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恋愛に悩める人へ

2020-02-03 12:50:00 | 恋愛

恋愛に悩める人へ


女性のご相談者のほとんどが、恋愛や結婚に関するお悩みを胸に秘めて、

私のところにお見えになります。

そういう方はたいてい、

「恋愛しても長続きしない」

「結婚がしたいのに、家庭のある男性ばかりとお付き合いしてしまう」

「好きになった人に振り向いてもらえない」

といった、「恋愛がうまくいかない」という悩みを持っていらっしゃるか、

または、

「いまの彼と別れたほうがいいか」

「離婚をしたいけれど、別れても大丈夫か」

といった、「別れ」にまつわるご相談をされます。

まず、

私自身が琉球神道の流れをくむユタであることから、

こうしたお悩みに対する基本的な立ち位置からお話しします。

琉球神道の祖先信仰の考え方から、子孫繁栄ということが人間の生き方としての優先順位にあがってきます。

つまり、「平凡な家庭を持つ」ということをベースとして考える、ということです。

女性の人生の選択肢が多様化しした今いま、少し古めかしい価値観のように思われるかもしれませんが、

そうした平々凡々とした幸せを目指すことが人としての幸せである、というのが私の神様たちの考え方なのです。

ですから、家庭のある男性との関係や、家庭的とは言えない男性、例えば、無職でブラブラしている、仕事が長続きしない、といったお相手との関係には厳しいアドバイスをすることも少なくありません。

もちろん、そういう関係であっても縁が深い男女がいます。

しかし、現実的に、男性が家族と別れる可能性が極めて低いのもまた、事実であったりします。

けれど、不倫の悩みは、いつの世も決してなくならないものです。

それは、女性が求める理想の男性像が、非常に「完成度の高い男性だ」ということも少な少なからず影響しているからです。

家庭がある男性は、たいていとても優しい。

そもそも、「自分には家庭がある」という引け目がありますし、

結婚生活を経験し子育ても経験している人には、そうでない男性に比べると包容力や忍耐力が備わっています。

社会的な地位があれば、若い男性が叶わないほどに洗練されたデートを演出することもできるでしょう。

そうした「高い経験値を持つ既婚男性だからこそ持っている素質」に、女性たちが魅力を感じる。

だから、世の中から不倫がなくならないのでしょう。

「じゃぁ、そういう相手と、なぜ出会ってしまうのか?」

と思われますよね。

人生は選択によって創られています。

そして、その人とお付き合いするかどうかを選択したのは、

ほかならぬ、

あなた自身です。


そもそも、人生において恋愛に限らず、「出会わないほうがよかった」という出会いはありません。

嫌な思いをするなど、不愉快な経験で終わる人間関係もありますが、

それもまた、必要な経験であり、そこから学んだことは多々あるはずです。

そうした経験があるからこそ、「いま」の自分が創られているのです。

ですから、「出会い」そのものには、問題もなければ、出会うことに理由もないのです。

強いて理由を挙げるなら、経験を積むため、学ぶためのものだということです。

その「出会い」から、ふたりの関係をどういうものにしていくのかは、当事者同士の選択なのです。

「運命」という名のエスカレーターがあって、
自動的に未来へと運ばれていくわけではないのです。

お付き合いの先に、「結婚」と言う選択をするのもまた、本人同士の選択ですし、

「お付き合いをしない」という選択をすることも、あなた自身に許されていることなのです。


恋愛中のお悩みがある一方で、「別れ」についてご相談される女性たちは、

ほとんどの場合、すでにご自分のなかに答えを持っていらっしゃいます。

「別れたいし、別れたほうがいいのはわかり切っている」

と自分で結論を出しています。

ただ、私の背中を押してほしい。

そして、

「この人と別れたら、次の恋人は見つからないんじゃないか」

という最後の迷い、執着をふっきるための助言が欲しいのです。

ですから、

「次のお相手は、同い年の人ですね」

と鑑定をすると、パッと明るい表情になられます。

そして、ほとんどの方がその瞬間に、

「帰ったら、すぐに別れを告げよう」

と決意しています。


こうした別れの決断をすることは、ひとつの学びの終わりであり、自分自身の成長でもあるのです。

ですから、いま、「恋愛について悩んでいる」という方は、

何かを学び、経験している最中でもあるのです。

つらい経験をされているかもしれませんが、

その経験は、あなたの本当の幸せを実現するためのステップなのだと思って、

つらい気持ちに負けずにいてくださいね。


(「ウスリの心でいまを生きよう」(光文社)沖縄のユタ 照屋全明さんより)

添い遂げるほどの相手ではない恋愛

2020-02-02 23:29:00 | 恋愛

添い遂げるほどの相手ではない恋愛


沖縄の大学院で学ぶ、まだ20代半ばのこの女性が鑑定にいらしたとき、最初に私がお伝えしたのは、

「運転に気をつけてください。

あなた、最近、軽いけど何度か事故起こってるでしょう?

あなた、乗り物注意だからね」

ということでした。

「そ、そうなんです」

と大変、ビックリされていましたが、ご本人の胸を占めている恋愛のお悩み以上に、

彼女に注意が必要なのは、乗り物による事故、だったのです。

恋愛や仕事、進路など、人生の大きなテーマに悩んでいるようなとき、

人は小さなアクシデントを見逃してしまいがちです。

とくに、たびたび、続くようなときは、

「たいしたことないから」

と受け流すのではなく、

「この程度で済んでよかった」

と受け止めて、きちんと注意を払うように生活を見直してください。

小さなアクシデントは、警告や注意喚起として起きている場合もあるのです。


さて、話を本題に戻しましょう。

鑑定をすると彼女の交際相手が、とても気立てのいい青年であることはよくわかりました。

しかし、どうもバイタリティーに欠けていて、「自分がこんなふうに生きたい」という夢や目標もなく、

ただ、彼女に「くっついて」いるだけなのです。

この青年もまだ20代と若いのですから、自分の将来についても、いろいろと考えることが必要な年頃です。

でも、

「とりあえず仕事をしているし。彼女もいるし」

というような、フワフワとした生き方をしているのです。

「彼には人生の修行が必要ですね。

そして、残酷なことを言うようだけど、彼が夢や目標を持って、それを叶えない限り、

あなたたちにはゴールインはない。

あなたは、お付き合いをしながらお互いを高めあえる関係を求めているからね」

と伝えると、「その通りです」と言いいつつも、しょんぼりしていました。

「あなた、勉強したいことがあるんでしょう?」

と尋ねると、彼女は自分の夢を語ってくれました。

「あなたが学びたいことを学んでいこうとすればするほど、

彼の存在が重くなってしまって、あなたは鎖に繋がれたような気分になってしまうんですね。

彼は優しくていいコ。

でもね、いまのままの彼じゃ、添い遂げるご縁になれない。

すぐに別れて、ということじゃないけど、

彼が変わらないとご縁を結べない。

いま、そういう関係になってしまっているんですよ」

すると、彼女は、

「わかります。彼は私が沖縄の大学院に行くと言ったら、『自分も行く』と沖縄に引っ越したんです。

一緒に来てくれたのは嬉しいし、彼はいま、沖縄で仕事もしてるんですけど、

本当にそれでいいの?

って思っていたんです。

私の人生に付き合っているだけじゃないのかって」

と打ち明けてくれました。


若いカップルの場合、このようにお互いの夢や目標の温度差や、すれ違いが恋愛に影を落とすことがままあります。

出会ったときはつり合いが取れていても、精神的に大きく成長する年代ですので、

彼と彼女の成長の度合いが年々、開いてしまうのです。

とくに真面目で勤勉な女性ほど、男性よりも「しっかり」していきます。

若い男性で、性格的に優しく、自分にこれといった目標がないと、

彼女の人生に寄り添うことがいつの間にか「自分の夢」のようになってしまうのです。

「彼がね、目標持って、それに向かって頑張っているようになれば、

ふたりのご縁も変われる可能性はある。

けれど、変わるのは彼自身の問題だし、努力が必要なことだからね」

と伝えると、

「彼に、照屋先生がそうおっしゃっていたことを伝えます」

と言って帰られていきました。


ご縁があって出会ってお付き合いを始めたふたりが、その後、このような悩みに直面することも、じつはさほど珍しいことではありません。

恋愛関係になると、とくに女性はその先の「将来」を具体的に考えるようになりますが、

そのときも、「考える」頻度や内容、具体性に関しても、

男女の間で温度差が出てしまいがちなのです。

すると、次第に歩いている道がずれてきて、

気がつくと別々の道を歩いて行くようになってしまうのです。

このご相談者のように、男性の方に「変わる必要」がある場合もあります。

女性はどんなに努力をしても、たとえ恋人であっても、人の生き方を「変えさせる」ことはできません。

本人が、

「このままではいけない。変わろう。変わりたい」

と決心しなければ、人は変われないのです。

ですから相手に「変わってほしい」という時pときは、

「こういうふうにして」

と頼んだり、お願いしたりするのではなく、

自分の意思で「変わろう」と思えるように

「仕向けてあげる」ことが必要となります。

変わる、という決意も、どのように「変わろう」とするのかも、

すべて自分の意思で決めてもらうのです。

もちろん、簡単なことではありませんから、

失敗することもあります。

冷たい言い方かもしれませんが、

たとえ恋人であれ、配偶者であれ、

一心同体ではありません。

変われないのは、一人ひとりの「個人」の問題なのです。


(「ウスリの心でいまを生きよう」(光文社)沖縄のユタ 照屋全明さんより)