hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

日々の楽しい話、成長の糧などを綴ります。
楽しさ、感動、知恵が学べる。
(^_^)私はとっても普通の人です。

悲劇のヒロイン願望

2016-01-31 17:16:15 | 新しい考え方
悲劇のヒロイン願望


「なにをやっても上手くいかない。

どうせ、私の人生は悲劇!」

と思ってると、そんな人生になります。

私はそれを「悲劇のヒロイン願望」と呼んでます。

スポ根、ヒーロー物、と同じ、昔流行った物語です。

山口百恵の赤いシリーズとか、ありました。(≧∇≦)

悲劇のヒロインは、きれいで、優しくて、性格がいい、
けど、上手くいかない人生なんです。

でも、それって、
本当は、おかしい。

そんな人が成功しないわけがない。

時代的に封建時代で、身分が決まっていたときなら、それもあったのかもしれません。

でも、今は、実力の時代。
自由な時代なんです。

その中で、自分を磨き、輝かす。

それが、できる時代です。

ですから、悲劇のヒロインは、もう時代遅れ、
バージョンアップの時期なんですよ。

今は、
女性が社会に出て、バリバリやる時代。

悲劇にしてるのは、自分自身です。

自身で決めてるから、そうなる。

だから、自身で、決める。

楽しい人生にする。

「感動物語の主人公」になる。

「悲劇」は、「感動物語」に変えられる。

谷ばかりじゃない。
山も作る。

そんな人生にする。

「悲劇」を「感動物語」にする。

大丈夫!
今からでも、十分間に合う。

身体が尽きるまで、山に向かって歩いてゆきましょう。(^_^)

王様のデザート

2016-01-30 15:27:11 | 物語
「王様のデザート」


ある王様が自分のシェフに命令しました。
「今まで食べたことがないおいしいデザートを作れ」と。

シェフは試行錯誤を繰り返してデザートを作り上げると、
それを王様に献上しました。

それは大変すばらしい味で、
王様は

「こんなもの食べたことがない!」

と大声で叫び、喜びました。

いい香りが当たり地面に広がり、
町中のネズミが、次から次に宮殿に集まってきました。

宮殿の中はネズミだらけになりました。

テーブルやカーテンの下からも出てくるし、
王様のヒゲに飛びついてくるネズミにもいました。

王様はたまらず議会を招集し、

将軍や大臣など、あらゆる家来に

「このネズミをなんとかしろ」

と命じました。

家来たちは1つの解決策を提案します。

「王様、国中のすべてのネコを集めて宮殿に放し、ネズミを駆除しましょう」

王様もその意見に賛同し、
すぐに国中のネコを集める命令を出しました。

ネコを見たネズミは宮殿から逃げていきました。

しかし今度は、
宮殿全体がネコで溢れました。

王様がたまらず言ました。

「議会を招集しろ!」

そこで家来たちは、再び王様に新たな解決策を提案しました。

「今度は国中のイヌを集めましょう。
ネコはイヌが嫌いですから」

王様は兵士たちに、
すぐに国中のイヌを集めるように命令しました。

ネコたちは逃げて行きましたが、

今度は犬だらけになり、

宮殿はまたまた大混乱になりました。

困った王様がまた議会を招集すると、家来たちがいました。

「国中のトラを集めましょう」
と。

イヌは逃げ、
宮殿中はトラだらけになりました。

とても危険な状況で、
誰も部屋から出ることができなくなりました。

王様は、また議会を招集しました。

家来たちは

「ゾウにしましょう!
ゾウはトラはどうを怖がりますから」

と提案しました。

その結果、
トラはいなくなりましたが、

ゾウだらけになった宮殿の至るところに
ゾウのフンが転がりました。

「ひどい匂いだ。なんとかしろ!」

王様は家来たちに命じ、
また議会が招集されました。

家来たちは王様にいました。

「ネズミを集めましょう。
ゾウはネズミを恐れますから」

こうして、
再び宮殿の中はたくさんのネズミで溢れ、
状況はまた振り出しに戻りました。

そのとき、
王様はようやく気づきます。

「私はデザートを食べたいと思う貪欲さを持ったせいで、
こんなことになってしまったのだ」

と。

デザートがなくなり、

いい香りがしなくなると、
宮殿にようやく平和が訪れました。


(おしまい)

この話からは、王様自身の問題を作り出しているにも関わらず、
その解決策に追われていると言うことを学べます。

実は今、
こんな事は世界中で起こっているのです。

問題が生じたとき、人はその場しのぎの対処をしがちです。

でも、本当にその方法で良くなるのでしょうか?

問題の本質を理解せずに対処すると、
かえって一層の混乱と、

たくさんの時間や資源の浪費につながってしまうことに、

私たちは気づかなければなりません。


(「みやざき中央新聞」プレム・ラワットさんより)

根本解決に向かうのは、少し時間がかかりますが、
必ず解決する方向に向かっているので、大丈夫!だと私は思ってます。

北の大地の水族館物語

2016-01-28 18:54:02 | 物語
「北の大地の水族館」


車中でラジオを聴いていたら、「NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」
理事長、中村大さんが出演していた。

あまり面白さに、耳をそばだてた。

中村さんは、観光業だけでなく
日本初の
「水族館プロデューサー業界」も手がけている。

特に興味深いのが
「北の大地水族館」(北海道北見市)の激的改革のエピソード。

2010年5月、北海道北見市役所留辺蘂総合支所主幹の若林さんからメールが届いた。

「町にある水族館をリニューアルしたいのですが…」

空港から1時間半の距離。

巨大な道の駅の敷地内にあるその水族館は、ほとんど存在感をしなっていた。

1人も来館者がいない日がありますと若林さん。

飼育員はたった1人、工業高校出たばかりの佐藤君。

彼が「リニューアルはこの人に」と中村さんを指名したのだった。

中村さんは北見市を訪れた。

町の商店街を通ったとき、絶句した。

どこまでも続くシャッター街。

まるで西部劇に出てくるゴーストタウンのようだった。

中村さんは若林さんに言った。

「無理です。やめたほうがいい。
2億5000万円予算なんて、
いくらなんでも安すぎる」

「しかし、もうやる事は決定済みなんです。
水族館のリニューアルを町の活性化につなげたいんです」

と若林さん。

町は寂れている。

その街から半ば見捨てられたような水族館。

しかも、その水族館にスターになるような生き物はいない。

リニューアルをやろうにも予算が少な過ぎる。

まったく素人の若林さんと、たった1人の飼育員・佐藤くんのこれからの日々は思いやられた。

だが、若林さんの最後の言葉が中村さんの心に突き刺さった。

「水族館のリニューアルを町の活性化につなげたいんです」ー。

まちづくりは中村さんのライフワークだった。

受けるべきか断るべきか、中村さんの心は揺れに揺れた。

しかし、もう乗り掛かった船、見捨てる事は出来なかった。

最後は「自分しかいない」という、根拠のない使命感だけが
中村さんを動かした。

お金はない、
スターになる生き物はいない、

街に人がいない、
街に観光の目玉がない、

そして寒い…

まさに弱点だらけの崖っぷちからの出発だった。

必死にもがく中、やっと強みが見つかった。

それは豊富な地下水だった。

そこから安い費用で大水槽の建設と、

「ここで1メートル超のイトウを何十匹も泳がせたら、
壮観で見応えのある水塊になる」

という具体的なイメージが見えてきた。

屋外に穴を掘り、水槽を作った。

スタッフや住民参加の手作りだった。

そこにはこの水族館の1番の弱点である

「貧乏」

を武器にして
マスコミにアピールする

「貧乏水族館奮闘記」

のドラマ作りをしようという中村さんの狙いがあった。

北海道の強烈な冬の寒さで、水槽にも分厚い氷が張った。

すると

「氷の下の魚はどうしているのか。それを見たい」

という

大人の好奇心をくすぐる世界初の「凍る水槽」

ができた。

その珍しい光景見たさに、
毎年いくつかのテレビ局が取材に来た。

「凍った」というニュースが流れるたびに来場者が増えた。

「弱点を克服するには、

お金と時間、大変な努力がいる。

だから逆に、

楽な方法でカバーしたり、武器にすることを考えていく。

極め付きの弱点は、

他では真似できない

個性や魅力、

面白さにつながる」

と中村さん。


1連のドラマ作りとPR作戦が功を奏し、
2012年7月のリニューアルオープン後1年間で、以前の15倍の集客を実現した。

3年目からは旅行業者の団体ツアーも生まれるようになり、

地元経済への波及効果は43億円になった。

ギリギリの状況に自分を追い込み、常識を疑いながら、

「お客さんが本当に求めているもの」

を探り続ける中村さん。

今まで
「弱み」だったものを
一気に
「強み」に変えていく逆転の発想の物語が面白い。

また1人、じっくり直に話を聴いてみたい人が見つかった。


(「みやざき中央新聞」西さん社説より)


弱点は、個性!
これからは、そんな時代。(^_^)