい)」🌸🌸


私は、子供たちには、むやみに物を買い与えないようにしています。😄☀️

彼らのものに対する想いは、おおむね一過性☁️⚡️だからです。

1週間もすれば、すぐあきてしまうのが普通です。🌟

だから、私は子供たちと、誕生日にだけ買うという約束をしています。🎵

この平成元年6月19日が、長男の6歳の誕生日でした。

お店に行って、彼は鬼太郎の「ゲゲゲパック」を選びました。😄

もう少し高価なもの買わされるのではと思っていた私は、内心ほっとしました。💕

2歳年下の妹にも、何か買ってやらないわけにはいきません。🎵

彼女は、「テクマクマヤコンコンパクト」を選びました。🌸

家にもち帰って、2人は楽しそうに遊んでいました。

すると長女は、

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、おきさきさまになあれ🎵」

と、いっています。

聞けば、「テクマクマヤコン」とは、「ひみつのアッコちゃん」の呪文🌸というではありませんか。

その語の意味は、彼女にはわかっていないでしょう。😄

そういうわたしにもわかりません。🍎

でも、彼女は目👀✨を輝かせ、心わ弾ませて、

その変身の呪文を一心に唱えています。🎵

わたしは、おさなごの呪文のつぶやきの無心に心が引かれたのでした。💕


さて、私たちは「般若心経🎵」の呪文に到達しました。

「羯諦羯諦」に始まる本経の呪文(真言)をこれから勉強します。✊

真言宗🌸を開かれた弘法大師(空海)は、

真言は不思議☁️☁️なり、観誦すれば無明を除く。☀️

一字に千里を含み、即身に法如を証す。🌟

(真言には不思議な力がある。唱えれば迷いを除く。

たった1文字の中にさえ、無量無辺の深い意味を含み、たちどころにさとりを顕す)

と絶賛👑されていますが、

その反面、

「真言陀羅尼は、如来の秘密㊙️の言葉🍀でもあるから、

真言を説明するときは、細心の注意⚠️を払いつつなすべきである」

とも述べておられます。😄🎵

いよいよ私たちは、

「般若心経」の険峻⚡️な頂上🗻にアタックすることになります。


(「あなただけの般若心経」より)

般若心経の解説45、"即説咒曰"

2016-05-29 12:44:41 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀45


🌸🌸「即説咒曰(そくせつしゅわつ)」🌸🌸


「すなわち、咒(呪)を説いて曰わく」

写経🌸のことを、重ねてお話しすることにします。

私は、いま鎌倉・大船の寺🏡に住んでいます。

昭和57年5月からですが、それまでの18年間は埼玉県の大宮市にある父が住職をしています寺🏡におりました。

興徳寺という寺ですが、そのお寺のお檀家に、今年93歳になりますお婆ちゃん🌸がいます。

山岸花子さんといいます。🎵

その山岸さんは、20年近くも写経✒️📜を続けています。

興徳寺の新本堂に安置するお釈迦さまの胎内に収めるために、彼女は写経を始めたのですが、

それがそのまま彼女の日課☀️になっています。

ご本尊の胎内には「般若心経」が2,000枚、
「法華経」全巻を二回写経したものが納められています。😄

そののち、境内に写経塔が建立されましたが、

その中にも山岸さんの「般若心経」1,000枚と「法華経」全巻が納められました。💕

その写経塔の開眼供養の日に、お婆ちゃんは次のような誓いをたてました。🌸

「この歳で、元気に尊いお経を写させていただけるのは、

みな仏様🌸のおかげです。

わたしの小さな意志や力によるものではありません。🌟

私は死ぬまで一心に写経✒️📜を続けて、

お経さまの無限の功徳🌸を人さまにも施しをさせていただいて、

人さまの災難や苦しみを救ってさしあげたい😄💕」

そして、道を歩いていても、電車🚋に乗っていても、

彼女はとなりの人に声をかけて、

持参の「般若心経」の写経をさしあげるのです。😄

「このお経さまは、九十の婆が一心に、ほとけさま☀️にお祈りをして書いたものです。

どうかあなたの身につけてお守り🌟にしてください。

きっとあなたに幸せ💕がやってきますよ」

といって、1枚ずつ渡すのです。😄

私もお婆ちゃんが写経した「般若心経」を1枚持っています。😄

そして、おりに触れ、ことにあったときに、

それを取り出しては、「般若心経」を心をこめて唱えています。😄💕🎵


(「あなただけの般若心経」より)

般若心経の解説44、"故説般若波羅蜜多咒"

2016-05-28 17:22:30 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀44


🌸🌸「故説般若波羅蜜多咒(こせつはんにゃはらみったしゅ)🌸🌸


読み下しは
「故に般若波羅蜜多咒(呪)を説く」となります。😄

実際の呪文は、のちにでてきます。

「羯諦羯諦…」ですが、説明🍀はそのときに譲ることにして、

ここでは「呪と写経」ということについて皆さまと考えることにしましょう。

まず「呪」(マントラ)とは、
インドの思想一般では、

「神々に捧げる讃歌🎵」をいい、

仏教はそれを取り入れて、
「ほとけの真実を伝えるで力ある言葉🍀」としたことをは、前に学びましたね。

ここでは、「羯諦羯諦」のみならず、
さらに広げて「般若心経」の一語一語が「呪」であると考えてよいでしょう。😄🎵

重要なことは、経文の一々を心💓をこめて唱え🎵あげることにあります。🌟

つまり、

ほとけを念じ、ほとけに祈りを捧げながら読誦することが大切🌸であるといえましょう。

また、

ほとけを念じ、ほとけにひたすら祈りを捧げながら、

経文の一字一句を書き写すことが
「写経」であります。✒️📜

したがいまして、「呪」とは自己のさまざまなはからいを捨てて、

ほとけを念じ、祈りつつ唱えられるべきものであり、

「写経」とは、同じくおのが雑念🌀を離れて、

ほとけを念じ、祈りつつ経文を写すことであるということができましょう。😄

ゆえに、「呪」も「写経」も、

「ひたすら祈りをこめて行う💕」ところに、

共通性🍀と重要性🌸を見ることができると思います。

「写経」を長く続けています、

いままでわからなかった経文の意味がわかってくることもあります。😄

ほとけの深い心💓を感じてくることもありましょう。

経文の一字一句を、まちがわないで書き写そうとつとめていますと、

心💓が、おのずと澄みわたって☁️☁️きます。

それを「澄心(ちょうしん)☀️」といいます。

そして、書き終わったとき、充足感🌸と爽快感🍀を覚えます。

それを「爽心(そうしん)🍀」といいます。

この「澄心☀️」と「爽心🍀」との二つが、

ほかではとても得られない「写経の功徳」であるといえましょう。😄🎵


(「あなただけの般若心経」より)

般若心経の解説43、"真実不虛"

2016-05-27 16:46:12 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀43


🌸🌸「真実不虛(しんじつふこ)」🌸🌸


私たちは、ときとして、いま自分がやっていることが

正しいかどうか迷うことがありますね。☀️

また、過去をふり返って、

自分が歩んできた人生🍀は、正しかったのかどうか、

判断に苦しむときもありますね。😄

年ごろの娘さんならば、

縁談🌸が舞い込んできて、お見合いをしました。

さて、相手のA男さん、わたしを幸せにしてくれるのかしら?

あるいは、もっとよい縁談がくるかもしれない。☁️☁️

まよいにまよったご経験をお持ちの方も、きっとおられましょう。🎵

また、他人をお世話するときも、

こっちがその人のためになる、

正しいと思ってお世話したことが、

ちょっとした行き違いで、

かえって恨まれてしまうことがままありますよね。😵

わたしの母🌸は、そんなとき、

「他人を世話して、うまくいって当たり前、

へたをすれば恨まれてしまう☁️☁️」

とあっさりいます。

そのように、正しい判断・正しい行為はなかなかむつかしいことです。🌟

そのことが真実か、ウソか見極めることは、

やはり長い人生経験🌸がいるのかもしれません。

さて「真実」は、「真理」という言葉におきかえることができましょう。🎵

インドでは、お釈迦様の時代から、国王がスポンサーになって哲学者📚たちを集めて、

盛んに論争🎤🎤が行われました。

そのような哲学者大会では、

ある者は、

「わが説のみが真理である」といい、

またある者は、

「なんじの説は虚偽(うそ)である、
わが説が唯一正しい真理である」

という
論議🎵✂️に終始するのが常でした。

お釈迦様は、1つであるべき真理🌸があっちにもこっちにもあって、

互いに矛盾している真理など、

正しい真理🌸ではない、ととうに見抜いておられました。🌟⚡️

お釈迦様の目指す真理🌸つまり真実とは、

苦しみ悩みの超克を第一目的とする真実の認識🍀、

また、それをふまえた正しい実践にうらうちされたものでした。😄☀️

いわば、われわれの「般若心経」で説かれる「般若波羅蜜多」

つまり「完全な智慧☀️」にほかならなかったのです。


(「あなただけの般若心経」より)

般若心経の解説42、"能除一切苦"

2016-05-26 16:56:47 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀42


🌸🌸「能除一切苦(のうじょいっさいく)」🌸🌸


わたしは、ほどなく満42歳を迎えます(平成元年六月現在)。

おおげさに申しますと「厄年」のまっただなかを生きているわけです。😄

何か厄にあたるものがあったか、と思いめぐらしまと、

やはり思い当たるふしがあります。🎵

それまで身内の不幸はまったくなかったのですが、

前厄にあたる数えの41歳のとき師匠が90歳で亡くなりました。☁️☁️

本厄の42歳の昨年12月に実弟が40歳で死にました。☁️☁️

さらに今年5月に大叔父(95歳)を失いました。☁️🌟

とりわけ、弟の死はわたしの心に、ひどくこたえました。😢

わたしたちは、たった2人兄弟だったのです。

母は「わたしが代わってやりたかった」とポツリといいました。

弟の死後数ヶ月は、弟を想うたび熱いものがほほを伝えました。😭

加えて、40の坂を越えたわたしの体調は乱れがちとなりました。

体調の乱れは、とうぜん心💓の乱れを引き起こします。

孔子さまのいわれる「四十にして惑わず」の心境にはとてもとても至りません。😵

仏教詩人の坂村真民さんは、自らの絶えざる苦しみを

「いくつになったら」と題する詩に吐露しています。


わたしは蜜を飲まぬ日はない

それだのに わたしの心は花とならず

絶えず苦しみ 絶えず悩む

あぁいつになったら、朴のように

開花の喜びを 味わい得るであろうか


そして、真民さんは、
「生きる」という詩に、まかせきって生きる喜びを歌います。


生きることの むつしさ

生きることの ありがたさ

生きることの うつしさ

まかせきって 生きることの

よろこびに燃えよう


この詩を読んだとき、
わたしは「般若波羅蜜多」にまかせきろうと思いました。☀️

そして、さまざまな想いを捨てて、無心に「般若心経」を唱えました。🎵🎵🎵

すると、弟を亡くした苦しい想いは、すうっと消えました。☁️☁️🌟

「般若波羅蜜多」が
「能く一切の苦を除いて」くれたからでしょう。😄💕


(「あなただけの般若心経」より)